狭き門より入れ

ここ数年夏の終わりには友人のsoloさんと電車でぶらり旅に出るのが恒例となっている。

今年はたまたまPARCO劇場で上演している芝居のチケットを購入したので東京ワンディツアーに出かけたわけで、あくまでガンダムはそのついでに見に行ったのだという事は力説しておきたい

ほかにsoloさんのリクエストで上野国立科学博物館で開催されている「黄金の都　シカン展」も見にいこうということになりまずは上野へ行ってみた。

上野はいいなぁ。
緑あふれる公園の中にいろいろな博物館や美術館があって、興味をそそられるイベントがあちこちで開催されていて一日ここで遊んでいても良いくらいだ。

こんどゆっくり上野だけを楽しみに来てもいいと思った。

静岡も郊外に文化施設を作らないでいっそ駿府公園界隈に美術館とか博物館とか集中させればもっと人が集まるのにと思う。東静岡駅の周りでもいいけどさ。

１時間半ほどシカン展を見た後、恵比寿のウエスティンホテルでランチバイキング
あれもこれもどれもがおいしそうでおなかいっぱい食べてしまった
デザートもおいしそうなケーキやらジュレやらがたくさん並んでいるのだけど、目はほしいけど、実際問題これ以上は食べられない。後ろ髪を引かれる思いで渋谷に移動

渋谷の街中に出たのはいったい何年ぶりだろう。
青春時代はよく今はなきジアンジアンに通ったけれど、もう１０年以上はご無沙汰していた。（駅は乗換えで利用するけど駅から外には出たことない）

ギャルやギャル男の集団に混じってなんとなく身の置き所のない感じは否めなかったけど、公園通りを進んでパルコ劇場へのエレベーター前まで来るとけっこう年齢層の近い人たちも大勢いてホッとする。

今回の芝居は佐々木蔵之介プロデュース・主演の「狭き門より入れ」
市川亀治郎現代劇初挑戦
中尾明慶舞台初挑戦
世界の更新がテーマという心そそられる内容だったので思わず購入してしまった。

実は私　佐々木蔵之介のファンなのである。
中尾明慶もデビュー当時から気になる存在だった。
亀治郎は最近はテレビドラマでは現代物にも出るようになったけど、舞台の現代劇は初めてなんだ。

2012年の世界の終焉を前に違う次元の理想の社会に人間を移動させるという計画・・・　しかしすべての人間が移動できるわけではない。　その資格を持つものと持たざるものの判定基準はなにか、移動してはたして人間は幸福なのか。

脚本もとてもおもしろくて、芝居のテンポもとてもよくて
久しぶりにいい芝居を観れたなぁと感激した。
こうゆう芝居を静岡で観れたらいいのにと思うけど、たぶん静岡で観たらお客さんの反応がちょっと違って東京で見るほどおもしろいとは感じないのかもしれない。

やっぱりいい芝居は東京まで行かなきゃ楽しめないのかも。劇場の雰囲気や観客のエネルギーも芝居の要素としては大切だと思う。

というわけでsoloさんと二人　あれもこれもと楽しめてとても充実したぶらり旅を楽しめた一日だった。