しいたけの伊豆高原情報と放浪旅

(伊豆をバイクで回って10年、伊豆高原に住んで26年目に突入、いろんな事がおこりますねえ!)

隠居したお父さんが立派な庭園を造っていましたが・・・

2016年11月30日 | 庭・花壇・建物
・                            【お父さんは元造園業をやっていました】

ここで個人的に立派なお庭を作っていて無料で開放していました、このお父さんとは伊豆高原の飲み屋「つがる」さんで一緒に酒お飲んだ仲なのです

(現在「つがる」さんは移転して八幡野の神社のほうに行ってしまいましたので行けなくなりました)

津軽生まれの小柄なママさんは元気でしょうか、バイクで昼間通ったら明かりは点いていませんが小さな看板はありました


・                            【ジャーマンアイリスを栽培していました】

最初はジャーマンアイリスと盆栽だけの庭園でした、ジャーマンアイリスは根が密集過ぎて病気が出て半分は御殿場の人に貰われていきました
栽培中はジャーマンアイリスの新種が出ると関東一円に掛けて収集していました、時には苗代も高くつくよと愚痴を漏らしていましたが楽しそうに話してくれました

盆栽も立派で樹齢50年以上のものが無造作に転がっていました、庭園の上の方に小屋を作っていつもそこで作業していました

(ここからの海を眺めると池地区に上がる高台の途中にありますから目の前の大島や伊豆諸島が遠望出来て絶景でしたね)


・                            【山を切り崩し庭を広げました】

ある時道路側にあった樹齢50年のひのき山を崩して、庭園を倍に広げました、当時でも十分広い庭だったのにジャーマンに飽き足らず、アジサイや梅を植えていました

山を崩して木を売ったらお金になったでしょう?と聞きましたら木材は安くて伐採経費でトントンだったけれど、土は売れたよと言ってました

(樹齢50年以上のひのき山で道路に面して搬送も楽なのにもうけは出ないのですね)

この土地は大室山の横にありますが、天城山系の土地が続いていまして良い土が出るんだよと言ってました、城ケ崎のように流れ出た溶岩流の上ではないのです


・                            【ここにはアジサイと梅がありました】

広げた平地には新たに「梅の木」や「アジサイ」を植えていました、アジサイは西洋アジサイでなくヤマトアジサイを収集していて
楚々としている地味な花が好きだったようです、ヤマトアジサイは城ケ崎の四季の花公園が原種日本一を標榜していたとき、「あそこから譲ってくれ!」と
言われて、持って行ったそうです

(当時海洋公園は日本一という宣伝文句が流行っていました、「日本一早く咲く桜」「日本一海に近いプール」なとがありました)


・                            【ジャーマンアイリス広場は惨めになっていました】

今は思い返せない程の雑草園となって荒れてしまいました、小屋は崩されアジサイも抜かれました、入り口にあったさつきの盆栽もありません
一人でやっていた庭園です、元造園業だけに重機の操作はお手のものですが庭園の管理はそれだけではありません、お母さんの病気もあって庭園の維持はあきらめたようです、

(無料とはいえ人様に見せるようにするにはジャーマンアイリスの手入れ、雑草抜き、通路の整備と様々な作業があります)

人が来ればトイレや椅子、テーブルも作る必要がありました



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