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故郷の恩師ご夫妻を訪ねる

2015年12月20日 22時51分55秒 | 日記・エッセイ・コラム
10日間の予定でふるさとの能美島へ帰りました。
久々の高速艇から眺める江田島湾の海は、青く美しかった。

 

夫と二人で小学校時代の恩師のお家を訪ねました。
小学校5・6年生の担任をしていただいたのです。
2年前、結婚しますと報告に行って以来、2度目の訪問です。

今日は、12月20日。
先生は、今日が誕生日とのことでした。87歳になられたのです。

まぁ!
おめでとうございます!

私達の訪問が、たまたま誕生日と重なったことをまた、喜んでいただきました。

先生の奥様は、小柄でとても温かい方です。
ご主人への深い信頼と愛情が言葉の端々に感じられます。
奥様は、いつもゆっくりと美味しいコーヒーを淹れてくださいます。
結婚したての頃、コーヒーの大好きな先生のために揃えたコーヒーセットを、今もずっと大切に使われていると教えてくれました。
今日もまた、たっぷりと美味しいコーヒーをいただきました。

  
  奥様が摘んでお土産に下さった寒アヤメの花。

先生は、大変な勉強家でいつも新しい時代に向かって進む人です。
戦後の昭和23年に代用教員になられ、通信教育を受け、正式な資格を取ったとのことです。
小学校で教えてもらった頃は、まだお若く気力に満ち溢れていました。
どの教科にも熱心で、厳しく面白い授業でした。
私は、図画工作が好きで、先生の授業はとても楽しいものでした。
でも、体育は得意ではなくて、冬になると町中を先生についてランニングするのが辛くて、嫌だったことをよく覚えています。

先生は、いまだに現役、今は軽トラックを運転しながら、農業をされているのでした。
近年は、あちこちの身体の不調や怪我で入院や通院が続いたようです。
でも、それを徐々に乗り越えてリハビリに励み、健康をとりもどされました。
畑で採れた蜜柑とキウィをお土産にいただきました。

先生は、60代から70代、さらに80代と体力と健康を維持する努力がとても大切だと何度も繰り返されました。
言葉だけでなくて、自ら実践したことを示してくれているのです。
そして、それをしっかりと支えてこられた奥様の存在にも心打たれました。
帰る間際に、庭から一輪の寒アヤメを摘んで、手渡して下さった気持ちがとても嬉しかったです。

私達も一歩ずつ、そんな夫婦になれたらいいなと思っています。
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