石田梅岩は商人道について、次のように記しています。
「商人はモノを売る中に禄がある。人々にモノを売ることによって利益を頂き、暮らしが成り立つ。だから、農民にとって田畑に相当するものは、商人にとっては天下の人々である。天下の人々こそが、禄を下さる我が主であると、常日頃から感謝しなければならない。
だから、農民が田畑を耕すように、商人は人々の心を耕さねばならない。
人々を粗略に扱うような不心得をするべからず」と教えています。
「仕事の精神は奉仕の心なり。」このことを肝に銘じて仕事にあたれば、これこそが、「お客様の心を耕すこと」になります。
これは、経営体の大小を問わず、「全ての商売に通じる鉄則」であって、つまり、顧客の信頼を獲得するためには、「客志向を貫くこと」に集約されます。
そのような意味から、
●会社であろうと。
●商店であろうと。
商いの原則は同じです。
つまり「この店・この会社は顧客を大切にしている」と思わせる・感じさせる行動を執ることが大切です。そのことを疎かにして経営発展は有り得ないのです。
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