きままなたぐりぶろ(日記)

ピンときたネタ・イベント(IT、旅行、日常etc)があれば書いていこうと思います。

熊野旅行4日目(最終日)

2011年08月26日 23時55分20秒 | 旅行
熊野旅行4日目、最終日だ。
紀伊田辺は前日で目的とする場所は全て回ることができたので
悪く言えばもう用はない。
北上するのだ。その先にあるは・・・



和歌山だ!

picasaアルバム:
201108熊野旅行


(写真 136:~172:)


9:16頃の特急くろしおに乗ってさっそうと和歌山に俺、参上。
和歌山では滞在時間に限りがある。11:00~16:17までだ。
その間に和歌山城とその周辺施設を回らなければならない。
和歌山で一晩過ごすとなれば歩いて行こうとも思えるのだが、
今日の自分はそこまで変態ではない。歩いて25分かかるんだって!(google mapのルートより)
バスの観光用フリーきっぷがあるそうなので早速購入し、
荷物をコインロッカーに預けて行動開始。

和歌山城へは公園前行きあるいは経由のバスで行くのが手っ取り早い。
2番口がそれだ。

バスで揺られること10分少々。公園前に到着。
まず出迎えてくれたのは大手門。
昔は呼び名が違っていたらしい。

大手門から入ると次に出迎えてくれるのは大楠。樹齢700年だとか。
更に歩くと虎が伏せて待ち構えていた。マズイ、睨まれてるよ・・・。
伏虎象だ。
この象自体は昭和時代に造られたものらしいが、その由来として、
和歌山城は別名虎伏城・伏虎城などと呼ばれていたためなのだ。
このデザインはたぶん、江戸の頃には思いつかないだろうと思った。
伏虎象から二手に分かれている。南側の通りを通って進むことにした。
どうやらこっちが表坂らしい。正解だ。
途中、高台の下を見ると動物たちが。下は動物園になっているのだ。
なんという城跡公園なのだ・・・!

動物園を左目で見つつ緩やかな道を進むと突然現れるのはこれまたゆるやかな石段。
昨日おとといと熊野古道・神倉神社を制覇した自分にとっては朝飯前だ。
さくっと登るとようやく見えてきた天守閣!
和歌山城は紀州徳川家の城で有名だ。
入城料を払って入城。外観は大きく見えたのだが、天守閣に近づくと意外と小さい。
ただ中は結構入り組んでいる。天守閣の他に小天守と呼ばれる文字そのままの意味の場所が
存在するのだ。わりと変わった城の部類に入るのではないかな?
最上階から眺める景色はまた格別。全方向見てみると和歌山市内が一望できる。
地元にこういうところがあるのって羨ましいと思ってしまう。

若干腹がすいてきた。そろそろ飯の時間だなぁ~と思い城を出て休憩所で休んでいると
案の定鳴った・・・お昼の鐘が。
汗を拭き拭き休憩所を出て南東に進み、岡口門から城を出る。

和歌山のお昼は和歌山ラーメンとすでに決めている。
選んだ店は三年坂幸太郎というラーメン屋。
お昼をちょっと過ぎているにもかかわらず、お客はほとんどいない。ラッキーだった。
暑い中外で待つような事態は避けたい。
頼んだのは備長炭幸太郎ラーメン。
なんとその店では麺に炭を練り込むことで評判らしい。
そうすることで疲れが解消しやすく、女性はお通じや肌の潤いが良くなるそうだ。
自分はラーメンセットで頼んだ。ご飯と漬物などが一緒だ。
麺は特に匂いがキツイわけではなく、無臭。ツルッとしている細麺だ。
味のレビューはきっと行ったことがあるラーメン通な方々にお任せしよう。

歩みを岡口門まで戻し、さらにその通りである三年坂通りを進むと時鐘堂がある。
岡山時鐘堂だ。この近辺では昔使われていて重要な役目を果たしていたという。
近くにはおなじみの稲荷神社。そこの鳥居の内側に見えるのは和歌山城。
きっとこの神社への参拝客はこの光景を大昔から見ていたのだろう。
これって味のあることじゃないか。光景も何気なく写真を撮ったが良いと思ったし。

