サザンカの宿

登場人物:ろば太(夫)、せんた君(妻、趣味「洗濯」)、感謝くん(双子娘A、癇癪持ち)、めん・たい子(双子娘B、食欲旺盛)

へい毎度! 分からず屋でございやす。

2005年11月30日 | 子育て進行形
感謝くん
「感謝くんさあ、
 冬が一番すきなんだ。」

ろば太
「へえ、どうして?」

感謝くん
「だってさあ、
 冬ってあったかいでしょ?」

ろば太
「へえ?
 どういうこと?」

感謝くん
「コタツとか、
 ストーブとか、あるでしょ?」

ろば太
「ふん、ふん。
 他には?」

感謝くん
「お茶とか、
 お味噌汁とか。」

ろば太
「なんか、冬しか、
 味噌汁、作んないみたいじゃない?」

感謝くん
「違うんだけど、分かんないかなあ、
 もう、冷たいおとさんだなあ。」

ろば太
「なんか、
 話が通じてんのかどうなのか、
 分かんないときあるよなあ。
 ふふふ。」

感謝くん
「うわ、あっつい。
 このお味噌汁、
 熱くて飲めないや。」

ろば太
「氷でも入れようか?」

感謝くん
「だめだよ、
 そんなことしたら、
 ・・・
 氷が熱くなっちゃうでしょ!
 おとさんは、
 分かってないなあ。」

青春ドラマ、夕日が丘のメロンパン

2005年11月29日 | 子育て進行形
寄り道せずに、
今日もまっすぐ家に帰るろば太。

せんた君
「あ、ろばちゃん、
 ストーブの火つけといたから、
 メロンパンお願いね。」

ろば太家のメイン暖房は、
なんと薪ストーブ。

しかも、
2段に分かれた上の段に火をくべて
下の段をオーブンとして使うという
優れモノである。

このオーブンで焼いたメロンパンは、
非常に評判がよく、
お菓子にうるさいせんた君や、
お菓子お菓子とうるさいめん・たい子から
・・・
「本物のメロンよりおいしいよ。」
との嘆息がもれるほどの絶品なのである。

ろば太
「よーし、わかった。
 つらい道のりだが、
 俺に食らい付いて来い。
 行くぞ!」

外側のクッキー生地を作るため、
100円ショップで買った重量計を探すろば太。

ろば太
「おい、ハカリはどうした?」

せんた君
「落として、
 針が取れちゃったんだけど、
 針なしでも使う?」

ろば太
「馬鹿なこと言うんじゃない。
 どうしようもないだろ?
 もう、くよくよするな。
 行くぞ。」

せんた君
「やっぱり、
 100円ショップのじゃダメなのかしら。」

ろば太
「いくら立派な大学出て、
 高級なハカリを買ったって、
 落として針がとれたら同じじゃないか、
 しようがねえなあ、コイツー!」

ワイフとの小粋な会話を楽しみながら更けていく
メロンパンの夕べ2005。

気分が盛り上がるのにあわせて、
ストーブの温度を徐々に上げていくろば太。

100度、110度、120度。

今年の薪はよく乾燥していて、
温度調節は着の身着のまま思いのまんまだ。

130度、140度、150度、
160度、、、えーい!

ろば太
「おい、みてくれ、せんた君。
 新記録、170度だ。
 だいぶ部屋の中も暑くなってきた。
 燃えてきた燃えてきたぞぉ、
 ウーラウラウラウラー!
 よーし、下着1枚になって、
 一気に仕上げだ!
 そりゃそりゃそりゃー。
 どうだあ、
 よーし、完成だ!」

(ぐったりした顔で、
 2階から降りてくる双子姫。)

感謝くん、めん・たい子
「おとさん、暑いよー。」

ろば太
「やあ、ふたりとも!
 風邪ひいて2階で寝てたんだな?
 元気になったか?
 丁度よかった。
 食べたがってたメロンパンが出来たぞ。
 どうだ、おいしそうだろ?
 アツアツのうちに、食べよう!
 これで、風邪なんて吹っ飛んじゃうぞ。」

