合唱で語る音楽を目指して… 第一混声合唱団

第一混声合唱団、通称“いちこん”の記録
指揮者・作曲家の岡田和夫死去により2018年3月、47年の歴史に幕を閉じました

FacebookとTwitter閉鎖のお知らせ

2019年12月31日 | ~いちこんニュース

ブログ管理人の岡本です。

本日をもって、“いちこん”のFacebookページとTwitterアカウントを終了します。今までありがとうございました。

このブログは今しばらく、このままにしておきます。

 

第一混声合唱団、そして岡田和夫の作品についてのお問い合わせは
今後、以下へお願いいたします。

田島 美津子
〒201-0015 東京都狛江市猪方3-40-13-203
TEL & FAX 03-3480-9715

メールは ichikon1971☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)まで。
追って、田島から連絡差し上げます。

または、コメント欄に書き込みをお願いします。
承認制をとっておりますので、管理者にしか読めないようになっています。

 

最後になりましたが、皆様、良いお年をお迎えください。


今後のお問い合わせについて

2019年12月09日 | ~いちこんニュース

第一混声合唱団、そして岡田和夫の作品についてのお問い合わせは
今後、以下へお願いいたします。

田島 美津子
〒201-0015 東京都狛江市猪方3-40-13-203
TEL & FAX 03-3480-9715

メールは ichikon1971☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)まで。
追って、田島から連絡差し上げます。

または、コメント欄に書き込みをお願いします。
承認制をとっておりますので、管理者にしか読めないようになっています。

ブログ管理者岡本 2019.12.9


終戦の日に。第一混声合唱団『レクイエム~死と焔の記憶』

2018年08月15日 | ■音源YouTube

二年前の8月15日、第一混声合唱団の最後の大きなコンサート(結果として)が行われました。

終戦の日に『ヒロシマ』を歌いました。

岡田先生は「次のコンサートでは『ナガサキ』を歌いたい。」と仰っていました。
そう、新作を創るつもりでおられたのです。

先生、天国で作曲されていますか??

第一混声合唱団『レクイエム~死と焔の記憶』


音楽・人間・心の歌~偲ぶ会パンフレットより~

2018年06月03日 | 偲ぶ会パンフレット

音楽・人間・心の歌 

わたしは「音楽」という概念を説明するのに、それは「人間」という概念に共通していると話をしています。

この地球にはおびただしい数の人間が生きていますが、同じ人間はどこにもいません。あなたは世界中にただひとりのあなたですし、わたしも同じです。「人間」は常に具体的な誰かであり「人間そのもの」は存在しないのです。身体の特徴や住む場所や習慣、宗教の違い、さまざまな違いをもった人たち全部をひっくるめて「人間」とよんでいる訳です。

音楽もまた、同じように具体的なものであって「音楽そのもの」は存在しません。それは、一人の作曲家が作ったものか、ある共同体が、その長い歴史の積み重ねから作ったものか、さまざまなリズム、旋律、それを演奏する楽器。

それは、風や雲や鳥や獣、あるいは月や星や太陽から教わったものかもしれない。多種多様な音楽は、人間が作り育ててきたものです。

したがってキリスト教会に流れるミサ曲も、イスラムのモスクに流れるコーランの歌声も、神の音楽などではなく人間が作った人間の音楽なのです。ですから、音楽を大切にすること、人間を大切にすることは、ほとんど同意語のように思えてなりません。

音楽を愛する心、人間を愛する心、生命を慈しむ心の歌を一人一人違う人たちが、手と心を繋ぎあって、歌い続けようではありませんか。

あなたも一緒に。

2001年 第一混声合唱団演奏会パンフレットより

合唱団の練習の指揮をする岡田先生。撮影年はわかりません。


一つの《事件》~偲ぶ会パンフレットより~

2018年05月06日 | 偲ぶ会パンフレット

全然更新出来ずすみません。

3月10日に行われた偲ぶ会で配られたパンフレットの中に掲載された、これまで岡田先生が書いた文章を、ひとつずつ紹介します。

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一つの《事件》

 

オーケストラのコンサートが始まる前に、奏者が音をあわせたり、それぞれが適当に自分のパートのむずかしいパッセージを弾いていることがあるが、これを客席で聴いているのはとても楽しい。

いや、ただ楽しいといってはあまりにも単純すぎるだろう。ディズニーランドの<オトギの国><冒険の国>あるいは<未来の国>といった日常の世界とはちがった、音楽の世界に吸い寄せられていくような魅惑的な瞬間だ。

