きままなたぐりぶろ(日記)

ピンときたネタ・イベント(IT、旅行、日常etc)があれば書いていこうと思います。

熊野旅行第1日目

2011年08月23日 22時53分38秒 | 旅行
今年もやってきました夏の一人旅。
今回は・・・



熊野古道!


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201108熊野旅行


※写真未整理!旅行後に整理予定。基本的に時間軸&日記の経過のとおりです。

別にパワースポットとかに興味がある人種ではない。
熊野は日本の今の神々とは違う、別系統の古い神々が住まう土地という点に
興味があったのと、世界遺産ということで決めたのだ。

今回は3泊4日、和歌山県新宮から那智、串本を周って最終的に
和歌山駅に行く予定の旅。

23日は新宮を拠点として2日間過ごす。
地元を朝5時30分ごろ出て東京駅発6:16の新幹線に乗り、名古屋乗り換えで
南紀1号に乗って新宮へ向かった。

新宮に到着したのは11:26。おいおい、予定より5分近く遅いじゃないか・・・
文句を言いつつ新宮駅周辺を見回す。
新宮初日の予定をどうするか、電車の中でギリギリまで迷っていた。
熊野三山の一つ、熊野本宮大社を行ってから新宮周辺の熊野速水大社、新宮城跡、
神倉神社などを巡ろうか、それとも新宮周辺を回ってから本宮大社か。
時間のずらしかたによってはバスがギリギリになる。そしてどちらも満足に巡れない
可能性が高い。

結局当初の予定通り、最初に本宮大社に行くことにした。
そうと決まればさっさとホテルに荷物を預けて出発!!
再び新宮駅に戻ったあと、バスのお得切符を購入。これさえあれば
熊野交通バスは3日間は乗り放題。本宮大社は片道1500円。
お得切符は2500円。あきらかにお得だ。那智も行くのだからうん、お得。
バスの出発は12:15。お昼は・・・コンビニがない。食事処がよく分からない。
観光協会の人に聞くとちょっと離れたところにスーパーがあるが、後15分しかない。
無理そうなので駅のキオスクでパンとお菓子を1個ずつ買ってバスに乗り込む。
余裕を持った出発である。

揺られること1時間近く。バスは新宮の街並みをあっという間に離れて
熊野川に沿って登っていき、本宮大社へと向かう。
1時間近くバスだと退屈。そして腹が減る。買ったお菓子をつまんで腹を満たす。
途中、川湯温泉や渡瀬温泉などの温泉街を通り過ぎる。温泉目的ならここに来るべきなんだろうと
思いちょっと温泉を羨ましいと思いつつ通り過ぎた。

さて、到着。世界遺産たる、熊野古道、熊野三山の一つ、熊野本宮大社だ。
あの有名な大鳥居もある。が、本宮大社とは離れている。なぜか?
明治22年の大水害で今大鳥居がある先にあった元の本宮大社はすべて流されてしまい、
移動・修復されたのが今の位置なのだ。
なので本殿と大鳥居が離れてしまっているという妙な状況を生んでいる。

本宮大社の周辺は熊野にちなんだ食事処・商店が立ち並ぶ。
そしてその間には世界遺産熊野本宮館という展示館がある。

まずは大社に行くべきだろうということで、
参道を歩く。登る。本殿を目指す。

伊勢神宮とはまた違った雰囲気。てか明らかに今の神々を祭っているのとは違う
古の雰囲気が感じられる。明治22年以前にタイムスリップできれば
どんなによかったことか・・・。
と、ちょっと語ってみたが、本殿はなんと修復工事中。
風情も何もあったものじゃない。

さて、熊野の大社で有名なのは八咫烏であろう。
八咫烏は実は至る所にそれを祭っている様が見られる。
大鳥居にもあったりする。

本殿たる第一殿~第四殿は撮影禁止なので手前までで我慢。
神門の手前にある拝殿?には本宮大社にちなんだ、八咫烏と天地人、亀石、大黒石という
石と石碑がある。この八咫烏、ちょっとカワイイと思ってしまった。