せんた君
「大変よ、ろば太さん。
 家の中の温度、
 32度になってるわ。
 今年の最高記録よ。」

感謝くん
「おとさん、何か冷たいものちょうだい。」

めん・たい子
「おとさん、き、きもちわるいよお。
 お水でいいから、
 なにか、つ、冷たいものを、、、
 ・・・
 ガクリ。」

せんた君
「みんな食欲ないから、
 今日は軽くそうめんにしようか?」

感謝くん
「ふあーい。
 でも、すこしでいいからね。」

めん・たい子
「かき氷なら食べられるかも、、、。」

ろば太
「な、なんだよ。
 メロンパンどうすんだよ。
 焼きたてがおいしいんだよ。
 冷えたらカメの甲羅みたいに
 硬くなっちゃうじゃないか。
 バター風味のカメなんて食べたいか?
 メロンの方がいいだろ? 
 みんなも下着一枚になれよ。
 裸になれよ。
 そうしたら今、食べられるじゃないか。
 ・・・
 なあ、
 メロンパンの気持ち、
 考えてやれよ。」

完成するのか、いろは歌留多(日曜特別版)

2005年11月27日 | 双子姫作品集
冬休みに遊ぶための
いろはガルタ製作に取り掛かり始めたば太一家。

本日は、
第1回目の企画会議を行い、
以下の文章を候補として残すことを約し散会した。


『い』 「いつも歩けば、少しは、やせる。」
    (感謝くんが、せんた君に対して。)

『い』 「胃が重い、おかあさん。」
    (せんた君、食後の作品。)

『ろ』 「露天風呂では、気を付けて」
    (めん・たい子作。具体的に何を指すかは不明。)

『ろ』 「碌でもないのに、高過ぎる。」
    (せんた君宛て通販が届いた後のせんた君の作品。)

『は』 「歯が抜けると、おしりも抜ける。」
    (2本目の歯が抜けた日のめん・たい子の作品。
     パンツは、自分で洗えよ、たいちゃん!)

『に』 「日記を書いたら、それはウソ。」
    (幼稚園との連絡ノートを見てのろば太の作品。)

『ほ』 「ほっといたら、くさる。」
    (せんた君作。具体的な場面状況失念。)

『へ』 「変な大人が二人。」
    (感謝くん、家の中を見回しての弁。)

『お』 「おしりから出たマコト」
    (めん・たい子、取り込み中の会心の作。)

『ふ』 「フード被る人、みんな悪い人」
    (ニュースを聞いた後だったか、作者は感謝くん。)

『あ』 「あんまり誉めると、それはウソ」
    (ろば太が何か言った後で、めん・たい子が呟いた言葉。)

それじゃ、
次の企画会議まで!

ところで、別れた夫婦って?

2005年11月26日 | 子育て進行形
子供の歯磨き仕上げは、
やっぱり頼りになるおとさんのお仕事。

ろば太
「はい、『ア』の次は、
 『イ』のお口にしてくださーい。」

めん・たい子
「はーい。
 あのさあ、おとさん、
 たいちゃんね、
 フーフだけよりも、、、。」

ろば太
「たいちゃん、
 しゃべってると、
 歯磨きできなくなっちゃうよ。」

めん・たい子
「え、たいちゃん、
 『イ』のお口のままだよ。」

ろば太
「え、どれ?」

『イ』の形のまま、
口を動かさずに話をするめん・たい子
「ね、歯とか動いてないでしょ?」

ろば太
「うわっ、すごい。
 腹話術士になれるよ、たいちゃん。
 ね、ね、
 おとさんが何か聞くから、
 口動かなさないで答えてみて。
 ・・・
 やあ、こんにちは。」

『イ』の口をしたままのめん・たい子
「やあ、こんにちは。」

ろば太
「す、すごーい。
 なんか、しゃべって、しゃべって。」

めん・たい子
「たいちゃんは、
 わかれたふーふがいい!」

ろば太
「すごいよ、全然、口動いてないよ。
 え?
 何て言ったの、今?」

めん・たい子
「わかれたふーふのほうがすき。」

ろば太
「ドキッ!
 おとさんとおかさんのこと?
 ちょっと、
 お口動かして普通に言ってみな?」

めん・たい子
「ワカメとトーフの方が好き、
 って言ったんだよ。
 今日のお味噌汁のこと。
 でもオとかトとか、
 マミムメモは難しいんだよね。」

ろば太
「驚いたなあ、
 何か才能があると思ったら、
 やっぱり、、、。」

めん・たい子
「やっぱり、のパも難しいんだよ。
 パピプペポとかバビブベボとか。」

ろば太
「たいちゃん、
 ・・・
 相当、練習してたんだね?」

西洋文明に熟知した才女でございます。

2005年11月25日 | 子育て進行形
チーズも好きなめん・たい子。
ネットでフランスから取り寄せた
本物ブリーの白カビチーズを知って以来、
4個100円の○○チーズには興味を示さない。

