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ものづくりあれこれ

ものづくりで毎日を楽しもう!

布絵の暖簾(のれん)

2015年08月07日 11時15分01秒 | 手工芸
連日の猛暑、いかがお過ごしでしょうか。
ものづくりのブログを始めて1年数か月が過ぎました。できるだけ費用を押さえてものづくりをしたいというのが、私のささやかなモットー。

さてさて・・・今日は、暖簾を作ろうと決めました。

風の通り抜ける家です。でも、窓を開けると、向かいのマンションや道路が目の前です。そこで、窓に暖簾をかけることにしました。窓を開けても気分が違ってくることでしょう。
(費用の関係で、レースのカーテンは付けてないのです。)


暖簾と言うと、「暖かいすだれ」と書くのですね。私の目的は、風を涼しく感じたいために、暖簾を作ろうと思ったのでした。漢字で書いてみると、はてな (・・? ですね。

 
  
  涼しい風に吹かれて、洗濯物が揺れる。リサイクルだ。

使い古しの枕カバー(綿100%)を捨てずに置いておりました。チェックの地模様の折りこまれた素朴な風合いの生地。さっそく引っ張りだして、縫い目をほどき、洗濯しました。乾いたところでアイロンをかけて、広げてみました。よしよし、充分作れそう。

やや色落ちしたこの生地をおしゃれに生まれ変わらせるのに、名案が浮かびました。布絵で模様をつければ楽しい雰囲気の作品になりそうです。夏らしく、へちまのつるや葉っぱを描いてみたらどうかなと考えました。

まずは、暖簾の形に縫い合わせました。

窓のサイズに合わせて布を切り、不足分を縫ってつなぎ、暖簾サイズを確保。両脇を三つ折りにし、上側は、5cmの筒状に縫い、ポールに入れられるようにミシン縫い。
(出来上がり寸法 縦90cm×横72cm)

次に、布絵のデザインです。へちまの葉っぱは描くと形が取りにくく、止めました。ベランダを歩いて題材さがし。そして、芋の葉っぱに決めました。形はシンプルに。
  


そして、布は緑色、軸は唐草模様の布をくねらせて切り抜き。ハートの形に細い棒がついて、こんな模様になりました。

  
  芋の葉っぱを元にデザイン。

まず、実際の布の上に切り抜いた葉っぱと軸を置いてみました。形やバランスを考えて、動きのある配置を決定。こんな暖簾になります。

  
  色あいも落ち着いて、ほのぼの。

配置が決まったら、部品をしつけ糸で土台に仮縫いしました。
  


布絵の楽しさは、シンプルな形でも部品の配置や組み合わせを変えることで、生き生きとしたデザインになります。あとは、ゆっくり模様を手縫いでステッチしていきます。ちくちくと針仕事は好きなのです。糸さえすっと通せれば。

また、出来上がったら、ここに載せたいとおもいます。

※布絵とは・・・いろいろな布地を切り抜いて絵を縫いこむ手芸のことです。


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お気に入りの布でお弁当袋作り

2015年08月02日 21時51分55秒 | 手工芸
今日は、お弁当袋を紹介したいと思います。

 
 お気に入りの布で作ったお弁当袋2種。洗濯替えに便利。


手持ちの布を使ってお弁当袋を作りました。これは、お土産として買ってきた日本手ぬぐいでした。

 
 松山市にある伊丹十三記念館で買い求めたもの。

伊丹十三さんは、若い頃、イラストレーターをしていました。その頃の原画を活かして宮本信子さんが、日本手ぬぐいに商品化したものでした。デザインは、映画撮影で使うカチンコです。宮本信子さんの伊丹さんへの深い愛を感じたので買い求めました。
夫のお土産に買ってきたのですが、なかなか使う機会の少ない手ぬぐい。これを使ってお弁当袋を作ろうと思いました。毎日使ってくれたら嬉しいですね。

伊丹十三さんのローマ字のNameは、隠れないように気をつけて縁を縫いました。裏地は、白地の渦巻き模様のデザインを組み合わせて使いました。和風の組み合わせが気に入ってます。表地だけでなく、裏袋をつけると、生地がしっかりして、とても使いやすい袋になりました。

