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風景居酒屋 ごじゃ満開

2011年03月11日14時46分、東日本大震災発生
(since 2007/8/15)。

3770)南部伊達ひと周り2025 ー3景目 大船渡線その3ー

2025年06月22日 | 岩手彷徨
 昨日(6月21日)は、今から77年前に初めてLPレコードがリリースされた日だそうです。LPというのは「ロング・プレーイング」の略で、片面23分の収録ができたのだそうです。だからカセットテープで両面46分という商品があったのですね。何十年も使っていて(今も時折テープを聴いています)初めて知りました。



 県南ひと周りの続きです。猊鼻渓駅で10名ほどを降ろした列車は進路を北から東に変えて柴宿駅に到着しました。1962(昭和37)年に開業した請願駅だそうで、県道19号線に隣接しています。まったく個人の見解ですが、「宿」という文字が付く地名にはひかれてしまいます。ここに旅人が集う宿が連なっていたのでしょうか。


(柴淑駅)

 柴宿駅から更に東へ進むと摺沢駅です。開業当時の終点はここ摺沢で、今年の開業100周年というのは一ノ関から摺沢までとなります。当初一ノ関から東進して気仙沼を経て大船渡を目指すはずだった大船渡線が摺沢を経由となったのは、摺沢出身の立憲政友会の政治家の力と言われています。


(摺沢駅)

 地図をご覧になればお分かりのとおり、摺沢まで来てしまったのであれば、大船渡市盛へはここから東へ向かい高田を経由するのが近道ですが、その後憲政会が総選挙で勝利すると、摺沢から千厩を経由する経路に再度変更されました。なので列車は南へ向かいます。

 そして到着したのが千厩駅、精一杯千厩の街に近づけようとしたという感じのする駅です。この千厩駅を起点に歩いたのは、もう5年半前なんですね。


(千厩駅)


(千厩駅構内を最後尾から)

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3769)南部伊達ひと周り2025 ー2景目 大船渡線その2ー

2025年06月21日 | 岩手彷徨
 物価高は色々な場で感じますが、コインパーキングの値上げは特にインパクトを感じます。盛岡駅近くのコインパーキングは2年ぐらい前は24時間700円だったと記憶していますが、その後800円・900円と上がり今では1,000円です。それでも満車になるのですから、貸主は強気で行けるのでしょう。



 県南ひと周りの続きです。陸中門崎駅を後に列車は北上します。次の岩ノ下駅までの間で、車窓左手に最明寺というお寺がありますが、ここに立つ石塔婆は1256年のもので、岩手県で最古の物だそうです。

 石塔婆は立って750年近く経ちますが、その先の岩ノ下駅は1966(昭41)年12月に請願駅として設けられた、開業59周年の駅です。


(岩ノ下駅)

 車窓右には削られている山が見えます。石灰岩を採っているようです。日々の生活の中で、知らぬところで世話になっているので矛盾していますが、削られた山の姿に複雑な思いを抱きながら眺めていると、列車は陸中松川駅に到着しました。


(岩ノ下駅~陸中松川駅間)

 かつては貨物の専用線が分岐していた陸中松川駅、初めて訪れたのはたぶん2010年2月なのですが、駅舎が改築工事中でした。それ以降は車窓からしか眺めていませんが、コンパクトな駅舎になっているようです。


(陸中松川駅)

 陸中松川駅の次は猊鼻渓駅。その名の通り猊鼻渓の船乗り場の最寄駅で、国鉄末期の1986(昭61)年11月に開業しました。こちらも地元の請願駅だそうですが、船下りの観光客を目立てにしたのでしょうか?まだ8時前ですが10人ぐらいが下車しました。


(猊鼻渓駅)

 猊鼻渓駅を発つと砂鉄川を渡り、先述の猊鼻渓船下りの起点が見えます。船下りは一度経験したいものです。


(砂鉄川と船下りの船着き場)

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3768)南部伊達ひと周り2025 ー1景目 大船渡線その1ー