めん・たい子
「おとさん、
 ブリーないの?」

ろば太
「通な人みたいだね、その聞き方。
 安チーズはいらないんだ?」

めん・たい子
「本物の方がいいもーん。」

ろば太
「じゃあ、せっかくだから、
 フランス語の勉強して、
 本場フランスに食べに行くか?」

めん・たい子
「いえーい、やるやるー。」

ろば太
「語学の前に、基礎知識っと。
 たいちゃん、あのね、
 フランスっていう国では、
 お家の中でも、
 靴を脱がないんだよ。
 びっくりでしょ?
 靴履いたまま、
 家の中に入るんだよ。」

めん・たい子
「ふーん。
 それで?」

ろば太
「あれ、びっくりしないの?
 たいちゃん、外国に行ったことないよね?
 ジイとバアの家のテレビで見たのかな?」

めん・たい子
「ううん。
 みたことないよ。」

ろば太
「な、なんで、
 靴履いたままだっていうのに、
 驚かないの?
 なんで?」

めん・たい子
「だって、
 ・・・
 『しまむら』だって『コープマート』だって、
 靴なんて脱がないでしょ。」


重すぎる課題

2005年11月24日 | 子育て進行形
気が付くと100円ショップの
おもちゃコーナーにいるろば太。

ろば太
「あれ、なんでここにいるんだろ。
 思い出せないけど、まあ、何かのお導きか、、、。
 へえ、こんな木製パズルも100円なんだ。
 あ、『頭の体操』シリーズって書いてあるぞ。
 最近、忘れっぽくなってるし、
 双子姫から、
 なんかオモチャ買ってってせがまれてるし、
 一石二鳥だね。
 よーし、この立方体のパズルにしよーっと。」

(帰宅後)

ろば太
「おーい、お土産だよ。」

(並んで待つ3人)

ろば太
「はい、コレ。」

せんた君
「何?」

ろば太
「『頭の体操』」

感謝くん、めん・たい子
「わーい、わーい。
 何だろう、コレ?
 ね、おとさん、
 今すぐ開けていい?」

ろば太
「ああ、いいよ。
 でもちょっと難しいからね。
 分からなくなったら、
 おとさんのこと呼んでね。」

感謝くん、めん・たい子
「はーい。」

(10分後)

感謝くん
「おとさん、こっち来てー。」

ろば太
「ほーい。
 難しいでしょ、そのパズル。
 でも、そうやって、いろいろ考えることが、
 頭の体操になるんだねー。
 どれどれ、
 どこまで進んだのかな?」

感謝くん
「・・・
 袋、開けられないんだ。」


み、見破られた。

2005年11月23日 | 子育て進行形
めん・たい子
「おかさんて、
 鬼かい?」

感謝くん
「そうだよ。」

ろば太
「すぐ怒るからね。
 恐いよね?」

めん・たい子
「ん?
 おかさん、お二階なんでしょ?」

感謝くん
「そうだって言ってるでしょ。」

めん・たい子
「だって、おとさんが、
 何か違うこと言ってたような、、、。」

ろば太
「え?
 確かにお二階にいるよ、
 って言ったんだよ。
 ははは、
 ね、ねえ、感謝くん?」

感謝くん
「そうだよ。
 ・・・
 でも、心の中は違うと思う。」


♪もしもピアノが弾けたなら♪(by西田敏行)

2005年11月22日 | 子育て進行形
感謝くん
「あ、おとさん、
 フルート出してきたんだ。
 もう、冬になるんだね。」

結婚前まで、
某市市民オーケストラに所属していたろば太。
フルートの腕前は、指導員クラス
と自己評価は高い。

しかし、
会社勤めをしていたせんた君と
何故か結婚することになり、
せんた君の弁当作りやら、
アイロン掛けやら、
家事全般に時間を奪われ、
知らぬ間に退団扱いとなってしまったのだった。

