四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

九州帰省と鉄道・温泉の旅④川内高城温泉

2022-05-12 | 旅行(*国内)

私は鹿児島市の出身なのですが、高校卒業後は東京に進学しそのまま就職・結婚しました

実家の父は2013年に亡くなり、実家は整理したのでもうありません・・鹿児島は故郷なのに、鹿児島市以外は知らない所があまりにも多いのです

おれんじ鉄道の終点、川内駅のある薩摩川内市に降り立つのも初めてのこと・・

旅の計画を立てる時、おれんじ鉄道を降りた後どうしようか迷いました・・鹿児島市の方に向かってもよかったのですが、せっかくなので未踏の川内周辺で宿を探すことに

それで見つけたのが、川内高城温泉   これまで聞いたこともない温泉の名前でしたが、湯治客も訪ねる古い温泉郷で、日本の名湯百選にも選ばれているらしいです

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

川内駅前からバスで向かうことに決めました 

東京を出発前にバスの時間を調べてみるとこれがなかなか大変・・この路線、元々便数が少ない上に土日祝の運休便が多いのです。。GW中なので行きも帰りも「このバスをのがしてしまうと、、」って感じ!

おれんじ鉄道が川内駅に到着したのが 14:46 、駅前を15:05発のバスに乗らなくちゃ(^^)/

1番乗り場のバス停で待っていると、1分前にそれらしい路線バスが到着 🚌

乗り込みながら運転手さんに「このバスは高城温泉に行きますね?」と確認すると「いいえ〜これは行きませんよ〜 この後に来るバスです〜」と優しく教えてくれました

そのままバス停で待っていると・・

何?あのバス??ヽ(゚o゚;)))ノ

トトロのネコバスみたいなのがこっちに向かって走ってくるではありませんか?! すごすぎる ...ヽ(◎o◎;))ノ

いや全く度肝を抜かれました!なんてったって、このバスがぴたりと私たちの前に停まったんですから〜!

*↓川内駅構内の観光案内でもらったバスの時刻表・・△印は土日祝運休

観光バスでもなんでもなく、運行会社は普通に鹿児島県下を走る南国交通バス

所要時間は西回り・東回りでちょっと違うのですが、どちらもおれんじ鉄道でも通った西方駅・薩摩高城駅の方に必ず行ってからからまた戻ってぐるりと回ります

*こちらの路線図は↓ 薩摩川内市のHPから抜粋させて頂きました(ピンクの路線)

ぐるりと回るので高城温泉まで50分も乗るというのに、運賃は一律150円!! 地元の人には生活路線なのでしょう

車内のインテリアは多分、昭和の昔のまんまかと・・古く擦り切れているのにかちっと固い革張りの座席、木枠・・次の停留所を知らせる案内表示だけがデジタル

私たち以外に乗客は、途中から乗ってきた二人だけ.. その内一人は西方駅前で降りました

途中、人形岩がおれんじ鉄道の車窓で見たより間近で見られました

このバス体験の興奮から覚めやらぬまま、宿泊予定の竹屋前で降ります

バスを見送りながら、後ろについているのは尻尾ではなく人形岩だったのを知りました

バスに乗った時からそのままタイムスリップしてきたような感覚に・・

湯治客が長く逗留することもある宿、廊下の雰囲気はこんな感じでトイレは共同

共同炊事場はもちろん、洗濯機は何台もあり広々とした物干し場もありました

部屋は6畳にテレビとちゃぶ台、板の間に簡単な水回り、布団は自分で敷きます

内風呂の写真 ↓↓ 早起きの夫が翌朝お風呂に行った時は誰もいなかったそうで、携帯で撮った2枚

ひとまず荷物を置いて周辺を散策することにしました!

お店は二軒、石原商店とお酒も売っている八木商店

夫が吸い寄せられるように八木商店に入り、焼酎の五合瓶「薩摩茶屋」を購入

竹屋の宿泊者は内風呂だけでなく、竹屋別館にある川内岩風呂にも無料で入れます!内風呂にも外の岩風呂にも昼も夜も朝も何度も出たり入ったりしました(^。^)  夫はリラコ&Tシャツ

東京より西の方は、日が暮れるのが遅いですね・・何時頃だったか忘れましたが夕方には明かりが灯り出し、温泉場の風情もいよいよ増します

昔は食事も食べることができる宿だったようですが、現在は食事の提供はありません

予め知っていたので、おれんじ鉄道の乗車する前に新八代駅近くのスーパーでお惣菜のパックを買ってきていました(川内駅で買うにはバスの乗り継ぎが心配だったので)

炊事場からお皿を拝借してきて、この夜は焼酎を飲みながらお惣菜を晩ご飯に!これもまた楽しい(^。^)

翌朝 5/5 、湯之元第1トンネルの方まで歩いてみると、鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいました🎏

宿の裏を流れる湯田川では、夏には蛍が飛び交うようです・・いいなあ

宿のお勘定を済ませて、竹屋前を 8:52 のバスの乗ります (^.^)  女将さんがバス停に見送りに来てくれました!GWの混雑とはまるでかけ離れた温泉、昭和時代に寛いでいるようだったのも、堪らなく良かったです

帰りのバスは普通の路線バスでした!来る時はたまたまあのネコバスだったようです(^^)v

次回はこの旅の最終回、■『九州帰省と鉄道・温泉の旅⑤忘れの里 雅叙苑、嘉例川駅』

週末に孫が泊まりにくるのでちょっと忙しくなりそう・・ブログの更新は週明けになるかと思います(^^)/

 

 


この記事についてブログを書く
« 九州帰省と鉄道・温泉の旅③お... | トップ | 九州帰省と鉄道・温泉の旅⑤忘... »
最新の画像もっと見る

旅行(*国内)」カテゴリの最新記事