マンション管理士綾さんのブログ

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「2020年マンション大崩壊」と「高経年マンションの方向性をさぐる」特集記事

2016-01-07 20:49:08 | 日記
牧野知弘著「2020年マンション大崩壊」を読んでいるところですが、なかなか興味のつきない本です。
NPO日住協共同編集による新聞アメニティーの新年号400号記念特集で時を同じくして、
表題の「高経年マンションの方向性をさぐる」が報じられました。

いつも示唆に富んだ記事を報じてくれる新聞アメニティーに感謝を込めて
自分の参考のために以下のようなメモ書きを作りました。


高経年マンションの方向性を探る  アメニティー400号16.1.5記念特集記事 綾メモ
高経年マンションの抱える諸々の問題(空き家か、スラム化、過疎化、、)松本恭治先生談
 フイルターレイション=ABCDのランクにSを作り、
SABCDのランクを順次上に移り、Cは一人暮らし、Dは空き家に
大半の子どもが20歳過ぎると出ていき、大きな住宅での一人暮らしが始まる。急増
家族人数に合わせた住み替えが無ければ住宅の無駄が生まれる
高齢者の福祉施設対策の貧困からも生まれる、親類を頼る、施設入所、長期入院、
最後は自分の持ち家の処分もできずに空き家で放置することに
財産処分は相続人同士の紛争を呼び、処分延期、現実の相続開始でも手続き膠着で放置に
通勤限界地の団地、マンションは買い手無し、価格下落、低水準住宅に
老朽マンション、所有者も行方不明、理事長非居住、何もしない理事、行政も民事不介入
借家人にとって持ち家取得は夢だが、ローン返済が終われば中古価格出二束三文の残酷
子どもが来るからと広い家を守るが、子供は戻らない、家意識を変えないと
大都市圏では高経年マンションは、高齢化、小規模化、単身化⇒持家が終の棲家、執着駅
地域コミニュテイの衰退、防犯、防災機能の低下
郊外の古い団地、数千万が数百万に下落
嘆くのでなくチャンスと考え2戸買い増して2組の子どもを住まわせ、共稼ぎ中の孫の面倒を見て子供世帯に貯蓄奨励、
孫の成長で好きなところに行く計画も
(私の相談でも複数事例で、格安マンションの悪徳不動産屋による乗っ取り事件もあるので注意も必要)

「住宅は人権」の思想・位置づけで社会保障を達成するための重要手段
フランスの空き家対策、空き家の年数が開花するほど税金が加算され、持ち主の決断を
イギリス:応能応益家賃制度、住宅規模に見合う家族人数を誘導。毎年規模、築年数、広さに応じた適正家賃査定、家賃収入と家賃負担の金額の差を家賃補助する制度
民間賃貸住宅でも住民負担は公共住宅と同じで、国民の公平性を担保する。
年間5・5兆円、フランスは約半分。
イギリスの住宅監視制度:不良住宅、改善命令や閉鎖命令、
長期空き家を自治体が管理し第3者へ貸し出す制度も

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