3年前にせんた君がリストラされて以降、
徐々に家事の分業が進み、
ろば太のフルート練習が
再開されるようになった。

もっとも、
春から秋にかけては、
畑仕事、庭仕事が忙しく、
専ら冬のみの練習である。

ろば太の華麗なる音色が、
家の隅々に染みわたっていく。
冬の妖精が眠りから目を覚すようにゆっくりと、
・・・
ろば太家、冬の風物詩である。

めん・たい子
「おとさん、
 ヘビ来ちゃうからやめてよ。」

ろば太
「おいおい、
 そりゃないぜーだよ。
 シーズン初めは、
 どうしても高音部の響きが良く無いからね。
 レッドスネークカモンカモンみたいだね。
 ま、舞台に上がるわけじゃないから、
 気楽にやろーっと。」

せんた君
「6月に発表会あるからね。」

ろば太
「何のこと?」

せんた君
「実家に帰った時だけ、
 ピアノ教室に通ってるでしょ。
 そのピアノ発表会6月にあるんだって。」

ろば太
「ボクに関係ないでしょ?
 ピアノ習ってないし。」

せんた君
「主人、フルートの名手なんです、
 っていったら、
 是非、家族で出てください、
 って言われたのよ。」

ろば太
「えー、そんな急に。」

せんた君
「急じゃないわよ。
 6月だもん。
 フルート歴15年なんでしょ。」

15年に間違いはない。
ただ、
年に2度しか吹かなかった年もあるのだ。
どうするろば太。
正直に土下座して謝るか、
見栄を張って6月まで猛練習をして乗り切るか。

ろば太
「はいはい、
 わかりました6月ですね。
 出演を承諾してさしあげましょう。
 で、曲は、何でもよろしいかな?
 『白い恋人たち』なんていかがでしょうな。
 ほら、あの、
 『冬のソナタ』オリジナル版の、
 並木道の平均台シーンで、
 バックにかかっていた曲。
 ♪たらららララらーん♪」

せんた君
「それもいいわねえ。
 でも、子ども達と一緒に演奏するから、
 曲は、『いぬのおまわりさん』よ。」

ろば太
「えー!!」

感謝くん
「じゃ、わたしは、歌にするー。
 おおっきな声で歌うわよ。」

めん・たい子
「ずるーい。
 だったら、わたし小太鼓やるー。
 わたしが、
 ぼんぼんぼんぼんってやってから、
 ♪まいごのまいごの♪って歌ってね。」

せんた君
「それじゃあ、
 おかさんは、
 指揮者になってあげるわ。
 よーく、見てるのよ。
 さん、はい、って合図してから歌うのよ。
 ちょっと、練習してみる?
 いち、にー、さん、はいっ!」

4人
♪迷子の迷子の子猫ちゃん♪

ろば太
「なんで、
 ピアノ教室の発表会で、
 誰もピアノ弾かないの?」

「家」について(ブログ版のみ)

2005年11月21日 | 「家」について
ろば太家は、築3年目。
○○建築賞を受賞した有名建築家によるデザインである。

ろば太
「この家を建ててくれた@@工務店から、
 『家』のことで何か書いてくれって言われてるんだ。
 どうする?」

せんた君
「そんなの簡単よ。
 私が、正直な気持ちを書いてあげるわ。」

(さらさらさら、、、)
-『こんな家になると思いませんでした。
  (涙、涙、、、。)』-

ろば太
「え? 感じ悪いよ、そんなこと書いたら。
 補修とか建替の時、
 柱1本抜かれちゃうかもしんないよ。」

せんた君
「違うのよ、
 こんな素晴らしい家になるとは思わなかった。
 うれし涙が止まりませんってことよ。」

ろば太
「そう書けばいいじゃないか。
 勘違いするでしょ?」

-『クーラーも、テレビも、壁紙も、個室も無くて、
  本当に感謝してます。』-

ろば太
「まずいよ、コレ。
 社長の奥さんに、
 身体がしびれるハーブティーとか飲まされちゃうぞ。」

せんた君
「違うわよ、
 夏でもクーラーなしで過ごせるぐらい涼しいし、
 珪藻土だから薬漬けの壁紙もない、
 テレビなしでも飽きない、
 個室がないから家族バラバラにならない、
 ああホントにありがたや、ありがたや、チーン。
 そういうことよ。」

