北海の「ヒグマ」とあだ名された中川一郎先生の記念館もありました！

・ 【中川一郎という恐ろしげな政治家がいたのです】

豊似は襟裳岬に近く、襟裳岬を通らずに日高山脈を横断する天馬街道と釧路方面と帯広方面が分岐する交通の要衝です
十勝平野の始まりの様な所ですが、昔は寒村が広がる貧しい地域だった思います

（ＴＰＰ圧力が強まる現在、彼は何を思って眠っているのでしょうか？）

【中川一郎の生い立ち】

「広尾郡広尾町に農業・中川文蔵、セイの長男として生まれた。祖父・五八郎の時代に
　富山県福光町から北海道の広尾郡広尾村にある山奥の開拓地に移住した農民の出で
ある。出身地の広尾について、政治評論家の今井久夫によれば、「なにしろ広尾と
いうところは北海道の中央を北から南に貫く日高山脈が太平洋に没する
その海岸線の北に位置する小さなである。馬が生きながらクマに喰われる
ところであった。人々はその馬の泣き声を何度も聞いた」という。」

広大な十勝平野は開拓民が原始林を一本づつ切り倒し、抜根して耕地を作り上げました、たゆまず一歩ずつ血と汗と努力の結晶だと思います






浜幸さん、慎太郎さんといずれも物議を引き起こした政治家です

・ 【一昔前の政治家の名前が並んでいます】

自他ともに認める熱烈な国粋主義者で、頑固な反共主義者だったが、ソ連と密約説もあり、自民党の青嵐会という
恐ろしげな政治家達を束ねていました、例えは悪いけれど新撰組の近藤勇さんか西南戦争へと駆り出された西郷さんのような人だったと思います

（沖田総司、土方歳三などの跳ね返り分子を抑えるには生やしい事ではありません）

酒の飲み方に僕と同じように問題がありました、国会内で立小便事件など、息子も同じ様に酒で失敗したのは親父の遺伝かもしれません

（お酒の失敗は人ごとではありません！僕も酔うと見境無くなりトイレも同様に探しません）

中川さんは５７歳で睡眠薬を飲んで自殺しました、死因にはいろいろな説がながれておりましたが素早く火葬されて原因はうやむやです
夫婦仲の悪さは、政界でかなりな程度知られていて、彼の生活スタイルからスマートさのかけらもない
“百姓あがり”のずんぐり、むっくりした武骨な体軀そのものまでを妻が嫌ったとありました

（同じ北海道出身、何か心にひっかかります）

アラファト議長が毒殺されたと発表されました、埋葬された遺体を発掘して判ったそうですが、晩年の彼には
老害が進んで時代をリードする力はなかったように思います

（今思い出したように記事が出るのには何か作為を感じます）







場違いなほど立派な記念館でした

・ 【こんな場所に何があるのだろうとつい入ってしまいました】

小さな公園がありまして子供達が遊んでいました、あの子供はこの記念館の意味は判らないと思います
立派過ぎる記念館建立には食肉卸業大手ハンナンの元オーナー浅田満氏が建設費として3億円支払っていると記載がありました

（写真のパネル展示だけですがこの記念館は西郷さんのように国民的尊敬される人物
として後世まで残りますでしょうか、不安になりました）

地元では“十勝のじゃがいも”といわれていまして、北海の「ヒグマ」と命名したの福田総理大臣であると書いてありました






写真やパネルだけでは人物の偉大さは通用しません！

・ 【青雲の志を抱いて初当選した時の気持ちは如何だったのでしょうか】

農業振興第一の政策、地元の利益第一だったのでしょう、代議士が国の方向を考えるように転換したのはいつ頃だったのでしょうか？
選挙には強くミニ角栄さんのようです、過激な一派を築いて日本をリードしようとしましたが、総理大臣には手が届きませんでした

（最右翼を守る人がリーダーになったらヒットラーの再現です）

北海度には歴史がありません、大陸的風土で誰とでも仲良くなり争いごとは好きではありません、
国政はカリスマ性だけではリーダーになれません、農政一筋、北方領土返還だけをやり抜いていたら政治家として最後までやれた人だと思います






当選のお礼でしょうか、

・ 【晩年はもっと太っていました】

中川一郎さんは周りから持ち上げられていまして、豪放磊落な人だと思っていました
実は繊細で細やかな人だったのではないでしょうか

（築き上げた王国も足元から崩されて、後継者はいるのでしょうか？）

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