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ひも結びでつくるおひな様 (後編)

2016年02月17日 18時43分34秒 | 手工芸
ひも結びのおひな様ができあがりました。
とてもかわいい掛け軸となりました。

  
  布の台紙にして壁飾り。人形が映えました。


作品が完成すると喜びもひとしおです。
背景の飾り布は、手芸店にあった6色セットの布を購入。生地はちりめんです。
どの色にしてもそれぞれに違った雰囲気になりますね。
いくつかご紹介します。

  
  紫色のおしゃれな色調で。

  
  薄黄緑色の色調で若々しい雰囲気に。

では、作り方を書いてみます。

■掛け軸「ひも結びのおひなさま」

<準備物>
 土台の丈夫な布(デニムを使用) たて30cm×横26cm
 人形の背景の模様布  たて15cm×横22cm
 丸棒 太さ直径8ミリ×25cm
 吊り下げ用ひも

 木工ボンド
 裁縫用具

<おひな様用の材料>
 着物用 長さ55cmを各3色 計6色
 おびな冠用  長さ50cm 黒1本
 めびな冠用  長さ30cm 金色1本(梅結び)他の色でもよい。
 めびな用髪の毛 細めの黒いひも 15cm×5本
おびな しゃもじ用 1本(5cm)
 めびな 扇用 1本(20cm)
 顔用 厚紙・手芸綿少量 白布
 背景の梅  1つ 30cmを2~3個

1)顔を作る。

 

 100円玉くらいの大きさの厚紙を2個くり抜く。
 白い布を縫い代を入れて丸く切り、縁を縫い、厚紙と綿を入れて絞り、裏を綴じる。

2)出来上がり図のように掛け軸の土台を作る。

 布はしの始末は、縫ってもよいが、木工ボンドで縁を糊付けすると、手早く丈夫にできる。
 裏にもう一枚布をはりつけて丈夫にするとよい。
 背景の模様布は、所々にボンドで補強し、縁は、かがり縫いをしてとめた。

 <出来上がり図>
 

 
 色違いの台紙ができた。

3)人形の着物を仮置きして位置を決める。

 
 おびなの位置を決め、めびなを置く。

 着物と顔をボンドではり、おびなの冠をはる。

4)めびなの髪の毛と冠をはる。

 
 髪の毛は、先に頭にボンドぬり、一本ずつ髪の毛をはっていく。
 最後に、梅の花を貼りつける。

5)背景に梅の花をバランスよくはり、吊り下げようのひもを結んで出来上がり。


ずいぶんと細かい作業で手間がかかるけれど、予想以上にいい出来上がりになりました。
いくつか作って、お世話になった方にプレゼントしようかなと思っています。

ひも結び手芸では、製作した後、短いひもがたくさん出てきます。
切り落としたひもは捨てがたいので、とっておきました。
でも、新しい飾りを結ぶには、短いものは結べないのです。
そこで、糸で縫い合わせて長くしてやってみました。

 

つなぎ目は、ボンドを塗り、針で両端を縫ってつないで長くしてみました。
何とか使えそうです。

冒頭の写真のおひな様は、繕ったひもを使って仕上げました。
つなぎ目は、ひもが重なったところに来るように結んだら、隠れて見えなくなりました。
3セット作るつもりが、おまけができて4セットの作品が完成。
最後のおまけの作品が、一番愛着のある作品になってよかったなと思います。

 ※梅結びのやり方  以前このブログで掲載したページを参照してください。
 
  ひも結び手芸「色紙のおひな様」へリンク(12月1日掲載)

  


 



 

 

 

 
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