袋の作り方のポイントを紹介したいと思います。

<材料>
表布  日本手ぬぐい 1枚(32cm×42cmの布)
裏布  日本手ぬぐい 1/2枚 (32cm×36cmの布)
ひも  80cm 2本

<作り方>

表と裏用の布を袋に縫う。
 

袋の角を縫う・
 

表布を中表にして裏袋を重ねる。紐通し口を作りミシンで押さえる。
 

裏袋が付いた。ひもを通して完成。
 


 
 黒にオレンジの紐がおしゃれ。

毎朝の夫のお弁当作りは、いつも時間に追われて大忙し。毎日の品ぞろえは、同じものが続かないようにと一工夫。最後にふたをして、このお弁当袋に無事詰めて送り出した後は、いつもほっとします。

暑い中、ご苦労様です。身体に気をつけてくださいね。




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スープポット入れを作りました

2015年07月23日 10時48分14秒 | 手工芸
昨日までの晴天は何処へやら・・今朝から小雨模様です。ベランダの緑のカーテンがだんだん濃くなっていきます。小雨を浴びて、野菜たちはぴんと葉っぱを広げていました。気分も爽やかです。

  

今日のテーマは、このポット入れです。毎日のお弁当に付き添うスープポット。カバーがなくて、ハンカチで包んでいました。ある時、スーパーの台所用品売り場に、チャック式のスープポットカバーを売っていました。これはいいな。値段は、600円くらい。これなら、私にでも作れそうと買うのを止めました。

二日前から作り始めて、昨夜ようやく完成しました。見ていると、ほのぼの。かわいい出来上がり。
 
実は、一度作って入れてみたところ、きつくて使いにくいので、ほどいてもう一度大きめに縫い直しました。昼間、このスープポットは、夫の仕事場へ出かけており、留守です。実物なして作ったところ、やはり、ゆとり分が足りなかったのです。

実物は、直径 9cm、高さ 12cm、回り 30cmです。どれくらいゆるみを置けばいいか迷いました。特に、胴回り。1cmのゆとりでは、縫い方も悪かったのか、きつすぎました。2cmのゆとりに直し、ちょうど良くなりました。

ゆうべ、帰ってきたスープポットを待ち構えて入れてみました。すると・・・

  

ピッタリ!ほっとしました。これから、作り方を書いてみます。
生地は、外側はコットンで、内側にタオル地を付けてみようと考えました。ハンドタオルがたくさんあるので、それを活用しました。

■スープポット入れの作り方■

<作り方図>


 ※縫い代は、各1cm。

<材料>
表地  20cm×35cm
裏地  ハンドタオル 同色を2枚
    底用の生地
手芸用綿 適量 (キルティング用綿でもよい)
ファスナー 18cmを2本

■縫い方

1)布の裁断は、表と裏を同じ大きさにそれぞれ1枚ずつ断つ。
  底以外は、間に薄く綿を引いて、ミシンでキルティングする。
  ふたは、格子状に縫い、横は横縞に縫ってみた。

2)ファスナーを中央が開くように、両側に二本縫い付ける。
  開きどまりは、端から各2cmとする。はみ出したファスナーの端は、切り落とす。
  

3)両端を中表にして縫い、輪にする。

4)しつけをして、ふたを丸く縫う。
  

5)端の始末は、5ミリくらいに揃えて切り落とし、針でかがる。分厚いので、手縫いした。
  

6)底を丸く縫い付けて、端かがりする。
  底には、綿を入れず、丈夫な裏布を2枚重ねにして縫う。
  
  チャックを開けてみると、口が大きく開くので、入れやすい。

7)持ち手を作る。筒に縫い、綿を詰めて、ふくらみを出した。端を手縫いで綴じつけた。
  


綿を挟むことで、生地もしっかりし、芯を入れなくても落ち着きます。キルト地があれば、簡単ですが、綿をはさんで手作りした方が、ふんわか柔らかみが出ますね。
それから、ハンドタオルは、よく贈答品に入っていて、引き出しに溢れてます。何か活用できないかと思っていたので、裏地にして縫い付けたら、いい感じに出来上がりました。
タオル地は、手縫いの端かがりで充分ほつれ止めができます。また、どこかに使ってみたいと思っています。
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長ズボンをリフォームしました

2015年07月15日 22時21分59秒 | 手工芸
はき慣れたズボンをリフォームして、半ズボンとウェストバッグを作りました。



夫は、あまり格好を気にしません。洗濯して清潔であればいいのです。ズボンもシャツも気に入ったものを長く愛用しています。
たとえば、このズボンは、生地がしっかりして、綿100%で履き心地がとてもいい。繰り返しはいているうちに、すり切れて穴が空いたり、裾やポケットなどがほころびてきます。継ぎを当て、穴を繕ってはいてきました。

何度も裾がすり切れてしまい、もう修理は難しい。もったいないけど、裾を切って、半ズボンにすることにしました。
ひざ下くらいの長さにきり、三つ折りにして、半ズボンが出来上がりました。簡単!