本殿をお参りした後はやっと大鳥居、大斎原(おおゆのはら)の大鳥居を見に行く。
その前に近くの蕎麦やで腹ごしらえ。生蕎麦に舌鼓を打つ。

大鳥居までは田んぼの合間に続く舗装された細い道を通っていく。
最初の曲がり角を曲がると目に飛び込んでくる大鳥居はかなり離れていても圧巻だ。
近づくにつれて、当たり前だが大きくなっていく大鳥居。見上げる角度も上がるので首が痛い。

しっかしまわりは田んぼ、自然の堰を隔てると熊野川。
本当に水害で熊野本宮大社が流されたのだとしたら、相当なものだったのだろう。
今は大鳥居の奥はある程度整理されて、昔本殿があったと思われる土で盛った高台がある。
先に今の本殿を見てきたので、昔はあれがここにどのようにあったのかと
思いを馳せる。
元本殿跡?には特定の月に祭事をするのか、石碑が2ヶ所立っている。

大斎原の大鳥居を見た後は世界遺産熊野本宮館を見学。全体木造でこれまた味がある。
別の形で自然に包まれているという感じがする。中は熊野大社と熊野の風俗の展示だ。
そして世界遺産になるための経緯なども展示されていた。

本宮館を見たら本宮大社付近の観光は終わりだ。
このまま帰るのも味気ないので近くの商店で熊野サイダーを購入。
ホテルに帰って飲んだけど、うめみかん味とはこれいかに。結構うまいよ。味が濃い。

帰りも1時間近く。なぜか腹が痛くなってきて、腹痛に悩まされつつ少し寝て過ごす。
ふと気づくと新宮駅近く。無事到着。

この日はこれで観光を終えようと思ったが、腹痛も少し治ったのでこのまま続行。
時間にして16:21。まだ大丈夫。
ということで向かったのは駅近くの徐福公園。
中国の秦の時代の人物で、中国の東にある仙人の住む島に不老不死の薬を求めて
旅立ったという。東の島といったら日本しかない。
ということで、日本各地には徐福に関する伝説がある。新宮もその一つらしく、
ここで徐福は住んで生涯を終えたということで墓もある。多分他の伝説地にもあるだろう。
新宮および熊野は大社だけではない。徐福の伝説も色濃く残る多彩な文化の地なのだ。

今日最後に向かったのは阿須賀神社。
背後に徐福の求めた蓬莱山を持つ古い社だ。
敷地内からは弥生時代の竪穴式住居跡も見つかっており、ただの神社だと思ったら
大間違い。史料館もあり、そこで新宮近辺の出土品や昔の道具などが展示されており、
非常に興味深い。
何よりも閉館時間17時にギリギリで間に合ったのがうれしい。

これで予定していた場所をほぼすべて回ることができた。
本当は新宮城(丹鶴城)跡も見たかったのだが、すでに17時を回った。
あたりは薄暗くなっている。そろそろ腹も空いてきた頃だし、体力もなくなってきた頃だ。

ホテルに戻り、部屋にて一休み。
部屋は今までの旅行で泊まったホテルの中でも一番しょぼい。
失礼だが、本当にしょぼい。まあ仕方ない。ここを25日まで拠点とするのだ。
しっかり利用させてもらおう。

夕飯は・・・これまた困る。めはり寿司や海の幸が名産らしいが、
惹かれる店が見当たらない。分からない。ぐるなびとかにも細かくメニューが載ってないし。

結局ふつーの洋食レストランで食事。せめて熊野牛でも食べれば良かったな。
食べたのはポークカツ定食。なんだそりゃ・・・。

さて明日は那智。いよいよ熊野古道の一つ、大門坂を歩くのだ。

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