それはおっさんと共にピーコックバスを追い求め、未知のラゴアに向かって水路をさかのぼっていた朝だった。おっさんのアミーゴ(友人)が案内役となり先頭でカヌーを漕ぐが、水路は所々で水草に厚く覆われ前進は難航を極める。

アミーゴさんの飼い犬2匹が川辺伝いにカヌーを追ってついて来ていたのだが、水路を500mほどさかのぼったその時、突然吠え出したかと思うと猛ダッシュで何かを追い始めた。そして犬に追われて草むらから飛び出してきたのはカピバラであった。アミーゴさんが興奮気味にカヌーから飛び降り、突然狩りは始まった。
カピバラは犬に追われ水路に飛び込み、潜行して脱出を謀ろうとする。おっさんがカヌーを漕いでカピバラを岸辺へと追い込み、陸地で待機しているアミーゴさんがオールで頭をかち割るというなんとも原始的な作戦である。

始めは「ちょっとー、早くラゴアに行ってピーコック狙おうよー。朝一のベストタイムが過ぎちゃうじゃん」と思いながら写真を撮っていたのだが、

アミーゴさんが上陸したカピバラに一撃を加え、衝撃でオールが砕け散るのを目の当たりにして俺も狩猟本能に火がついた。一撃をもろともせずカピバラが反撃を開始。アミーゴさんに向かって突進し、噛み付こうとする。ネズミ目(げっ歯目)の最大種カピバラ、あのネズミ系のしかも大きな歯で噛まれたらえらいことになる。逃げ惑うアミーゴさんを救出するため俺とおっさんもオールを握り締め、ボートから飛び降りた。

時を同じくして犬2匹が駆けつけ、カピバラを威嚇する。驚いたカピバラが背の高い草むらに逃げ込み、皆で犬に追われて草むらから飛び出してくるの待ち岸辺で待機する。その1分後だった。「ザァザザザ」と草がなぎ唐ウれカピバラがモノ凄い勢いで飛び出してきた。そして、よりによって俺に向かって猛突進してくるではないか。一瞬「やばっ」と思うが、本能に従った。俺はオールを振り上げ、「世界怪魚釣行記」の「武」から、「バガボンド」の「武しゃん」に変身した(笑)。
「バッカァーン」という炸裂音が川辺に鳴り響き、オールが割れた。そして、脳天に一撃を食らったカピバラが斜め方向に吹っ飛び「ドッボーン」と落水する。我ながら漫画の様な見事な一撃。後は弱って岸辺に浮かぶカピバラをおっさんとアミーゴさんがめった打ち。カピバラ、捕獲成功!!
「アニマァァァァァァー!」

ブラジルの人気プロフィッシャーマンがドでかいのを釣る度に叫ぶ決め台詞。

割れたオール。この狩りで3本のオールが破壊され、この後一体どうやって釣りをするのか…。

騒動もおさまりすっかり暑くなってから釣りを開始するが、壊れたオールの影響でャCント移動がままならず、ピーコックバスは64cm3.5kgを頭に4匹、おまけに結構大きいブラックピラニア1匹という貧果に終わる。



でも、おかず大量確保! あまり釣れなかったが、よしとするか…。

おっさんの家に戻り、おばさんがカピバラの煮込み料理を作ってくれた。肉は臭みもなく柔らかくてジューシー。最高の夜でした。



アミーゴさんの飼い犬2匹が川辺伝いにカヌーを追ってついて来ていたのだが、水路を500mほどさかのぼったその時、突然吠え出したかと思うと猛ダッシュで何かを追い始めた。そして犬に追われて草むらから飛び出してきたのはカピバラであった。アミーゴさんが興奮気味にカヌーから飛び降り、突然狩りは始まった。
カピバラは犬に追われ水路に飛び込み、潜行して脱出を謀ろうとする。おっさんがカヌーを漕いでカピバラを岸辺へと追い込み、陸地で待機しているアミーゴさんがオールで頭をかち割るというなんとも原始的な作戦である。

始めは「ちょっとー、早くラゴアに行ってピーコック狙おうよー。朝一のベストタイムが過ぎちゃうじゃん」と思いながら写真を撮っていたのだが、

アミーゴさんが上陸したカピバラに一撃を加え、衝撃でオールが砕け散るのを目の当たりにして俺も狩猟本能に火がついた。一撃をもろともせずカピバラが反撃を開始。アミーゴさんに向かって突進し、噛み付こうとする。ネズミ目(げっ歯目)の最大種カピバラ、あのネズミ系のしかも大きな歯で噛まれたらえらいことになる。逃げ惑うアミーゴさんを救出するため俺とおっさんもオールを握り締め、ボートから飛び降りた。

時を同じくして犬2匹が駆けつけ、カピバラを威嚇する。驚いたカピバラが背の高い草むらに逃げ込み、皆で犬に追われて草むらから飛び出してくるの待ち岸辺で待機する。その1分後だった。「ザァザザザ」と草がなぎ唐ウれカピバラがモノ凄い勢いで飛び出してきた。そして、よりによって俺に向かって猛突進してくるではないか。一瞬「やばっ」と思うが、本能に従った。俺はオールを振り上げ、「世界怪魚釣行記」の「武」から、「バガボンド」の「武しゃん」に変身した(笑)。
「バッカァーン」という炸裂音が川辺に鳴り響き、オールが割れた。そして、脳天に一撃を食らったカピバラが斜め方向に吹っ飛び「ドッボーン」と落水する。我ながら漫画の様な見事な一撃。後は弱って岸辺に浮かぶカピバラをおっさんとアミーゴさんがめった打ち。カピバラ、捕獲成功!!
「アニマァァァァァァー!」

ブラジルの人気プロフィッシャーマンがドでかいのを釣る度に叫ぶ決め台詞。

割れたオール。この狩りで3本のオールが破壊され、この後一体どうやって釣りをするのか…。

騒動もおさまりすっかり暑くなってから釣りを開始するが、壊れたオールの影響でャCント移動がままならず、ピーコックバスは64cm3.5kgを頭に4匹、おまけに結構大きいブラックピラニア1匹という貧果に終わる。



でも、おかず大量確保! あまり釣れなかったが、よしとするか…。

おっさんの家に戻り、おばさんがカピバラの煮込み料理を作ってくれた。肉は臭みもなく柔らかくてジューシー。最高の夜でした。


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