サロン経営の羅針盤

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指導コツは「動機付け」。

2019-03-29 07:42:33 | 日記


「短期育成に不可欠なシステム」が目標管理制度です。目標管理制度とは=効果的に自己管理する方法です。つまり、セルフマネジメントです。セルフマネジメントと言えば、有名なのが、M・B・O、(マネジメント・バイ・オヴジェクテイブズ)(Management bybjectives)=目標管理制度と呼ばれるものです。

P・ドラッカーが自己管理をするために考え出した管理手法で、多くの経営体が取り入れた「成果主義人事制度」も目標管理制度の連動型ですが、実際は上手く行っていません。
 
しかし、最も簡単な「目標管理制度」は、実は誰でも行っています。つまり、年の初めに、「今年は何を達成するぞ!」と目標を立てることと同じです。
●「今年は禁煙だ!」。●「今年はダイエットで、10キロ痩せよう! 」とか目標を立てます。

しかし統計によると、2月頃には早くも7~8割忘れ、ゴールデンウィークあたりで90%、夏休みになったら99%の人が頭から消えてしまっているというデータがあります。
最後まで実行している人は僅かです。例えば、二ヶ月後のブローのテストには合格するぞ! といっても、その時期にならないとチェックしません。

あるいは、月に1kg痩せるぞという目標だったら、月末にチェックするだけになってしまいます。
こんなふうに、
●その時期がきて、チェックすればいいもの。
●短いタイミングで、チェックしなければいけないもの。
●月ごとで大丈夫なもの。

このように、目標の中身によって変えなければならないのです。そうしなければ、目標が形骸化してしまうわけです。「目標チェック」を半年に一回やっているようでは、これは「なぁなぁの世界」です。これではワクワク感もなくなり成果も出ません。

P・D・C・A=Plan(計画)→Do(実施)→Check(評価)→Action(反映)の仕組みの活用は、経営にとって不可欠の条件です。この仕組みを難しく考えたらダメになります。

簡単に、「Aさんは何々を、このレベルまで何日までに作成して下さい」、指導担当者は先輩の吉田さんです。後は吉田と話合って進めて下さい。といった方法が簡単で取組み易く感じます。

最後に指導者には次のことの認識が重要です。
それは教わる側には、「自分の能力を高めること」と、「自分の業績を高めること」があります。つまり、人は、目指す目標があるからこそ、何とか頑張れるのです。
従って、
●「自分の能力を高めた状態の想像が出来ること」と共に、
●「自分の業績を高めた状態の想像が出来る」ように指導しなければ、人育ては難しいのです。
つまり、スタッフの目標を達成に導くコツは「動機付け」です。「動機づけ」なしには効果的な人材育成は望めません。

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