四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

コートと羽織

2015-11-27 | 思い出の着物
昨日の生徒さんとは「コート VS 羽織」の話になりました

お出かけ会には参加出来なかった生徒さんなのですが、ブログにアップした写真を楽しんで下さったそうで嬉しいです

着物のコートの型には大きく二つ、道行コート(多くは割烹着のような四角い衿)と道中着(着物のような打ち合わせで脇で紐結びする)があります
「コート」であるために、訪問先では脱ぐのがマナーです
防寒用ではなく、裏地を付けなかったり、素材が薄手の塵除け用のコートもあります

一方、羽織は・・前が開いているので中に着ている着物や帯とのコーディネートが楽しめますが、前が開いている分、防寒的要素はコートより少ないです
寒い日は上にコートを重ねてもよく、それが大げさな時はストール等で襟元を防寒します
部屋に上がっても脱がずにそのまま着ていてもいいことになっています
茶席には着られません

以前も記事にしたことがありましたのでご参考になさってみて下さい

  ■『立冬に羽織の話を・・(^-^ 』(2012/11/7)
    right http://air.ap.teacup.com/albumpage/481.html

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着物でお出かけ会@鎌倉の日は、ぽかぽか陽気でしたので羽織にしましたが、寒かったらこの道行コート↓にするつもりでした


義母が若い頃に好んで着ていた「縫い取りお召」を解いて洗い張りして譲ってもらっていたのを、道行コートに仕立て直したものです



解き・洗い張りして8枚の布になった状態のまま・・かれこれもう10年以上しまったままになっていましたが、ようやく今年仕立て直すことができました(^-^ 
裏地には「紅梅」

先日の鎌倉へも、10月にプラド美術館展に行った時も着た↓この羽織


実家の父の一張羅だったお対の大島紬の羽織についていた羽裏を、洗い張りしてつけてあります
お召にはひさご(瓢箪)が織り出されているので、雰囲気ぴったりです


この羽裏は、宗達の銘も入っている「雷神」
「昭和の雷オヤジpika(←今では死語ですね ^-^)そのものだった父にぴったりの羽裏だったんだなあ・・と今さらながら可笑しいです
袖を通すたびに懐かしい気持ちになる羽織なのです(*^-^*)

天国の父は、私が羽裏にして袖を通しているのを見てこんな顏をしているのでしょうか? pikaデンデラデンデラ・・pika


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