それはちょうど、子供が動物園の門を入って、実際に動物を見る前の、あの走りだしたいような気持ちに似ているかもしれない。ボクは、その期待と緊張が入りまじった、心臓の動きが早くなるような楽しさのために、今日もアマチュアのオーケストラに精をだしているのではないかと思うことさえある。

ボクが初めてオーケストラの演奏会を聴きに行った時、戦後間もない頃日比谷公会堂。その日演奏した団体と曲名は覚えているが、あの、開演前の、あの息のつまるような体験だけは今も忘れることが出来ないし、ボクにとっては<事件>といった方がふさわしいかもしれないし、その<事件>はボクに音楽家への道を歩ませたひとつの要因となった事は確かだ。

演奏会というものは、そういった、目に見えない<事件>を内包しているのではないか、と思う。そして、それだけでなく、その<事件>の質と量が、そのまま音楽の良し悪しにつながるのではないだろうか。さらに言えば、<事件>がエネルギーとなって発展してゆくのが、音楽の運動ではないか、と思っている。

 

1967年 新日本交響楽団演奏会パンフレットより

画像:オーケストラを指揮する岡田先生*偲ぶ会でスライド上映されたものより

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最後の演奏

2018年04月08日 | ~演奏会後記

岡田先生を偲ぶ会での演奏の写真です。

演奏曲

『民族独立行動隊の歌』

『宮沢賢治へのオマージュ』

『歳よ熟れぬ』

指揮・ピアノ:古川佳園

合唱:第一混声合唱団

ソプラノ…宮本弥生  青山百合子  矢吹紀子  岡本圭  柳澤佐紀子  倉田智恵子  神尾タマ子

アルト…越部和子  田島美津子  村松久代  林睦子  馬場育子

テノール…印牧清四郎  畠山保彦  海老澤信一

バス…笹井俊明  印牧善雄  工藤佑介


合唱団解散のご報告

2018年03月28日 | ~いちこんニュース

こちらに載せるのが遅くなってすみません。
昨日、最後の集まりをして、第一混声合唱団は解散しました。

偲ぶ会のことやその他お知らせもしなくてはいけないのですが、まずは委員長からのご報告を載せます。
今までたくさんの応援をいただき、ありがとうございました。

これからもこのブログは私・ソプラノ岡本が管理して、今までの「いちこん」の歴史を閲覧できる‶アーカイヴ”として機能させ、さらには岡田先生の音楽家としてのご活躍した歴史も紹介していきたいと思っております。

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今年は桜の開花が早いとか。暖かな春が待たれます。皆様お元気でお過ごしでしょうか?

昨年11月20日、私たち、第一混声合唱団を指導し、たくさんの創作曲を、生み出してくださった岡田和夫先生が86歳で亡くなられました。

2016年8月15日には、550人を超えるお客様を迎え、念願だった『レクイエム―死と焔の記憶』全曲の再演を果たし、次の演奏会は88歳の時にと話していました。亡くなる1週間前の練習にも参加し指揮をして下さり、最後まで音楽家岡田和夫でした。

1971年の発足から46年、ずっと活動の中心にいらした岡田先生を失い、今後、合唱団をどうしていこうか、どうしていきたいか と皆で意見を出し合いました。岡田先生の音楽が好きで集まっていた私たち、「もっと、もっと岡田先生の作った作品を歌っていきたい」という思いは一致していました。が、余りにも岡田先生の存在が大きく、岡田先生以外の新しい指導者を迎えて第一混声を続ける、という結論にはなりませんでした。

46年間 私たちは『小さくても社会に何かを投げ、波紋を生むことのできる演奏団体』を目指して35回の演奏会を中心に活動し、たくさんの作品を生み出してきましたが、3月10日に行われた「岡田和夫さんを偲ぶ会」の演奏を最後に、第一混声合唱団の幕を下ろすことに致しました。

 

これまで、第一混声を応援し、期待を寄せていただいた皆様、ありがとうございました。

これからは一人一人が、岡田先生から受け取ったものを大切に、自分の場所で岡田先生の作品を歌い、伝えていければ・・・と思っています。

また、岡田先生の音楽を愛して下さった皆様方にも、残された大好きな作品たちが広く演奏されますように、お力をお貸しいただければ幸いです。

最後になりましたが、皆さまのご健勝とご活躍をお祈りいたします。

 

2018年3月20日  第一混声合唱団 団員一同

委員長 宮本弥生

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偲ぶ会

2018年03月11日 | ~いちこんニュース
‪岡田先生を偲ぶ会、無事終了しました。

たくさんご参加いただき、ありがとうございました。

前半は司会したり、後半はいちこんとして演奏をしたりとバタバタで写真をまったく撮れなかったのですが、
カメラマンお願いしてあったのでそのうち載せられると思います。
小冊子の内容も、少しずつ紹介していきますね。

