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世界怪魚釣行記

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秋田、最後の夏休み

2011-08-19 08:18:00 | 「秋田の淡水(バス・雷魚・鯰・渓流)」
 「暑い、とにかく暑い…」。最近は涼やかな渓流以外の釣りには集中できず、虫ハンティングにお熱である。子供の頃に戻って頭上を見上げてみると、意外とまだいるもんだな。楽しいなぁ。


 秋田最後の夏はもうすぐ終わろうとしている…。

8月16日
 昨日、お盆休み中の従兄弟が秋田にやって来た。職業柄長期休暇をとれるため、高知の四万十川流域を命一杯満喫した後、秋田の実家に帰省したという。
 さっそく、従兄弟を連れて渓流へ涼みに行く。従兄弟は昔から釣りには興味が無く、「漁」が好き。ウェットスーツを着込み、手には「ギン、ギン」に研いだヤス。獲物を突く気まんまんである(笑)。そんな漁師マインドの人間をマイャCントには入れたくないが、まあ夏休みなんでおもいっきり楽しんでもらいましょう。
 俺がルアーを2~3投し、反応がなかったら従兄弟が潜る。

 しかし時はお盆休みの直後、どこも釣り人が入った形跡があり、魚の反応は薄くサイズも上がらない。

 数匹釣ったところで、仕方なく昼飯にすることに。岩魚と山女の味噌カヤキを作り、ビールで乾杯!(運転手の俺は残念ながらノンアルコールなんだが…)。

 その後、ャCントを転々とするが、のきなみ撃たれている感じ。魚の反応がほとんどない(ャCント選択を完全に誤った感じ)。
 少しイライラしながら、ふと後ろに目をやると、後をついて来る従兄弟の様子がどうもおかしい。やけに憔悴して、歩みが遅い。話を聞こうとそばに寄ると、モノ凄い数の虻に集られて、顔面と腕を噛まれまくってボコボコである(笑)。40匹ぐらいはいるかも…。どうやらウエットスーツの黒い色に惹かれ、虻が大量に集結していたらしい。従兄弟に集中したおかげで、俺の周りにはほとんど虻がいないが…。
 疲労困憊の様子の従兄弟を思い、夕マズメに虻のいない源流に移動する。が、ここも先行者の姿あり。後追いの俺達にはほとんど魚の反応なし。なんとか小型の岩魚を数匹追加。そして従兄弟も15cmぐらいの山女を何匹か突いたが、あと1匹、夜の骨酒用の大型岩魚が欲しい。黙々と渓をひたすら遡る。

 左岸から張り出した岩盤に急激に絞られ、流れが右岸に集中し白泡が立つ。スピナーを少し上流に落とし白泡に吸い込まれた直後、大きく「グネ、グネ」という感触が伝わった。ドラグを使わず強引に寄せると、尺超え岩魚。渓流ではグットサイズだ。この1匹で大いに満足する。 

 ところでこの岩魚、俺がつけた以外に口の中に真新しい傷があった。おそらく先行者が釣ってリリースした個体? 「スミマセン、骨酒のためにキープしてしまいました…」。

 本日は山女7匹・岩魚7匹と貧果。しかし、今日の目的は「獅「酒を飲むこと!」に尽きる。帰宅後、さっそく岩魚の骨酒を作る。尺岩魚と小岩魚2匹を焼いて、熱燗を注ぎ入れる。サランラップを張り、2分ぐらい蒸らして完成!

 イイ色出てるなぁ。今夜は無茶苦茶酔っ払ってしまった。


8月19日
 それから2日間、「虻の猛攻に懲りたのか?」 従兄弟から連絡は無かった。次は「サクラマスを突けるャCント」を用意していたというのに…。
 夕方に突然従兄弟から連絡があり、「明日東京に戻るので最後に渓流へ行きたい」という。しかし日没まで2時間ぐらいしかないので、お手軽なドブ川最上流部へ行くことに。
 ドブ川上流部なのに見事な流れ、所々断崖をロッククライミングしなければ上がっていけない所もあり、深い谷だ。そして流れには多くの魚影が見て取れる。 

 しかしルアーを通すが反応は皆無。従兄弟に潜って調査してもらうと、魚のほとんどはウグイだという。なぜこんな流れにウグイの群れが…。New渓流ロッド「JV46UL(TENRYU社)」に入魂したいが、反応がないまま昇り続ける。

 ロッククライミング中に遭遇したヒキガエル。

 やがて大きな滝に出くわした。ここで出なければもう引き返そうと思った時、岩盤の割れ目、非常に狭い空間でルアーに反応し魔髑蛯ォな山女。ルアーを通せるのはわずか50cmという狭い空間のためフッキングはしなかった。2投目、滝壺に入れたルアーに岩魚がヒット。とりあえず「JV46UL(TENRYU社)」に岩魚の魂が入ったが、なんとも消化不良な釣行だった…。

 だが、満足し切れないまま終わるのも悪くない。またいつか戻る日のために欲求は残したままに。さよなら、秋田の夏…。

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