
毛糸の小さな手提げバッグが完成した。ポケット付きの中袋をつけて、夫の孫へ絵本と一緒にプレゼントしてあげたいと思っている。

この手提げ袋のポイントは、持ち手の作り方だ。細長く編んだひもを中表に丸めて筒状に閉じて縫い付けている。平らなひもよりふくらみがあって丈夫で持ちやすい。

素材は、並太でアクリル100%の毛糸を3玉。100円ショップで買ったものだが、糸が固く、編みあがりが丈夫である。段染め毛糸は、編みあがりの模様が変化があって楽しい。ただ、100円ショップの毛糸は、売り切れると同じものが入荷しないことがあるので、多めに買っておくのがいいと思う。
このバッグをデザインしたのは、デイケアで編物教室をやっていたときである。
初めての編物では、くさり編みと細編みは覚えやすい。どういった題材がいいだろうかと考えているうちに、「細編みで繰り返してできるもの」で、「時間をかけなくても作りやすい小さい作品であること」、「日常で使えるもの」がよいと考えた。

デイケア当時、編物見本にしていた手提げバッグ。見本があると意欲が湧く。
エコたわし、小さな財布、眼鏡ケース、巾着、ペンケースなど気楽に取り組めてよかった。はじめのうちは、難しいとかできないからと敬遠されていた方が、少しずつ編んでいくうちに楽しんでできるようになり、編み物はやっぱりいいなと感じた。
◆作品紹介◆

お財布と眼鏡ケース。眼鏡ケースは、今もカバンに入れて使われている。

編物の好きな方で、編んでいるうちにご自分でデザイン。中にスポンジが入っている。可愛いたわし。

編み方が分かって、同じ形でいろんな表情を工夫して、楽しいエコたわしになった。
デイケアでやる編物は、作品を作ることも大切だが、自分でもやれるという意欲や自信を持ってもらえることだ。
毛糸という素材も扱いやすい。コツコツ編んでいけば、確実に成果が見えるので、利用者の皆さんからはとても喜ばれた。
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