黄昏時になんとなく

I live my life my way

東京の想い出話

2013-09-15 12:47:11 | 日記
ふと書いてみたくなったので投稿


ここ1年どんな投稿をしてきたのか 先日時間があったときに読み返してみました

スマホに切り替えてからは文章が短くなって写真がメインになりましたね

原因は分かっています
スマホのブラインドタッチにすると文字変換する際に戸惑うんですね

ほら、今もですねと入力しようとしたら「です右」になるし 「ぬ」と入力しようとしたら「め」になるし・・・

ガラゲーの時は片手で入力できても今は両手を使わないといけない・・

となかなか長文は書きづらくなりました


今回はそれに耐えて書いてみませう

さて本題

先月の終わりに久々に東京に行った時のお話
神宮で野球をみたあと渋谷まで移動して居酒屋で東京在住の友人 仙人さんと呑んでいました

確か午前1時前まで呑んでいました で帰りは渋谷からタクシーを拾って宿泊先の最寄り駅の水天宮前まで乗ったんです

かなりの量を呑んでいましたが 久々の東京だったんでテンションが高く いい気分でした

そしたら運転手さんが声かけてきたんですね

「今日は渋谷で遊ばれていたんですか?」
「え? ああ観光で来て 久々に東京の友人と飲んだんですよ」
「ほう、どちらからいらしたんですか?」
「ええ、〇〇です」

と私が現在住んでいる東海地方の都市名を挙げました

「ほう、それはわざわざ・・・」

とまあそんなくだりになりまして 運転手さん自分の身の上話を始めました

運転手さんも地方出身で東京に出てきて50年 自分の兄弟の話 今の東京のことの話など・・・

でまぁ私は昔 1年もいませんでしたが東京に住んでいた話は一斉触れずに 東京のことをよく知らない観光客を自分で演じていました(酔っていたのもあるのですが わざわざ説明するのもどうかなぁと思いまして・・)


運転手さんとそんな話をしていたら左側に大きな建物が見えてきました

「何か分かります?」
と運転手さん

「あ・・・」
(ここで一呼吸 皇居ですよね~ 昔社用車を運転して何回か会社から 当時の会社の寮があった世田谷まで帰宅した記憶があるのでここはよく通っていましたから~ ・・とこの間0・3秒)

返答
「え~・・なんなんですかね?」

「皇居ですよ」

「ほほ~う、これが皇居ですか~!! 広いですね~」

と私は窓に両手をあててマジマジと夜の皇居を見つめていました

「広いでしょう?」

運転手さんは何故か嬉しそうにいろいろと皇居の話を始めました

はい

ここで観光客を自分で演じて正解だったのかなぁとふと思いました

そして右側を見渡せばビル群が


アナタがいれ~ば~
アア~ うつむかないでェェ
歩いていけぇる~
この東京サバ~くぅぅぅぅう



この瞬間 私の中のマエカワさんがBGMで熱く唄っていました

気が付けば車は日本橋にさしかかっていました


おおお(^_^)(^_^)

ここでまた思い出が



東京に住んでいた10年以上前の話

当時の私は20代でした

この当時は精神的に追い込まれていて 今思い返してもとても辛い時期でした

そんな中で 私を支えて下さった方が何人かいらっしゃいました

その中の1人が今から書きます元上司(以下 カワチさん)とのお話です


カワチさんは当時30代前半 バリバリの関西弁が特長で自分の部下にはとても厳しい人でした

結構ズバズバとモノを言ってくるので かなりキツイんですが仕事を離れて飲みに行くとオモロいニーちゃんに変わるので愛すべき人でした

当時の私は カワチさんよりさらに上のボスから迫害を受けていまして・・結果的に私はこのボスと衝突して会社を辞めることになるんですが 何度かカワチさんが間に入ってくれて守ってくれたこともありました

あれは確か秋の出来事でしたか


当時の私は精神的にボロボロで仕事もうまくいっていなかったのですが ある日弱音を吐いてしまってカワチさんに辞意を伝えました

カワチさんも若輩者の私をなんとかしようとして説得してくれたのですが・・

定時が過ぎた夜の8時くらいからもう一人の上司を交じえて話し合いになりました

お互いに若かったのか感情のぶつけあいになり

結果的にこの上司が立ち会い人みたいな形になり私とカワチさんの話し合い・・もといにらみ合いになりました


最終的には私が否を認めて 2人に謝罪して辞意は撤回しました

この時夜の10時を過ぎていました

一番最後まで残っていたので3人で裏口から出ました

そして男3人とぼとぼと歩いていて 最初にもう1人の上司とわかれました


でカワチさんと2人駅を目指して歩きましたが お互いに無言でした

で水天宮の駅の地下入口に来たので私が

「では失礼します」
と頭を下げて去ろうとしたら

「おう、待てや」
「・・・??」



(何か粗相でもやらかしたか?はたまた今から・・・タイマン?? まさか10代ではあるまいし・・・ この間0・2秒)




「今からメシ食いに行くからお前も付き合えや」
「あ・・はい」

それからとぼとぼと日本橋方面に歩いていきました

「ラーメン食うぞ」
「はい」

1軒のラーメン屋に入りラーメンとギョーザ2人前をカワチさんは注文しました

「おお、ライスも食えや」
「あ、はい」
「すんません、ライス1つ追加して~」

それから男2人 黙ってラーメンを食べていました

さすがに無言のままだと気まずいと思ったので私から切り出しました

「こういう展開になるとは思いませんでしたね」

するとカワチさん 「フフッ」と笑って一言

「お前、なにゆうてんねや~」
と軽く返してくれました

するとカワチさん 実は前の日奥さんと夫婦喧嘩をしてしまって 気まずい雰囲気で朝出勤してきたので今日は謝るために早く帰りたかったんやけど・・・と軽くボやいていました

そういう事情があるのに私のために時間を割いてくれたのだなぁと少し申し訳ない気持ちになりました

それから10分ほどいろいろ話をしたのですが今の仕事の指針となる話をしてくれたことを覚えています

次の日 出勤したら件のボスがいてどこからか私とカワチさんがにらみ合いをしたことを聞いたらしくいきなり嫌味を言ってきました

まぁ今となってはこのボスはどうでもいいんですが・・



そのあと明らかに寝不足のカワチさんがダルそうに出勤してきました

「ああ~ めっちゃしんどいわ~
ってかお前のせいで寝不足やーい!!」

と笑って丸めた書類で頭をパコンとはたかれておしまい


ここでも人間の器の差が出ましたね

そんな思い出話



気がつけば日本橋を通って水天宮前まで来ていました

そこでタクシーを降り歩いて宿泊先のホテル(といっても昔の勤務先の本社があったビルのすぐ隣なんですが) まで歩いて帰りました

昔の通勤ルートを通っていきましたから 夜中歩くのは不思議な気持ちでしたね


当時は辛いことが多く出勤時は足どりが重かったんですが カワチさんをはじめ支えてくれていた人もいました

そんなわずかな期間の東京生活でしたが 7年後にはオリンピック・パラリンピックが開かれます

その頃にはまた進化した東京の姿があることでしょう


また過去のいろんな教訓を胸に日々を歩んでいきますか



台風情報が気になりながらも今日はこんな感じです