真白き「富士の嶺」です！

・　　　　　　　　　　【学生時代ストームを掛けるとき歌いました】

真白きい～富士の嶺え～緑のを江の島～とワルツのメロデイ
歌詞は嵐の中ボートが沈んだ悲しい鎮魂歌なのに大声を張り上げながら、歌っていました

（めぐり合わせでしょうか？三男の母校の歌になりました！）

大岡川の傍から日ノ出町、黄金町の麻薬貧民街を通ってお三宮商店街、親不孝通りに
ドンドン商店街を抜けて坂を上って寮へと突入！

新入生の「飲み代」を工面するために過酷な港湾労働者となって出面を貰ったり、少ない仕送りや
奨学金まで動員して寮の先輩は面倒みてくれました

（来た当初は毎日酒が飲めるパラダイスの日々でした・・・）



横浜に来たからには「伊勢佐木町」や「港の見える公園」まで歩かせて、空腹になった所で一気に
２，３軒の安い居酒屋を巡ってはしご酒、徹底的に飲ませます
今まで受験で苦労してきた子、母親が入学式に付き添ってきた子、地方では秀才でお酒なんか
飲んだことない瓶底メガネの超まじめ人間の子達へ、世間の洗礼とばかりに酒を浴びせて
徹底的に飲ませました

池に飛び込む者、二階からちびる子、酔いつぶれる子、先輩に絡む子それぞれに発散して
寮の部屋を回って自己紹介です

（毎日どこかの部屋からストーム隊が出ていますから、こちらは待ち伏せ、バケツに水を汲んだり
　浴びせたり、寮の中は６月頃まで怒号、歌声が飛び交っていました）

今なら急性アルコール中毒で訴えられたと思いますが、不思議と事故はありませんでした

（小樽商科大学の学生さんも時代が変わってる変化に気づかなかったと思います）

あの時布団に丸まってゲロをはいた奴も今はサラリーマン定年の身、どうしているかな、k君Ｔ君・・



学生運動真っ最中ですが当初は「中核」「核マル」の内ゲバはなく呉越同舟でした、やがて本格的な
内ゲバが始まって襲撃され、僕は寮を出てママの所へ逃げ出しました

当時の寮は更地になってしまい、学校も移転、跡は高校になってしまいましたが、それでも
坂道には桜が満開、当時と変わらぬ新入生を向かい入れる賑わいを見せていました

あれから４０年、「ブルーライトヨコハマ」の歌詞につられるようにやってきて、結婚して
子供が生まれてその子供が結婚して孫が生まれました
北海道で生まれて生活した期間のほぼ４倍も横浜にいますが、何故か故郷の気がしません
旭川には実家はなく親戚だけなりました、お袋さまは栃木県真岡に在住です

そのお袋から近県の親戚を集めて大宴会を開くのでＧＷに集まって下され！と招集がきました
何をやろうとしているか見当がつきませんが、おやじをなくしてこの間寂しかったのでしょうか？
それとも子孫の顔を見ておきたいのかわかりません

（母さん長生きしてくだされ、そして来年も子孫繁栄の姿を見ていてくだされ
　お願いしますよ！）

孫達は母さんのＤＮＡを確実に受け継いでいるはずです、生き様を見届けてくださいね！



雨上がりに道路に出て箱根方面を見れば、富士山が真っ青の空の下にくっきり浮かんで
こころなしか大きく見えていました
残雪ラインも５合目上に後退しています、残雪のすそも大きなぎざぎざとなって雪解けが
進んでいるのが判ります

でも山を侮ってはいけません、山明け前なのに金環日食観測の為に富士山に登ったドイツ人が
動けなくなって、ヘリコプターで運ばれていました

（富士山頂は今でも酷寒の地なのです！なめては行けません）

	これが本当の「冷えとり」の手引書
	PHP研究所