偲ぶ会のお知らせ

2018年01月21日 | ~いちこんニュース

遅くなりましたが、岡田先生を偲ぶ会のご案内です。
こちらをご覧の方で参加ご希望の方は専用窓口でお受けしますので、メールまたはコメントへ書き込み(承認制ですので反映されませんのでご安心ください)でお申込みください。

詳しくは下記をごらんください。

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新しい年を健やかにお迎えのことと存じます。

さて、昨年11月20日、私たちの敬愛する作曲家・岡田和夫さんが、86歳の生涯を閉じ永眠されました。
児童青少年演劇をはじめ、数々の演劇や映画に楽曲を提供し、また第一混声合唱団のための作曲・指揮、演劇教育を進める日本演劇教育連盟の講師を務めるなど、一貫した音楽人生を送られました。

多くの方々のご希望があり、来る3月10日(土)、「偲ぶ会」を開催し、春のひととき、みなさまとともに岡田和夫さんから受け取った、楽曲への思いや多くの学びを、ゆかりの歌と演奏を楽しみながら表現しあい、人となりを語らう場にしたいとご案内します。ご出席いただければうれしく存じます。

当日、ご出席の皆さまには、岡田さんを偲んで作成いたしました16頁の小冊子「岡田和夫さん、やすらかに」を配布します。

2018年1月 岡田和夫さんを偲ぶ会準備会

日時:2018年3月10日(土) 午後7時~9時(6時半開場)
会場:武蔵野スイングホール(JR中央線「武蔵境」北口西へ2分)
会費:2,000円(小冊子「岡田和夫さん、やすらかに」、献杯用ドリンク含む)

*出欠はコメント欄に記入(承認制ですので反映されません)か、下記メールアドレスへお願いいたします。
準備のため、2月19日までにお願いいたします。*
・お名前(ふりがな)*複数名でも結構です。
・所属
・ご住所(できれば)
・お電話(できれば)
…をお知らせください。
いちこんメールアドレス⇒ ichikon1971☆yahoo.co.jp (☆を@にかえてください)



《偲ぶ会準備会からのお知らせ》

・お申込みによって名簿を作成し、お待ちしています。当日会場受付でお名前をお伝えください。

・平服でお越しください。供花、お供物は遠慮させていただきます。

・合唱曲、ピアノ演奏、思い出などのお話し、そして演劇のための岡田さんのソングを、会場のみなさんで歌うなどを計画しています。

・また、幼少の、青年の、指揮者としての岡田さんのスライド映写もお楽しみに。

・休憩時、会場ロビーにドリンクを用意いたします。それぞれのご友人・グループで献杯いたしましょう。

・ご欠席の方で、当日の小冊子をご希望の方は、メールにてお申込みください。お支払方法等を返信にてお知らせします。
16頁で1冊200円です。(送料は1冊120円、2冊140円、3冊205円、4~5冊250円、6~10冊400円)3月中に発送いたします。いちこんメールアドレス⇒ ichikon1971☆yahoo.co.jp(☆を@にかえてください)

・この会へのご寄付・余剰金は、岡田和夫さんの多くの楽曲資料、楽譜の管理・保存のための基金に使わせていただきます。

 

 


冬のコンサート、終了しました。

2017年12月11日 | ~演奏会後記

三鷹駅前コミュセンでの冬のコンサートの出演、終了しました。
ご参加の団体の皆さま、お疲れさまでした。
ご来場の皆さま、ありがとうございました。

お知らせしていた通り、ピアノの佳園さんのリードで歌いました。
昨年のコンサートのように真ん中にピアノを持ってくるわけにもいかないので、
ピアノをいちこんだけ逆向きに置かせていただいて、
私たちはピアニストの弾いている後姿を見ながらの合唱となりました。

アナウンスで岡田先生のことをお知らせしました。
びっくりされた方も多いかと思います…。

写真も録音も何もないのですが…
主催の方が写真を撮っていらしたので、いただけないか聞いてみようと思います。

 

先生が亡くなって翌日の練習でさんざん泣いたのでもう大丈夫と思っていたのですが
リハーサルで歌い始めたらもう涙があふれてきてしまい、
そりゃもう大洪水ってくらい涙を流しながら歌い
「これで本番は笑顔で歌える」と、気持ちを切り替え。

本番、集中して笑顔で楽しく歌えたのですが
最後の『歳よ熟れぬ』だけは、やはり泣いてしまいました。
お見苦しくてすみませんでした。

 

岡田先生。どうでしたか?会場に来てくださってましたよね?