次第に秋も深まり、紅葉の便りも聞かれる今日この頃です。
地盤改良後、9日経ちました。
10月16日の最終打ち合わせで決めた事を11月9日に最終確認をします。それがOKであれば、11月15日に着工予定です。でもこれ以上着工の予定が遅れるのは好ましくありません。建築予定地は標高が少し高い所にあるため、あまり寒くなると、基礎コンクリートの凍結などの恐れが出てきます。去年の冬の着工を避けるために1年延期したのに、それでは延期した意味がなくなります。センチュリーさん、着工は予定通りでよろしくお願いします。
今日は水盛り遣り方と基礎芯の位置出しについての話です。
「水盛り遣り方」って聞きなれない言葉ですね。本によると「建物の基礎の水平や位置、高さを敷地にあらわす工程」と説明されています。しかも「遣り方が狂うと、建物の形がゆがみ、家全体の寸法も狂う」と書かれています。つまり1歩間違えば欠陥住宅になると言う事ですか? これはショックな話です。
遣り方は地味で目立たない工事ですが、とても大切な工事だとわかりました。
遣り方の施工順序
1 地縄から約100cm位離した所へ、水杭と呼ばれる木の杭を等間隔(約180cm)に打ち込む。
建物の中心位置あたりに水平測定器を設置し、この測定器で水杭に基準になる高さを出し記入する。
この高さが基礎の高さになる。
2 水杭に記入した基準の高さに水貫と呼ばれる木の板を取り付ける。
この時、水貫の天端(上端)が水平になるようにする。
3 敷地の境界杭等から建物の位置を出し水貫に墨だしをおこなう。
「墨だし」とは水貫に基礎の位置を示すため墨で印をつける事で、柱の中心線や基礎の幅を記入する。

上の写真で墨だし(基礎の位置)と書かれているが正確には(基礎芯の位置)
次に、
基礎芯の位置出し
作業としては、遣り方から基礎芯の位置を確認し、水貫に釘をうち、そこに水糸を張るという内容。
この水糸が基礎芯(および水平)を示し、水糸の下が基礎の位置になる。
ただし水糸は基礎芯の上にあるので実際の基礎より柱や壁の厚みの分だけ小さくなっている。
地縄も同じ事で、地縄も柱の中心や壁芯(壁の厚さの中心)を通るラインを結んだものなので、柱や壁の厚みの分だけ小さくなっている事に注意!
水盛り遣り方の「水盛り」というのは、水準器の無かった頃、木枠に水を張り水平を取ったことからきた言葉です。他にも「水杭」「水貫」「水糸」と「水」という言葉が使われていますが、いずれにしても水平を確認することに関係があるということです。「杭」「糸」・・・などと端的にいわず「水」を付けるだけで風情のある言葉に思えますが、意味を理解するのにちょっと時間もかかります。こんな所が合理的でないな~と素人の私は考えますが。
実際に現場で遣り方の工事を見れば、理解も出来るのでしょうが、いまいち、なんだか理解しにくい工事です。
工事前の予備知識ならば、素人としてはこの程度の理解でも良いのかと楽観的に考えましょう。
地盤改良後、9日経ちました。
10月16日の最終打ち合わせで決めた事を11月9日に最終確認をします。それがOKであれば、11月15日に着工予定です。でもこれ以上着工の予定が遅れるのは好ましくありません。建築予定地は標高が少し高い所にあるため、あまり寒くなると、基礎コンクリートの凍結などの恐れが出てきます。去年の冬の着工を避けるために1年延期したのに、それでは延期した意味がなくなります。センチュリーさん、着工は予定通りでよろしくお願いします。
今日は水盛り遣り方と基礎芯の位置出しについての話です。
「水盛り遣り方」って聞きなれない言葉ですね。本によると「建物の基礎の水平や位置、高さを敷地にあらわす工程」と説明されています。しかも「遣り方が狂うと、建物の形がゆがみ、家全体の寸法も狂う」と書かれています。つまり1歩間違えば欠陥住宅になると言う事ですか? これはショックな話です。

遣り方は地味で目立たない工事ですが、とても大切な工事だとわかりました。


1 地縄から約100cm位離した所へ、水杭と呼ばれる木の杭を等間隔(約180cm)に打ち込む。
建物の中心位置あたりに水平測定器を設置し、この測定器で水杭に基準になる高さを出し記入する。
この高さが基礎の高さになる。
2 水杭に記入した基準の高さに水貫と呼ばれる木の板を取り付ける。
この時、水貫の天端(上端)が水平になるようにする。
3 敷地の境界杭等から建物の位置を出し水貫に墨だしをおこなう。
「墨だし」とは水貫に基礎の位置を示すため墨で印をつける事で、柱の中心線や基礎の幅を記入する。

上の写真で墨だし(基礎の位置)と書かれているが正確には(基礎芯の位置)
次に、


作業としては、遣り方から基礎芯の位置を確認し、水貫に釘をうち、そこに水糸を張るという内容。
この水糸が基礎芯(および水平)を示し、水糸の下が基礎の位置になる。
ただし水糸は基礎芯の上にあるので実際の基礎より柱や壁の厚みの分だけ小さくなっている。
地縄も同じ事で、地縄も柱の中心や壁芯(壁の厚さの中心)を通るラインを結んだものなので、柱や壁の厚みの分だけ小さくなっている事に注意!
水盛り遣り方の「水盛り」というのは、水準器の無かった頃、木枠に水を張り水平を取ったことからきた言葉です。他にも「水杭」「水貫」「水糸」と「水」という言葉が使われていますが、いずれにしても水平を確認することに関係があるということです。「杭」「糸」・・・などと端的にいわず「水」を付けるだけで風情のある言葉に思えますが、意味を理解するのにちょっと時間もかかります。こんな所が合理的でないな~と素人の私は考えますが。
実際に現場で遣り方の工事を見れば、理解も出来るのでしょうが、いまいち、なんだか理解しにくい工事です。
工事前の予備知識ならば、素人としてはこの程度の理解でも良いのかと楽観的に考えましょう。
着工が予定通り行われることを祈ってます!
今はもう、着工が予定通りか、否か、神だのみですね。ヒロ君のママさん、祈って下さってありがとう。