スピード感重視という映画でした。
監督、出演陣は
こちら。主演の
キム・ベイシンガーはアカデミー賞女優。筆者が彼女の出演作品で好きなのは
「LAコンフィデンシャル」実に面白い作品なのでオススメです。
公開中に行きたい作品の一つでしたが近所の映画館がスピード公開終了してしまったため行けませんでした。Yahoo!ムービーでの感想欄を見ると
ネットで評判が高かったからという方がちらほら。某巨大掲示板でも評判が高く、それらを参考にして映画館に観に行ったり、DVDを手に取ったりする方も最近は多くなってきました(最近でもないか)こういうところがネットのいいところで、自分と同じような感性の持ち主から映画情報を手に入れたりすることが容易になりました。筆者も同じ感性をもった友人がいなくて
仲間はずれ気味ではあったんですが本当に助かっています。
話が脱線しました。さて、今作。筆者も他の方々と同様CMを観て
勘違いというか間違いをしていました。あのCMを観る限り
サスペンス色が強いという感じがしますが、今作は違います。確かにサスペンスではありますが、コメディではありませんがコミカルな部分があります。それは決して狙っているものではなく、作品中の人物は至って大真面目。それだからこそ、いい味がでていると思います。
こういう作品はスピード感がないと
駄作になりかねません。もちろん脚本力もないといけないのですが、突っ込みどころをうまくかわすのはこれしかありません。映画というのはもちろん極端に突っ込みどころがあると「何じゃこりゃ?」という風になりますが、観る側にある程度許容範囲というものがないと「映画」を楽しめないのではないでしょうか?
「SAW」なんかも
「はぁ?ありえない」とか言う方もいます。もちろんそういう見方はありますし、否定はしません。しかし、ありえる出来事を単に映画にしたなら映画の意味はないんじゃないんでしょうか。「ありえない出来事だからこそ映画にする」それが映画ではないんでしょうか。素直に楽しめない(もちろん楽しめない作品もありますが)のはちょっと可愛そうな感じがします。それもまた余計な感想でもありますけれど。
レンタル店では少ない本数だと思いますが、たまたまあったら借りるという感じがいいです。気合を入れて待つ、という作品とは一線をかすので。