映画鑑賞🎦 2024年6月 2本目 Total-18本 MOVIX京都にて・・・ 『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』
原題 The Unlikely Pilgrimage of Harold Fry(ハロルド・フライの有り得ない巡礼) イギリス制作
ハロルド・フライは、妻のモーリーンと二人で暮らす一見平穏な老夫婦。 そんなある日、ハロルドのもとに昔一緒にビール工場で働いていたクイーニーから手紙が届き、そこには、ホスピスにいて死期が近いとわかっているので別れの言葉が書かれていました。
返事を書きポストに投函しようと出かけたのですが、なかなか投函できずにふらりと立ち寄ったガソリンスタンドの売店でそんな話をしていると、若い女性店員から自分の叔母の話を聞かされ、「大事なのは信じる心よ」という言葉からクイーニーの入院するホスピス(800キロ離れた)目指して歩くことを決めました。 妻に電話で次のような伝言を頼んで・・・
「彼女を救いに行く。“私が歩く間生き続けろ。今回は失望させない”と伝えてくれ」と。
旅の途中でホスピスのシスターから嬉しい驚きの事実を聞くことに。 旅先からクイーニーに送られた絵はがきを読んで奇跡が起こっていると・・・ ハロルドがこんな無謀とも思える行動に出たのは、クイーニーに対する贖罪の意味があったのです。(息子デイヴィッドが自信を無くし首を吊って亡くなったあと、自暴自棄になり会社で不始末を犯したのを、彼女が身代わりになって退職していたからでした)
それにしても、人の心というものは????? ハロルドの自殺した息子は父親を蔑んでいました。 有名大学に合格したものの所詮は「井の中の蛙大海知らず」だったようですね。(冷たい言い方になりますが!?) 己を知ることは難しい!!
一歩踏み出したらもう片方の足を前に、その繰り返しで目的に向かって進むことができます。
途中心が折れそうになったハロルドでしたが、妻の後押しでクイーニーを見舞うことができました。