切った裾は、どうに活用できないかと考えているうちに、こんどは、ウエストバッグを作ることを思いつきました。これは名案です!ベルトに通して使うタイプにすれば、とても便利です。

さて、うまくできるかしら?とは思ったけど、すぐにイメージが浮かんだので、さっそく取りかかりました。

まず、形をデザインし、大きさを決めました。
◆たて(袋の深さ) 20cm
 横幅 15cm
 ふた 9cm
次に、布の裁断です。ズボンの脇の縫い合わせ部分を中央にもってきて、裾の三つ折りの部分を上手く使えば、丈夫なバッグになりそうです。

布を切ったら、表布と裏布の間に薄く綿を挟んでキルティングにすれば、おしゃれで丈夫になりますね。

  
   出来上がりは、イメージ通り!

さて、いよいよ縫合わせです。
  
  キルトの縫い線は、ヘラで印をつけ縫っていきます。

今度は、中表にして、脇と底を縫います。角は、ギャザーを寄せ、厚みが出るようにしました。縁は切りそろえ、ジグザグミシンをかけてスムーズに処理。


  
赤が好きな人なので、裏の布地は臙脂色に。ふたを開けたら臙脂が見えるようにしました。コントラストがきれい。

ひっくり返して、蓋を切りそろえて、縁をジグザグで処理。縁どりがいいかな?とは思ったけど、シンプルに決めました。蓋が出来上がると、ほっとしました。やっと完成が見えて来た。ボタン穴をつくり、ボタンを縫い付けます。同じボタンがなくて、色違いになりました。

ここまできて、ベルト通しを縫い付けてないことに気づきました。

  
  ズボンの裾を利用したので、丈夫なひもが簡単に出来上がり。わーい。完成だ!

  
  ズボンのベルト通しのサイズと同じです。

  

こんな風に、前に付けても、後ろ側に付けてもOK。
夕方帰ってきた夫は、こんなバッグを付けるのは初めてだと喜びました。よかった!
ボタンのところが、磁石式ならもっといいんだけどな、と言っておりました。なるほど・・・。
我が家には、ありませんが、手芸店にはあるかもしれません。

キルト地にしたことで、少ししゃれた雰囲気がでてきました。有り合わせの材料で、考えながら作った割には、上手くいきました。少しさびしい感じなので、ワンポイント刺繍などがあるといいかもしれませんね。

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バッグインバッグを作ろう (No.1)

2015年06月07日 20時18分59秒 | 手工芸
  

こんなぺちゃんこの布バッグは、へしゃってなかなか使いにくいものです。
そこで、「バッグインバッグ」を作ることにしました。

バッグインバッグとは、言葉の通りに「カバンの中に入れるバッグ」のことだと、本を見て知りました。その写真をみて、とても便利そうでした。

出来上がり図は、こんな感じかな。外には、外ポケット、中には内ポケットがあります。
  

さっそく作ってみましょう。参考図書を見て何とか作り方を理解して始めました。

(1)布バッグを採寸して、それより小さいバッグの大きさを決め、製図をします。
   

表布と裏布は、同じ大きさのものを用意し、ポケット用の布が4枚必要です。ポケットに裏布をつけたいので、ポケット用布は8枚になります。

(2)布選び。無地に水玉模様のポケットを付けることにしました。
   

(3)型紙を作り、布を断ちます。

(4)表と裏布にそれぞれに、ポケットを縫い付けました。表布には、丈夫な接着芯をつけました。裏布のポケットは、底も続きの布にして、ポケットは袋の底まで入れられる大きさに変更。左が裏布用。
   

(4)表布を中表にして、両脇を縫い、袋にします。水玉もようのポケットができました。
   
   

(5)裏布を中表にして、同様に両脇を縫い、袋にします。中袋にポケットができています。
   


今日は、ここまでできました。明日続きの予定です。
中袋の中に、外袋を入れて、綴じます。持ち手の紐通し布ができたら、間に挟み込みミシンで縫い付ける予定です。

中表にしてぐるりと口を縫い、ひっくり返す穴を残すのですが、うまくひっくり返せるでしょうか。久しぶりの洋裁は、手間がかかって面倒です。でも、丈夫なバッグインバッグができれば、嬉しいですね。

ドライブに持って行くコーヒーポットやコップ、お弁当などがころころ倒れないで運べたら、とっても便利だろうな。ポケットにも工夫がいります。がんばんって作りましょう。

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