定置網でお買い物ね：富戸定置網！

・　　　【新鮮なお魚を求めて皆さんに食べて戴きましょう！】

ポンポンと鳴っていた定置網の音が止まります、ありゃもう操業が終ったのかしら？
急いで市場に行かないと間に合わないかも？網代えがありましたので聞こえてくる音の
タイミングが難しいね

案の定、船は港について水揚げが始まっております、今日は大きな「いなだ」も上がっています
２，３ｋｇでしょうか？１本１０００円位かな？
今日は「しめ鯖」作りですから、「いなだ」さんはいりません、一人で食べるには
ちと大きすぎます

（「いなだ」さんは、「わかし」「いなだ」「はまち」「わらさ」「ぶり」と名前が変わる出世魚なんです！）



「しめ鯖」も良いですが「しめ鯵」にも挑戦です！


・　　　　　　【とっても大きな「鯵」です！】

１ｋｇ１５００円、一匹で４５０円もする大きな「鯵」です
居酒屋「葦」のご主人さん、刺身で食べるには１００ｇ程度の「中鯵」が一番って言ってました
何しろ採れ立てで活きていますから十分美味しいのです

本日は「〆鯵」にも挑戦です！



「ごま鯖」ですが夏が旬、魚体大きくバケツの中で暴れます！


・　　　　　　【九州で食べられる鯖の刺身は「ごま鯖」です】

本当に脂がのって、夏の「ごま鯖」は旬だと思います
都会の寿司屋さんではほとんど「ごま鯖」は出ません、評価は最低ですが
２本で１００円とは超安すぎなんです、「鯖」の処理は台所が小さいとまな板＆包丁は
血なまぐさい修羅場になりますから現場写真は載せません

（頭と尻尾を取って、内臓を外すとすっきりしました！）


「鯵」＆「ごま鯖」は三枚に下ろして、骨はお味噌汁行きです
身を塩でくるんで冷蔵庫で２時間寝かせて、身が硬くなったら塩を洗い流して
水をふき取って中骨を抜いて、酢の中で〆ます

（今回は２時間でした！）

大根つまと青紫蘇を敷いて、皮をむいて並べれば出来上がり、レモンを散らせば
見映えも良く完成です
料理屋さんの席に持っていくには失礼かな？
行くのは洋食屋さんだし、まさか「しめ鯖」は出ないと思います
ここまでやると何故か自分は食べる気にならないのです

朝食用に半身余りましたから試食です、回りは酢が効いて薄っすら白く中心部分はレア状態
これがベストの状態、「〆鯵」の方は実が薄い分、酢の回りが速いです
時間は半分で良いと思います

（本当に「ごま鯖」は十分美味しいです、余り美味しいと評価が高くなって
　値段が上がる事を心配しますが、相変わらず釣り人は捨てていますし
　市場価格も安いのです！）

魚って不思議です、卵を持つ時期が旬でもありますし、鮭・鱒は卵が無い方が身は美味しい
卵をとった鱒なら現地で1本１００円、ちゃんちゃん焼きでもどうか？ほっちゃれとか
猫マタギと言ってます

（数の子を抱えた鰊はあまり味が変わりませんし、通ならば「ししゃも」は卵がない雄が美味しいと言います！）