軽快?携帯の世界

携帯電話のことを中心に記載してます。難しい言葉もでる事がありますが、なるべくわかりやすく書いていきたいと思います。

『出揃った、夏端末。リードするのはどのキャリア?』

2007年05月22日 | 軽快?携帯の世界
 ドコモが一足先に新機種を発表し、「DoCoMo 2.0」と銘打って大規模な広告で文字通り反撃を開始していますが、本日ドコモに遅れること約一ヶ月、ようやく2社も新機種を発表しました。まずはその2社からみていきたいと思います。


 EXILIMにウォークマン、防水ワンセグなど15機種――auの2007年夏モデル(ITmedia)
 au、防水ワンセグケータイなど夏モデル15機種を発表(impress)
 
 好調さを依然キープしているauのKDDI。株価も好調で100万円を超えてきました。さて、今回の夏商戦向きの機種なんですが、注目したいのは2機種。EXILIMケータイウォークマンケータイですね。前者のEXILIMケータイなんですが、カシオは以前からカメラに関しては定評があり、この冠名が付いていなくても「カシオはカメラに強い」というデジカメメーカーらしいイメージがありました。そのカシオがデジカメブランドの「EXILIM」を使うのですからかなりの本気具合が伝わってきます(一部では「アク○ス」の真似と聴こえてきますが)背面からみるとどう考えてもデジカメ。写真からでも質感が伝わってきます。機能もデジカメで筆者の持っているデジカメをはるかに凌駕しています(悲しい・・・)ただ気になるのは価格で、3万円は超えると予想されます。逆に考えるとデジカメ機能が充実していて、デジカメをすでに持っている方にとっては魅力がないかもしれません。
 ウォークマンケータイは容量がアップされて、音質向上もはかられ、普段からLISMOを使っているユーザーならば買い!と言えるかもしれません。外部メモリーもメモステ以外にSDにも対応(両方ともマイクロなのはつらい・・・)キー操作がちょっとつらそうですが、コンパクトな音楽ケータイとしてはFMトランスミッターも内蔵されているので音楽に重点を置かれる方にとってはいいと思います。
 そして、新サービスのラッピングメールTouch Message災害時ナビは地味ながらも面白いですね。特に最初の二つは他社に同様のサービスがありますが、ある程度をカバー。個人的にはもっと互換性を高めて欲しかったですね。単なるおサイフケータイではなく、コミュニケーションツールとしてのおサイフケータイは未来がある感じですが、FLASHなどに非対応など課題も。「俺のお気に入りFLASHあげるよ~」って言ってピッというのもあってよろし。キャリア側の工夫に期待したいです。


 チタンボディ、フラットスライド、VGA+HSDPA、Windows Mobile 6など12+1モデル──ソフトバンクの夏モデル(ITmedia)
 ソフトバンク、夏モデル12機種発表(impress)
 
 ソフトバンクはやや控えめ?という感じがしますが、需要が高まりつつあるスマートフォン分野での強化を着々と進めつつあります。X01TX02HTがそうなんですが、前者は国内向けの端末で後者は海外向けの端末といった感じでしょうか(特に分かれているわけではありませんが)両機種とも無線LANにも対応し、家やホットスポットのあるところでは無線LAN・その他はHSDPA(3Gハイスピード)や海外ではGSM方式を利用といった使い方ができるので、ややPC向けな使い方をする方にとっては魅力的ではないでしょうか。
 アクオスケータイの代名詞で有名になった、シャープ製端末。今回も進化して登場。912SHがそれなんですが、外見はほとんど変わりませんがワンセグマルチタスクが可能となったことが大きいです。ワンセグ見ながらネットするという今までやりたかったことができるのは実にすばらしいですね。そこはユーザビリティで評価が高いシャープならではといったところですかね。
 他にもソフトバンクが得意とするカラーが豊富な機種が多く揃っているので、機能よりもカラーで迷いそうですね。


 3.1インチワンセグ、3インチWVGA+HSDPA、タッチパッド、体感ゲーム、スリム&小型──ドコモ夏モデル発表(ITmedia)
 ドコモ、904iシリーズ5機種を開発(impress)
 
 もっともはやく発表し、もっともはやく店頭に出てくるのがドコモの904iシリーズ。1台の携帯で2つの電話番号とメールアドレスが使える「2in1」新感覚の操作で楽しむ「直感ゲーム」定額で着うたフルが利用できる「うた・ホーダイ」など他社よりも新サービスが多く、パク(以下自主規制)新鮮さはないももの一定の「やる気」がみられます。端末はかなりの高機能仕様となっており、基本的にはどれを選択してもほとんどの新サービスに対応している点はドコモらしい統一感があります。ただワンセグ機種が一機種と少ないのはつらいですね。ゲームよりもテレビの方が需要がありますから、これがどうでるか。
 他社よりも機種が少ないですが、70Xiシリーズが出ていないのでこれから追加されるので機種の数を考えると十数機種となるでしょう。そちらにワンセグを付けるという荒業(今後ワンセグは全機種にとドコモは言っているが、今のところワンセグ搭載機種はハイエンド機種という位置付けなので)をやるのか、個人的にはそれに期待したいですね。


 端末の魅力をみるとKDDIがリードしている感じですね。ソフトバンク・ドコモがその後を追うという展開は現状と変わらず。今から新規・機種変更する方は夏端末が登場してそれを購入するか、値下がりした春端末を購入するかになるので(もっと我慢して秋冬端末を購入するという方法もありますが(笑))もう少し待ちましょう。あなたはどのキャリアの端末に興味を持たれましたか?ケータイはいつも寄り添う「恋人」のような存在の方もいらっしゃるかもしれません。ならばきちんと選んであげましょう。一期一会なのですから・・・