ろば太
「どうも嘘っぽいな。」

せんた君
「本気の本気で感謝してるのよ。
 壁をワザワザ取っ払った部屋があるでしょ、
 あそこで雨風にさらされながらする食事って、
 スリリングで楽しいわよね。
 もう、最高にエキササイズ!」

ろば太
「エキサイティングだろ!
 何だい、その壁のない部屋って?
 デッキのことかい?」

せんた君
「他にも優れものがあるわよ。
 トイレが半畳分しかないんだから。
 もう、呆れるくらいに便利よ。
建築家△△さんの、苦肉の策ね。」

ろば太
「おいおい、苦心作だろ?
 うーん、それも設計の妙というか、
 家族の動線から言えば最高の出来なんだけど、
 よーし、これはもう、
 この家に来て自分の目で確かめてもらうしかないね。」

せんた君
「いいわよ。
 そんなに言うんなら、見に来てもらいましょう。
 ローン地獄に苦しんでるけど、
 タダで見せてあげるわ。
 いい根性してるじゃない。
 @@工務店の責任者連れて来てみなさいよ。
 本当に素晴らしい家なんだから。
 ウソじゃないんだから、
 ホントなんだから、
 もう、うぇーん。」

ろば太
「コラ、泣くな!」


※ろば太家に来ないと、
 今日の内容は分からないでしょうね?
 興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
 今なら好きなだけ「焼きリンゴ」が食べられますよ。

とにかく、君のせいだ!

2005年11月20日 | 子育て進行形
(朝方のこと、、、。)

感謝くんの寝言
「(むにゃむにゃ)
 たいちゃんだ。
 うふふふふ。」

せんた君
「今の笑い声聞いた?
 何の夢見てるのかしら。
 とっても楽しそうね。」

ろば太
「ん?
 どこのカワイ子ちゃんかと思ったら、
 感謝くんの寝言だったのか。
 夢の中でも2人で遊んでるんだね、きっと。
 やっぱり双子は仲がいいね。」

(起床後)

せんた君
「感謝くん?
 何か面白い夢見てたでしょ?
 たいちゃんと何して遊んでたの?」

感謝くん
「ん?
 遊んでなんかいないよ。」

ろば太
「だって、
 『たいちゃんだ、うふふ。』
 ってとっても楽しそうだったわよ。」

感謝くん
「ああ、鉄棒の夢ね。
 幼稚園のみんなで鉄棒してたの。」

せんた君
「ふーん。
 で、たいちゃんがどうかしたの?」

感謝くん
「一人だけ逆上がりできなかったの。」

せんた君
「なんで、それで、うふふなの?」

感謝くん
「だって、
 感謝くんはできたんだよ。」

せんた君
「でも、
 たいちゃんはできないでいたんでしょ?」

感謝くん
「そうだよ。」

ろば太
「可哀想じゃないか。
 双子なんだから、
 どっちかができなかったら、
 どっちかが助ける。
 それを物笑いにするなんて、
 根性がさもしいぞ。」

感謝くん
「さもしいって?
 すごくおもしろいってこと?」

ろば太
「違うよ。
 様(さま)が悪(あ)しいって言ってね。
 えーと、
 見苦しいっていうこと。
 その、
 つまり良くないことなの!
 分かった?
 ・・・
 ゴメンネ、たいちゃん、
 気にしなくていいんだよ。
 逆上がりなんてさ、
 そのうち出来るようになるから。」

めん・たい子
「私、できるわよ。
 本当にできないのは、
 感謝くんの方よ。」

ろば太
「え、そうなの?」

感謝くん
「うん。
 昨日ね、
 たいちゃんに笑われたの。」

ろば太
「え?
 もう、コラ!
 ってどっちに怒ればいいんだ?
 やい、せんた君!
 なんで双子にしたんだ!」


おこさまのめのとどかないところに

2005年11月19日 | 欧州留学時代の御学友の皆様へ
英仏留学時代の御学友(日本人)との
同期会の話が進展中のろば太。

どうやら、
年明けに札幌市で開催されることになったらしい。

ろば太
「札幌だってさ、どうする?」

せんた君
「子ども置いてくかってこと?」

ろば太
「あ、せんた君も行くんだ、やっぱり。」

せんた君
「ろばちゃん欠席でも行くわよ。」

ろば太
「鼻息荒いね。
 そうか、、、。
 飛行機だと子ども料金取られるから、
 寝台列車で行こうか?」

せんた君
「いい考えねえ。
 あの北斗星っていう寝台特急って、
 レストランの評判もいいんでしょ?
 陸奥(みちのく)の雪景色をサカナに
 ワイン飲みながら行くなんてのもいいわね。」

