サロン経営の羅針盤

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教える側の責任。

2019-03-22 07:46:29 | 日記


間もなく新人研修に入りますが、指導者として心得て置くことがあります。
先ず、「出来るようになる」とは、どのようなことか? 『顧客に満足を与える能力が備わった』というレベルです。そこには「出来るようになった」と認める考課の基準というものがあります。

これが、それぞれの分野ごとに整備する、『考課基準表』です。教える側・教えられる側の双方共に、ここを目指すことになります。
では「考課基準表」を活用するメリットは何か?
◎一つは、「学ぶべきことを指し示す道標」であり、
◎一つは、「その到達レベルを測る物差し」です。

しかし、職業であるからには、最も重心を置くことは、「経済行為に適っているか」にあります。そこには、「所要時間・使用経費・協調性」が求められます。

「教える目的」は、これらの知識や技術を身体に浸み込ませることにありますが、 但し、それらの効果性は、学ぶ側の「自主性」によって高まります。従って、教えることの中心は、『動機づけ』にあります。
 教えるということの最終目標を、「出来るようになること」にあるとすれば、学ぶ側が、「出来るようになったか否か」、これが指導した人に対する評価基準です。
   
指導する人が上手な課題を設定すれば、後輩は課題がない時よりも、生き生きとしてきます。
「自由にやってごらん」といっても、人材は育ちません。それよりも、
◎「課題を持て」
◎「答えを出せ」
◎「アイデアを出せ」
と、強いミッション(使命)を与えるほうが教わる側も充実します。それが達成できた時の充実感、あるいは達成しようと努力している最中の充実感を与えることが、「教える行為」です。 


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