2025年06月14日 | 岩手彷徨
 先日ラジオを聴いていたら、体温計の話題が取り上げられていました。水銀入りの体温計を脇の下に挟み数分じっとして測っていたのはいつ頃までだったのでしょう?今は脇の下で測る場合でも1~2分、おでこでも一瞬で測れる時代、測る前に振って水銀の伸びを35度以下まで振った日々を懐かしく感じました。



 南部伊達ひと周りの続きです。一ノ関からは大船渡線に乗って東へ向かいます。厳密には東~北~東~南~東なのでしょうが、とにかく今年開業100周年の大船渡線にて出発です。3月のダイヤ改正で車両が変わったと報道されていましたが、見た目には同じに見えます。


(一ノ関駅)

 この日の列車は2番列車。祝日の今日は2両で10数人で一ノ関駅を後にしました。


(真滝駅)
 
 真滝駅を発ち、水の張られた水田を眺め、北上川を渡します。この橋梁はトラス橋ですので、その隙間を縫ってシャッターを切りました。


(陸中門崎~真滝間)

 北上川を渡るとトンネルを経て北へ折れ、陸中門崎駅に到着です。現在は一関市ですが、平成の大合併までは川崎村と称しており、陸中門崎駅は村内唯一の駅でした。北上川を渡って進路を北に変えた先に設けられた駅なので、市街地最寄駅といいつつ結構離れています。


(陸中門崎)

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3767)南部伊達ひと周り2025 ー0景目 盛岡駅ー 

2025年06月10日 | 岩手彷徨
 先日、同じ新聞を2度買うという失態を生じました。いつもは昼食の買い出し時に買うところ、この日に限って出勤時に購入したのですが、それをすっかり忘れてしまい昼食時に同じ新聞を購入。帰宅して鞄から同じ新聞が2部出てきて愕然としました。自分にそういう時代が足音を偲ばせて近づいていことを感じずにはいられません。



 岩手県南部の一関市と宮城県の気仙沼市を結ぶJR大船渡線。かつてはその名の通り大船渡市の盛までを結んでいましたが、東日本大震災による被災で気仙沼~盛間がBRTへ転換され、鉄道としては大船渡に行かない大船渡線となってしまいましたが、今年7月で一ノ関~摺沢間が開業して100周年を迎えることから「大船渡線開業100周年」としてPRしています。

 それと直接関係はありませんが、本日からは大型連休中に県南を1周した車窓集でございます・・・9年前の2016年5月にも同じように県南を1周していました(こちら)。しかも同じ5月4日。偶然めいたものも感じなくありませんが、盛岡から県南へ向かう一番列車で出発です。



 一番列車ですが、意外に若者が多く乗っていました。夜遊び帰り?仕事帰り?その背景は想像の世界ですが、押しなべて座るなり目を閉じていました。かくいう私も慣れない早起きのせいか、気づけば一ノ関に到着寸前でした。



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3766)ちょっと隣県へ 秋田県仙北市(水鏡2)

2025年06月08日 | 各地彷徨
 昨日に続いてちょっと前の話となりますが、6月3日に長嶋茂雄氏が逝去され、多くのメディアが報じていました。経済紙でも特集が組まれていましたし、岩手県でも地元紙の一面に、岩手県営野球場でプレイする長嶋氏の写真が載っていました。記事を書いている人の多くは現役時代を知らない世代ばかりであろうと察しますが、それでも大きく触れずにはいられない存在だったのでしょう。お悔やみを申し上げます。



 前回は水鏡に映る岩手山をご覧いただきましたが、本日は仙北市で目に留まった夕方の水鏡です。ちょっと気の重い案件を片づけてひと息ついた「こまち」に乗り、暮れ行く仙北の車窓を眺めていたら、雲を映した水田が目に留まりました。

 快晴だったらまた違った1枚になったのでしょうが、雲があることで逆にメリハリが出たのではないかと、ひとり悦に入っています。重い案件を抱えていたとはいえ、会社のお金で「こまち」に乗ってこのような風景を目にできるのですから、幸せなのかもしれません。


(仙北市田沢湖 ー2025/5/28ー)

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