京料理：「大つか」さんは丁寧な仕事人です！

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　【こんなランチを出しているのです】

松花堂弁当よりもっと小さな器が九つ並んで見た目も美しいです、大変失礼だと思いますが、見た感じ
大阪の「食い倒れ人形」に良く似ている風のご主人が繰り出すお料理の数々なんです


・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【僕は夜に居酒屋として訪問します】

昼のランチにこんな豪華な盛り合わせを食べられるのは最上の幸せだと思います、開店当初はコース料理でしたが
現在では一品でも出してくれます、先日の「なまこ」は煮方が柔らかく「甘酢」で煮たのとお聞きしましたら違うという回答でした

（まるで「なまこ」の食感がなく、やわらかい上品なお味でした）


・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【酒のつまみは「ニシン」の炊き合わせ】

何故か「にしん」料理は北海道でなく京都なんです、「鮟肝」も自分で作ります、先日僕も挑戦しました
アルミホイルで巻いてそれなりの見かけに成りましたが生臭さが取れずに失敗に終わりました

（「ニシン」なんか焼き魚さ！というのは京都人以外の人です、何故か京都には
北海道で上がる乾物類の「昆布」「棒たら」「みがきにしん」の凝ったお料理が残ってます）

同じ「昆布」でも最も高級で肉厚の羅臼産「オニコンブ」は京都で消費されると言われてます


・　　　　　　　　　　　　　　　　　　【お造りと「鮟肝」なんです】

小さなお魚を５種類盛り付けてくれます、漁師料理ではお刺身が定番ですが、なんでも大きく粗っぽく
盛り付けません、あくまでも丁寧に時間を掛けて作ります

（漁師料理は粗野ですが質、量、安さで魅力的でもあります）

京料理では青魚の天麩羅なんぞ出てくるわけがありません、煮物類をカウンターに並べられる大皿盛りの
「おばんさい」家庭料理が知られていますが、料理人はあくまでも格調高く作り置きを並べる事はいたしません！



先日は和服美人（後姿でしたが）さんが登場、いよいよお嫁さんかなと冷やかしたら照れてしまって、あの人は
予約客が入ったらお願いしている人なんですと少しむきになってしまいました

（ちょっとジョークなんだから、むきになる事はありません）


・　　　　　　　　　　　　　　　　　　【カウンター席に四人座れば出来上がりは遅れます】

多分５人以上になると来店を断ると思います、先日後から来た家族連れが沢山注文したので、僕の所に
料理が回らず遠慮してしまいました

（酒だけでも手早くやってくれると有り難いのですか・・・あくまでも真面目な人なんです）

早いとこお嫁さんをもらって夫婦お二人でやりますと流行ると思います！スポーツカーを乗り回す位なら
早くお嫁さんを見つけて下され、所帯を持って「一緒に苦労してね」とか言えないのかねえ？


・　　　　　　　　　　　　　　　　　　【ママと一緒ですからランチメニューを夜出してくれました】

土瓶の中には良い出汁が入っています、てっきり昆布出汁でしょう？と言いましたら、再び否定されました
これは鯛の骨を焼いて出汁をとったのです、時間をかけて作りますから、お茶漬けならぬ「ぶぶ漬け」にして最後までご飯を頂きました！

（ごちそうさまです！）

ご主人さまとの料理談義は楽しい、器にも小道具にも凝ってもてなしてくれます

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