ろば太
「よし、じゃあ、
 2月の計画表に書いておくよ。
 えーと、
 『かんしゃくんけいかく』欄に『しんだいしゃでアハハ』と、
 『めん・たいこけいかく』欄に『しんだいしゃでエヘヘ』、
 『おかさんけいかく』欄に、
 ・・・
 なんか一人一人書くの面倒だね、
 みんな一緒だから
 『家族』欄でも作ろうか。」

せんた君
「子ども達が分かるように、
 ひらがなで書いてあげてね。
 幼稚園の先生に教えてあげるんだってさ。」

ろば太
「了解」

2月の計画表
「『しんだいしゃでムフフ』
 ・・・
 『かぞくけいかく』欄」

今度は(?)、『おかしも』持って逃げましょう!

2005年11月18日 | 子育て進行形
めん・たい子
「おとさんさあ、
 『おかしも』って分かる?」

ろば太
「あ、
 バターサンド食べたくなったんでしょ?
 『お菓子もきっと
  私のこと好きだと思うの。
  うふふ』
 なんてこの前言ってたもんね。」

交差させた腕を
目の前に持ってくる感謝くん。

ろば太
「なんだ、変身かい?」

感謝くん
「ブぶー、はずれです、ってこと。」

めん・たい子
「『おかしも』っていうのは、
 『おさない、かけない、しゃべらない、もどらない』
 ってこと。」

せんた君
「幼稚園の避難訓練で習ったのよ。」

ろば太
「へえ、『おかしも』か。
 覚えやすいね。
 おとさん、初めて聞いたよ。
 今度、会社の社員提案で出してみよーっと、
 図書カードもらえるかもね。」

感謝くん
「あのー、
 ずーっと気になってるんだけどさあ。」

ろば太
「な、なーに?
 図書カード目当てに仕事してるわ、わけじゃないよ。」

感謝くん
「ううん、そうじゃなくって。
 おうちってさあ、
 最近ずーっと、
 ・・・
 火事になってないよね?」

そういうわけで、3人目は、、、。

2005年11月17日 | 子育て進行形
2人目の子どもが生まれるという友人と、
昼食を共にしてきたせんた君。

せんた君
「次は男の子なんだって。」

感謝くん
「何の話し?」

せんた君
「おかさんのお友達の話。
 夏にアキノちゃんっていう子と一緒に遊んだでしょ。
 アキノちゃんに弟が生まれるんだってさ。」

めん・たい子
「男の子1人だけなの?」

感謝くん
「1人しか生まれないの?」

せんた君
「普通は、1人なのよ。」

めん・たい子
「へえ、そうなんだ。」

ろば太
「感謝くんとめん・たい子は、
 妹とか弟、欲しい?」

めん・たい子
「うーん。
 女の子ちゃんならいい。」

感謝くん
「えー、私はやだー。」

せんた君
「どうして?」

感謝くん
「だって、おうちに赤ちゃん来たら、
 ・・・
 お茶碗足りなくなっちゃうもん。」


波及効果

2005年11月16日 | 子育て進行形
合気道の昇級(まだ白帯)試験を
今週金曜日に控えているろば太。

今回は、杖と剣の実技試験もあるため、
日課としている素振り各100回のメニューを
2倍の各200回に増量!することにした。
武道家ろば太に、『妥協』の文字は無い。

せんた君
「あ、ろばちゃん、
 悪いんだけど、
 うどん打ってくんない?
 お米なくなっちゃったし、
 寒くなってきたから、
 けんちんうどんにしようよ。」

ろば太
「あ、いいね、うどん。
 昨日から寝かせてあるからね。
 あとは、延ばして切るだけだから、簡単、簡単。
 でも、合気道の試験近いから、
 先に素振りしてからでいい?」

