サロン経営の羅針盤

弊社研修所が提供しているサロン経営に関する全てを提供して参ります。

連載・第二部・顧客満足度を高めるカギ。

2018-04-08 08:34:06 | 日記



8.CS推進のリーダーは、経営理念の伝道師。
  
サロンは常に新たな商品的サービスを開発して、お客様に提供し続ける努力が求められます。しかし、それらの商品的サービスは、「形」として顧客に届けられるので、評判の良いものは、直ぐに「他店に真似される」ものです。

ですから、差別化の訴求力は時間と共に失います。従って、真似がしにくい態度的サービスが差別化の訴求力を持つための決め手になります。
顧客接点の第一線に立つスタッフが提供する態度的サービスは、製品を生産することと違って、生産と消費が同時です。

従って、不良品に相当する悪い作法のサービスを出さないようにしなければなりません。
そのためには、カットなどの技術工程とは異なり、態度的サービスは提供する場で管理するしかありません。しかし、それは現実的には不可能です。
   したがって、態度的サービスの品質を高いベルに保つということは、「サービスを提供する人の心構えのバラツキをなくすること」しかありません。
ここに、「人を大切にする」という「商人道」に基づく経営思想が不可欠の条件となります。
この経営思想の下に、「お客こそが、富を下さる主である」という認識を信念となるレベルまで落とし込み、顧客対応を徹底させることにあります。
即ち、スタッフ一人ひとりの接客作法を、「商人道の精神」を根幹に据えた行動レベルまで育成しなければなりません。

経営理念に、「人を大切にすること」と明文化しても、それだけで「商人道の精神」が備わるものではありません。
そこへ導くものは、「リーダーの言行一致」の後ろ姿です。
 つまり、リーダーは「後姿で人を導け」ということになります。
明日につづく


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