再入院３日目（１２月５日）

昨日の夜は眠れなかった。夜の間に点滴が取り払われていました。
看護師の方が点滴を取り替える所までは覚えていたのですが、眠ってしまったようです。
片手にあった点滴チューブと電源コードが無くなると自由で解放される喜びです。
何かとりついていた呪縛から解放された気分になるのです。


今までは脳梗塞の影響でしょうか、薬の影響でしょうか、頭の中がフラフラしておりました。
入院中考え事をする毎に不安な気持ちになって来ます。
会社の事、家族の事、考えれば考えるほど悪い方に考えて不安な気持ちが募って来るのです。


血圧測定を忘れてしまって156-91と高目が記録されました。
今日からリハビリ開始です。先生が来て、血液サラサラにして血圧降下剤は控え目でむしろ血圧高目でやるとの事。
伊東病院はリウマチが専門のようでしたがやる事は変わらないと思います。点滴治療は昨日でおしまいです。
また一からやり直しになりました。リハビリに先立って院内散策です。
この病院は我家近くですから手を伸ばせば我家があるのです。我家を見ながら行く事ができないもどかしさを感じます。

退院して行く人がいます。転院して行くようです。奥様が迎えに来ています。
日頃は苦虫を噛み潰したような顔をしていましたが、奥様が来るなり退院で思わず顔がほころんで饒舌になっているようでした。
多分僕の時もそうなるでしょう。迎えに誰が来てくれるのでしょうか？

去る人もいれば新しく患者になる人もやって来ます。
ベッドは退院する人が去るのを待ち構えてたようにベッドメイクが入って、今度手術する人が家族に伴われてやって来ました。

次男がやって来ました。本日は仕事のはずだが休んでまで来ました。三男もやって来て着替えを置いて行きます。
リハビリがあるので二人仲良く帰ってもらいました。

今の動ける範囲はトイレまででして、１FのATM、地下の売店までは行けないのです。
リハビリは初日から外歩きです。車椅子で来たのに外歩きとは何かおかしいね。左足がおかしい、階段ではつまずいてしまった。
日頃より左足を注意してリハビリを行う必要があります。外の空気を吸いますと気持ちが良くてこのまま我家まで行けそうです。
帰りは車椅子を押して病棟まで帰りました。

長男のお嫁さんが孫を連れてやって来ました。
孫は爺じのお見舞いは興味がないらしくTVで遊んだり、ベッドの上下スイッチで遊んだりしてる方がおもしろそうです。


最後にママが見舞いに来て本日は終了しました。
やはり近くの病院だと家族も来易いのだね、と遠くの伊東病院に思いを馳せる「しいたけ」でした。
ゼイタクな望みでしょうか。

	これが本当の「冷えとり」の手引書
	PHP研究所