トレドからのAvant は、定刻の16:51にマドリッド・アトーチャ駅に到着しました
夜行寝台列車「ルシタニア」@マドリッド・チャマルティン駅発の時刻は、21:50
トレド1泊分の荷物もコインロッカーに入れて、身軽になって限られた時間のマドリッド街歩きをしてすごそうと思います
■アトーチャ駅
近代的な駅の中に、突然、熱対植物園が出現し不思議なムードが漂う空間が広がります
手前側には亀の池があり、そこだけスローに万年の時が流れているかのよう?
これまで利用した駅の中では、やや複雑な造りになっているように感じたこの駅ですが、表示を見ながら進むことに徹すると、ちゃんとメトロ「Atocha Renfe」の駅に着きました
券売機を英語表記に変換して「Vodafone Sol」までの切符を買い、地下鉄1号線に乗ります
■マヨール広場
■サン・ミゲル市場
ルシタニアの時間までの過ごし方は、プラド美術館鑑賞と少しだけ迷いましたが、やはり「快楽」の方に軍配はあがります(b^ー゚)★
「スペイン=バル」の王道をハシゴしながら楽しみたいと思います!
・・とうことで、サン・ミゲル市場へ直行
市場とはいえ、建物の中にあるのですね@@
私はテント小屋のようなものを想像していました!
どの店舗で買ったタパスやお酒も中央の席で食べることができるフードコート形式になっていますが、それぞれの店舗のショーケースの上で立ち食い(&呑み)している人も多いようです(^-^
まずはぐるっと探検☆ 見学&学習した後、みんながしているのを真似てみようかな!
18時を過ぎる頃にはもうだいぶ混雑してきました~
私もうかうかしていられません♪ 早く注文しなくっちゃ!
隣り合う二軒のお店(家庭料理のタパス/シーフード)で買い、左のお店の右端と右のお店の左端のショーケースの上に皿を並べさせてもらって・・私「May I ?(^_-)-*」お店の人「d(^_^)」・・で、立ったまま食べました
これを平らげた後、別のお店へ「tapeo」=バルのハシゴ
空いていた席を見つけたので、今度はそこに座って食べました
いい感じに酔っぱらってお腹いっぱいになったところで、またメトロの駅「Vodafone Sol」まで歩いて戻ります
けたたましいサイレンを鳴らして消防車が走り抜けました・・消防車もベンツでした@@
来た時と反対方向の地下鉄C線に乗って、また「Atocha Renfe」に帰ってきました
■チャマルティン駅
アトーチャ駅のコインロッカーに預けてあった全ての荷物を出して「Hotel Train Lusitania」等の国際列車も発着するチャマルティン駅へ
初日にも空港から乗ったRenfeの近郊線に乗ることにします
上の写真↑のA4にプリントアウトしてあるのが、ルシタニアのeチケット、重ねてある2枚が近郊線の切符です
ルシタニアのチケットを読み込んだあと、翻訳サイトでスペイン語→日本語変換してみたところ、Combinado Cercanias=「近郊線も含まれている」の意味のようです
アトーチャ駅の有人窓口で確認したところ、近郊線切符をちゃんと発券してくれました
チャマルティン駅に着きました!
出発時刻の1時間半前に着いたので、まだホームは表示されていません
✔ 21:50 LISBOA T.HOTEL
この夜行寝台列車「ルシタニア」はグランクラスのチケットをとっています
もしかしたら.. グランクラスの乗客が利用できるラウンジがあるのではないかと思い、窓口の駅員さんに確認してみました
OK(b^ー゚)★
「まっすぐ進んだ左にあるSala Clubが使えます」と教えてもらったので、出発時間まではそこで休憩することにします(^-^
■Sala Club
ソファ席の方に一組だけご夫婦が寛いでいらしたので、私たちは奥のテーブル席で休むことにしました
ゆっくり居心地のいい空間です☆
夫は1時間くらい寝ていました!(遅いシエスタ?)
Sala Clubにも電光掲示板のモニターがあったので時々チェックしていましたが、ルシタニアが入線するホームは20分前になっても表示されなくてちょっと不安に..
そのタイミングでラウンジを出て、一般待合室で待つことにしました
ホームが表示されたのは、出発の15分前を切っていたと思います
乗客がどっとそのホーム階段へ向かいました!私達も続きます
■Hotel Train Lusitania(ルシタニア)
「ルシタニア」は、前回の鉄道旅行のプランを立てる時から心惹かれており、乗ってみたい夜行寝台列車でした
以前はこの列車のグランクラスに乗ると、食堂車の夕・朝食付きだったようですが、2013年末?で食堂車が廃止になり、グランクラスに乗車しても食事付きではありません
有料で軽食が食べられるビュッフェ車両はついています
「それでもいいから乗りたい!」と思わせるのは何なのでしょう?
一つには列車の名前・・「ルシタニア」
女性の名前を呼ぶような響きを感じましたが、本によると「イベリア半島がローマ帝国に支配されていた時代の、スペインとポルトガルの一部の地域をさす地名」のようでした
「ポルトガルの古称」とも書いてありました
そんな懐かしさをもって今なおそう呼ばれ、イベリア半島の半分を横断するこの夜行列車にはぜひ乗りたかったのです
勿論ルシタニアは、豪華列車ではありませんがグランクラスとプレフェレンテクラスは個室寝台
中高年の旅には個室で眠れる安心感は譲れませんし、トイレとシャワーがついていると夜中起きるにも不便が無いので(^-^;)、やはりグランクラスがいいと思います
食事が付かなくなった分、チケット代は安くなっていますし(^-^
時刻表で確認すると、スペインとポルトガルの国境は夜中の02:30(スペイン時間)に越えます
スペインとポルトガルには時差が1時間あるので、目覚まし時計を注意しなければなりません
最初トーマス時刻表で見たとき、20分停車した後のポルトガル側国境駅の発車時刻がさかのぼって01:50になっていたので「あれっ?」と思いました
いずれにしても、スペイン⇄ポルトガルの国境をこの夜行列車で越えることに、旅のロマンを感じて胸が高鳴ります(✿◡‿◡ฺ)
(*『街道をゆく』で司馬氏が乗っていたのは、夜行のルシタニアではなくリスボン特急です)
6時までぐっすり眠り続けました・・・(o◠ˆ◠✿) zzz
先に少し触れたようにスペインとの時差が一時間あるので、一時間多く眠って得した気分です
シャワーを浴びて、夫を起こし、身支度を整えて隣のビュッフェ車両に行ってみることにしました
夜明け前のこの時間、先客は一人だけ
夫はサンドイッチとコーヒーを、私はお得なモーニングセットを頼みました
廊下側の車窓は、夜明けが近いことを教えてくれます
07:20 Lisboa Oriente 駅に着いたようです
朝が・・そして旅が始まろうとするホームの風景を、部屋の窓から見ながら清々しい気持ちになりました
私たちが降りる駅は次の Lisboa Santa Apolonia 駅
07:30到着予定です
間もなく到着.. という頃・・廊下側の窓に、Rio Tejo(テージョ川)から昇る朝日が見えました!
Lisboa Santa Apolonia 駅はテージョ川沿いに位置しており、しかもこの日の日の出は、07:30 だったのです
同じように廊下側の窓から朝日を見ていた隣室の紳士と「Good Morning !(^-^ 」の挨拶と笑みを交わし合い、素敵なリスボンの朝が始まりました(^^)/
次は『イベリア半島の旅 ⑤リスボンその1』に続きます(^^)/