時鐘堂を離れて隣にある県立近代美術館と博物館に向かった。
旅先での博物館・美術館巡りも重要にしているポイントなのだ。

美術館では地元出身の画家による常設展と、なつやすみの美術館と称して
自由研究に役立ちそうな珍しい絵画・作品の展示がされている特別展が開催されていた。
一つ、特別展で気になるものがあった。
一見すると本物の人間かとおもえるくらい精巧な像。もちろん油絵っぽく色が塗っている。
海外ではパントマイムのように像と思っていたらいきなり動き出した、などとあるので
そのたぐいかと思ったら本当にただの像だったようだ。よかった、驚かずに済んだ。

博物館ではきのくにの歩みと称して和歌山市周辺の歴史民俗に関することを展示している。
一見地味だが、結構面白い。和歌山はやはり熊野がものすごく絡んでいる。
そして展示の仕方も他の場所の博物館の展示と比べてみると違いが面白い。
両壁に展示がされているとどのように見ていくか迷うことがないだろうか?
和歌山県立博物館では片方見たら戻ってもう片方の壁側の展示を見てねという感じで
矢印が書かれており、展示を見るのに迷うことがないという素敵さ。
これ・・・結構重要だよ。ただ理解するのに少々時間がかかり、最初は学芸員の方々の意図しない
見方をしてしまった。

美術館と博物館で知的欲求を満たした後は再び城内に戻り、護国神社を参拝する。
今回の旅で最後の神社だ。しっかり参拝する。
そして和歌山の最終観光地となる庭園、西の丸庭園。別名紅葉渓庭園だ。
城内の敷地内にあるので入るのは無料。庭園に入り見てみると・・・ん?
あまり手入れがされていないのか、池も濁っているし、どことなくもったいない。
彦根の玄宮園なんかみごとだぜぇ!?
だが比べるとかわいそうな紅葉渓庭園には大きな見どころがある。
それは庭園と城内をつなぐ御橋廊下だ。
ゆるやかに登るように城内に入れる廊下が池の上を通っているのだ。
これは珍しい。最初はどうなることかと思ったが、こんなポイントがあるなんて
庭園にもいろいろあるということで良い認識を持った。
しかしながら池の手入れくらいはしてほしい。淀んでいたぞ。

さて、これで和歌山の観光しいては今回の旅は達成された。
和歌山駅に戻り、あとはお土産タイム。
今回はお土産を購入する場所が少なかったのか、資金もダダ余り。
すでに那智で一度購入しているが、ここでは翌日の花火大会のためにも何か
買うべきだろうということで色々見繕って購入。

和歌山よさらば。次来るときは例の猫駅長のいる路線に行きたいものだ。
帰りは新大阪まで行って東京へ戻る。
新大阪初めて行ったけど・・・地元の人はごめんなさい。
ごちゃごちゃしていて見苦しい!居づらい!
なんども行っている京都駅の美しさ・キレイにはかなわないよ。
あっちは新幹線の構内もキレイでゆったりできた。

新幹線の時間まで20分少々しかない。適当に弁当を購入していざ東京へ。
・・・とは行かずに品川手前で止まった。
なんか途中から雨がすごかったのが気になっていたのだが・・・そうか関東は雨だったのか。
和歌山県は26日はめちゃ晴れで気持ち良いくらいだっただが、そうか。そうだったのか・・・。
品川まで動いてくれたので仕方なく品川で降りて在来線に乗り換えて無事に帰還。
なんか前もこういう事態に見舞われたことがあったよな・・・。

帰りに若干のハプニングがあったが今回の旅は良好。ほぼ完璧だった。
旅の拠点を一箇所に決めて観光をするのもいいけど、拠点を複数持ちつつ観光するのは
移動が辛いが範囲が広まるので実に面白い。(ただし同じ県に限るが)
移動の調査を含めると実に旅!という感じがする。

熊野古道の別ルート、9月かそこらで挑戦してみようかなぁ~。

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