海が荒れているので田子の港には漁船が避難して来ました

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【田子の海や町はひっそり静かでした】

外海は白波がたっていますが、入江は静かなのです、田子港では遠洋漁業の大型漁船が入港してきました、船は戸田湾から荒波に逆らって
西伊豆の海岸沿いを航行して行きます、僕も陸を走って来ましたから並行して漁船の影が見え隠れしていました、田子の港も
外海の荒れ模様とは違って穏やかな表情でした、この町の外れに馴染みになったお寿司屋さんがあったのですが、残念ながら廃業していました
魚が獲れて市場に活気あってこその漁港です、昔をしのぶ大きな漁港があるのに大型漁船の避難港になったしまったのは寂しい事です

（この町のお祭りは漁師さん達が女物の長襦袢を着て、頬紅をつけて女装の姿で現れる、田子バカ祭りは今でも続いているのでしょうか？）


・　　　　　　　　　　　　　【堂ヶ島の島々には波が被ってました】

島の外には白波がたっていまして強風が吹き荒れていました、今日は観光船もどこかへ避難しているようで見かけません

（大きなホテルがあってフロントを通らずに脇のトンネルをくぐると海沿いに大きな露天風呂があって、僕は無料の温泉にしていましたが
　ここも廃業して建物も無くなっていました）


・　　　　　　　　　　　　【漁師飯が看板のさくらさんです】

松崎にあります大食いどころの「さくら」さんです、刺身定食を頼むと調理を担当している女将さんが申し訳なさそうに「海が荒れてるから今日は魚がない！」
と言います、仕方ないのでアジの叩き定食を頼みますが、鯵も少ないのでカツオが混じってました、定食を頼むとところてんが食べ放題なのは同じでした

（ところてんも昔は４皿の大皿が並んでいましたが、今は２つしかありません、それでも僕は２杯もお替りでした、
　サイコロ状になったところてんに黒蜜やクリームをかけて食べるとコーヒーゼリーのお味になります）


・　　　　　　　　　　　　　【松崎の海を後にします】

松崎からマーガレットラインと命名された海沿いを走ります、昔からある彫刻の道ですが、彫刻が長年の風雨で少し汚れていました
変わらぬ景色ですが、定期便の船も沼津港からここまで来ていました、道路が良くなって運行されていません、小さな魚市場も
閉鎖されていて町に賑わいはありません

（松崎の海岸にあったプリンスホテルも格安の伊東園グループになっていました）


・　　　　　　　　　　　　　【このガソリンスタンド跡には元気なおばさんがいたのです】

廃業したガソリンスタンドです、ここには元気の良いおばちゃんがいて僕はいつもここで給油する事にしておりました

（今日もここで給油したいと思ってましたが、前回訪れた時元気がなかったのでもしやと思って手前の松崎で給油して正解でした）


・　　　　　　　　　　　　　【岩地の海です】

岩地は日本のコートダジュールを標榜していました、最近はコートダジュールの文字はなく海岸にも温泉船はありませんでした

（綺麗な海と砂浜があり海水浴に最適な所です）


・　　　　　　　　　　　　　【石部のお風呂は営業していません】

石部の無料温泉は５０年前から通ってます、小さな漁港も整備されていますが、昔と違って定置網もやっていないようです

（魚の揚がらない小さい漁港はコンクリートで固められて大きくなっても、かえって寂しさを感じます）


・　　　　　　　　　　　　　　【無料のお風呂にはお湯もありませんでした】

今はお風呂も夏場だけになりました、お風呂にもお湯はありませんでした、石部のは鄙びた漁港で社員旅行の幹事をやった時
ここの民宿に泊まりましたけれど、今は廃業したと風の便りで聞きました　　続く・・・