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2011年03月11日14時46分、東日本大震災発生
(since 2007/8/15)。

1250)下野ワンデイハイク 旧足尾町(4景目 水力発電所跡)

2012年03月05日 | 栃木彷徨
 本日5日は東北新幹線「はやぶさ」が華々しくデビューしてから1周年ですが、個人的に色々な思いを胸に「はやぶさ」を見送った日から1年でもあります。職場ではやぶさが話題になることはありませんが、私にとってはこの1年間を折に触れて考えてしまう1日になりそうです。

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 旧足尾町歩きの続きです。前回ご覧いただいた踏切跡を越えて歩みを進めると右手に崖が現われますが、その足下から腐食した鉄管が顔を出しています。かつてここにあった間藤水力発電所の水圧管の名残です。

 ドイツの技術を用いて1890(明治23)年12月に完成した発電所の発電能力は240Kw、当時としては日本最大規模でした。この崖の上から一気に水を落として発電していたのでしょう。その電力は主に鉱山の立坑や排水に使用されていたそうです。

 その役目を終えた後、地上に見える施設は撤去されたようですが、地中に埋まった鉄管はそのまま放置されたようです。


(間藤水力発電所水圧管 -旧足尾町上間藤 2012/02/26-)

 ところで足尾銅山といえば精錬所から出る排煙と金属を含む排水により公害問題を起こし、私達の世代では社会の授業で「足尾鉱毒事件」と取り上げられました。

 排水により渡良瀬川は汚れ、排煙により周囲の山々ははげ山と化しましたが、現在は渡良瀬川の浄化や山々に緑を取り戻す活動が行なわれているそうです。

 しかしはげ山を元の緑にするのは容易ではないようで、夏の山肌は緑と茶色のまだら模様になっています。そして今の時期の山裾には幾重にも横のスジが走っているのが見えます。判然とはしないのですが、山肌の崩れを防ぐコンクリ製の土手なのでしょうか?夏の訪問時には気づかなかったことです。


(山裾を走る筋 -旧足尾町上間藤 2012/02/26-)



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