せんた君
「いいわよ。
 助かるわ、
 ろばちゃん合気道で体力ついたから、
 いつでもうどん打てるようになったもんねえー。
 合気道様様ね?
 ふふふ、
 試験がんばってね。」

ろば太
「はーい。」

(30分後)

ろば太
「・・398、399、、、。
 フー、400回っと。
 うぇー、いきなり倍にすると、
 やっぱり疲れるなあ。」

せんた君
「ろばちゃん、早く早く。
 けんちん汁は、準備完了。
 箸も並べ終わったわよ。」

ろば太
「なーに、
 うどんなんて簡単、簡単。
 延ばすの2分、切って1分、
 ゆで12分で、すぐにチュルチュル、だよ。
 ・・・
 どーれ、やるか。
 あ、あれれ。」

せんた君
「どうしたの?」

ろば太
「い、いや、
 なんでもないよ。
 ・・・
 ああ、あれれ?
 なんか、腕がプルプルして、
 麺棒にぎれないよ。
 わ、わー、だめだ、
 力が入らないよー。」

せんた君
「もう、何やってるのよ。
 お米もないのよ、今日は。
 どうするの?
 
 うーん、もういいわ!」

せんた君の手によって
食卓に並べられたのは、
熱々のけんちん汁と、
昨日食べ残したパンの耳、、、。

せんた君
「これからは、
 食事前の稽古、禁止よ!
 それに、、、
 どうせ鍛えるんなら、
 寝る前に家族全員の足裏マッサージをすること。
 分かった?」

感謝くん、めん・たい子
「やったあ」 


家族関係危機一髪ゲーム

2005年11月15日 | 子育て進行形
テレビ無しろば太一家の
夕食後の新・お楽しみゲームは、
『連想ゲーム』。

「赤いと言えば?」
「おいしいものと言えば?」
という初級コースからスタートして、
30分も経過すると、、、。

ろば太
「じゃあ、『ベロ』で思いつくものナーニ?」

4人(大声で)
「○×△□、だよー!」

ろば太
「じゃあ、順番に。」

めん・たい子
「やっこい(「やわらかい」のこと。)」

せんた君
「牛ターン!」

ろば太
「うっほーい、おとさんも牛タン」

感謝くん
「頭わるそうな人。
 だってベロ出してるとそうなんだもん。」

ろば太
「なーるほど、うまいねえ。
 でも、一緒だったのは、
 おとさんとおかさんだから、
 1ポイントずつね!
 よーし、
 おとさんこれで20ポイントだゾ。」

せんた君
「じゃあ、次のお題は、『悩み』。
 感謝くん、めん・たい子ちゃん、
 悩みって分かるよね。
 いい?
 よーし、せーの!」

4人(大声で)
「※△×※□☆、なんだもん!」

ろば太
「土地。
 東隣の土地買おうか迷ってるんだ、実は。」

せんた君
「命の電話相談。」

めん・たい子
「ぬり絵。
 だって、何色塗っていいか分からなくなるんだもん。」

感謝くん
「セロテープが無くなること。
 だって、おとさん、
 クリスマスまで買ってくれないんだもん。」

意外な本音が聞けて、
妙な盛り上がりをみせてくる連想ゲーム。

(さらに、1時間後)

せんた君
「じゃあ、次に『おとさん』と言えば?」

4人
「×○△□☆!」

せんた君
「下着裏返し。」

ろば太
「自転車。
 往復20キロの自転車通勤してるからね。」

めん・たい子
「たいちゃんの答えは、
 ・・・
 ステキ!」

ろば太
「いい答えだねえ、
 『おとさんと言えば、ステキ』か。
 もしかして、
 感謝くんと同じ答えかもね。
 さ、感謝くん、どうぞ。」

感謝くん
「うーん、
 おとさんか、、、
 うーん、うーん、
 ・・・」

ろば太
「何でもいいんだよ。
 夜中、おトイレに一緒に付いて行ったり、
 お相撲したりしてるじゃない?
 お休みの時は、
 お菓子とかパンとか作るでしょ?
 なーんでもいいんだから、ね、ね?」

感謝くん
「おとさんと言えば、
 うーん、うーん、
 ・・・
 だめだ。
 ・・・
 パス!」