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デシカ+アルセコ二重断熱で快適生活 北洲ハウジングオーナーブログ

2014年9月に引っ越しました。随時生活状況をレポートしたいと思います。

神が細部に宿らない北洲ハウジングの家

2014年08月20日 00時17分33秒 | インテリア

さて、基本的に北洲ハウジングは良い仕事をしてくれたと思っていますが、今回は残念な点を述べさせて頂きます。
引っ越しがまだなので、住み心地や細かい仕上げの点での評価はできておらず、これまでに気付いた点のみ記載します。

『神は細部に宿る』という表現がありますが、その様な点を見るにつけ「神が宿ってないなぁ」と思わずには居られません。
今回改めて『神は細部に宿る』という言葉の由来を調べてみたところ、有名な建築家の言葉でした。
まさに建物のディテールの重要さを表現する言葉ですので、今回のエントリーにぴったりです。

それでは述べて行きます。

①可動棚のレール

可動棚の作り方としては、レールを使う物やダボを使う物などがありますが、北洲ハウジングではアルミのレールを使用しています。
これ自体は良いのですが、白い棚に平気でアルミ色そのままのレールを付けてきます。
棚は石膏ボードで作ったものとポリ板で作った物がありますが、大抵は白で作られると思います(特に後者)。
白いレールも同じ値段で入手可能なのに目立つ銀色の物を使う理由がわかりません ('A`)
こちらは2階ホールのケンコート仕上げの本棚。
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こちらはシューズクロークの棚で、ブラケット型の支柱の方は白い物が使用されています。
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②ドアレバー、取っ手のアンティーク仕上げ(?)

引き渡しを受け、しばらく後でドアレバーや取っ手全てに妙な傷?汚れ?が付いていることに気が付きました。

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20140819_185619

何をどうすればこういう傷が全ての金具に付くのかと営業さんに問い合わせたところ「ドアノブの傷についてですが、最初からそのような仕様となっております。ドアの風合いに合わせてドアノブ自体にも風合いを出すようにしております。手垢なども目立たず長い目で風合いを楽しんで頂けるドアノブと考えております。」とのことでした。
まさかわざわざこんな傷を付けるとは思いませんでした ('A`)
なんか失敗してる感じ・・・

③室内ドアヒンジ

室内ドアをよく見てみて何が驚いたって蝶番です。
何このプラスチック
・・・ ('A`)
目が点になるというのはこういうことでしょうか。
モデルハウスもこんなだったかなぁ・・・
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これについては
ホワイトアッシュの建具は一般的なドアよりも重量があります。そのため蝶番への負担も大きく調整が必要になってきます。そのため弊社では、左右兼用3方向調整蝶番を使用しております。そうすると樹脂のパーツがついている蝶番となってくるとの事です。
確かに見た目の部分で若干チープに感じる感はありますが機能性を考えると現在設定させて頂いている蝶番がホワイトアッシュの建具には合っているとの事でした。」
という返事でした。
実家の更に重厚な感じのオークのドアにはこんな無粋な物は付いておらず、真鍮(?)の蝶番で特にトラブルは無いようですが・・・

全体のテイストは良いのですが、細かい点で昔の北洲のような細やかさが不足しているように思います。
蝶番についてはクレーム対策や調整の容易さのための苦渋の選択かもしれませんが、せっかくのドアの風格を落としていると言わざるを得ません。

あとは階段の丸棒手すりですが、長くなったので今日はここまで。


ケンコート 及び 壁紙

2014年07月12日 23時08分42秒 | インテリア

久しぶりの更新となります。

今回は当家のケンコートの仕上げがメインの話となります。
吉野石膏のサイトを見ると、ケンコートには様々な仕上げ方があります。
更に言えば、左官材ですので、職人さんによって無限の仕上げ方が存在すると言って良いでしょう。
いろいろ調べてみて、(左官材は異なりますが)ゲーテハウスの木ずりコーマルという仕上げが良い感じだな~と思ったのですが、北洲ではあくまでも「コテ塗り」「ローラー仕上げ」の2種類しか選べないとのことです。
理解しがたい制約ではありますが、ローラー仕上げというのが他ではあまり見られない感じであり、多分壁付けの照明が当たると映えるのではないかと思われたためローラー仕上げを採用しました。

こんな感じです。

Imgp0224

ローラーでケンコートを塗りつけると、かなり表面が荒れた感じになるのですが、その後に水を付けたローラーで押さえるとこのような仕上がりになります。
初めはコテ塗りを考えていたのですが、普通すぎて面白くないような感じがしてこれにしました。
また、誤ったイメージかもしれませんが、コテ塗りの扇状の仕上げは何となく南欧風なイメージもあります。
ただ、玄関ホールからリビング、ダイニング、階段や2階ホールも全てこれなので、すこしくどい感じになるかもしれません。
また、子供が頭をぶつけたら流血するかもしれませんね。
子供に爪でカリカリされて削られるのも懸念されます (^_^;)

1階の洋室や、2階主寝室はルナファーザーを使用しました。
1階洋室は少しくすんだグリーンとアイボリーです。

Imgp0232

主寝室はスモーキーな赤ととライトブラウンという感じです。

Imgp0228

色の塗り分け部分が綺麗に出来るのかどうかやや不安がありましたが、綺麗に仕上がっていました。

Imgp0229

トイレや納戸、子供部屋はビニルクロスです。
納戸とトイレの1階2階にモリス柄のビニルクロス(!)を採用しました (^^;)
これは後日公開したいと思います。

珪藻土は湿度を調節するので健康に良いなどとする宣伝文句はありますが、数ミリの珪藻土が保持できる水分などたかが知れており、高湿度や低湿度が何日も続けばすぐに飽和あるいは枯渇してしまうでしょう。
除湿器に溜まる水の量、加湿器で消費する水の量を考えれば当然のことですね。
あくまでも質感のために採用したに過ぎません。
ケンコートに珪藻土がどの程度入っているかも良くわかりませんし、つなぎには石膏が使用されているようですが、樹脂は入っていない様です。

ルナファーザーは紙に木片を漉き込んだもので、貼った後に好きな色を塗って仕上げます。
そのため、仕上がりとしてはドライウォール工法でのそれと似た感じになります。
何度も重ね塗りをすることが出来る様ですが、紙に漉き込んだ木片を子供が爪でカリカリやって破るんじゃないかと心配しています (^_^;)

まぁ、機能性を考えればビニルクロスが良いんでしょうね・・・


カーテンについて

2014年06月08日 23時35分14秒 | インテリア

内部の工事は進みつつありますが、あんまり目立った変化がなく、ほとんど書くことがありません。

先日見に行ったときは一際太いダクトを見つけました。

Imgp0142

断熱材込みで直径30cmはあると思われます。
監督にどこに使うのか聞いたところ、『多分』外気とデシカの間をつなぐOA、EA用のダクトだとのことです。
多分ってちょっと・・・
それにしても工場みたいですね。

で、書くことがあまりないので今回は久しぶりにインテリアについて。
1階のカーテン、シェードは全てモリスのhoneysuckle & tulipを全面的に採用することになりました。

Honeysucke_tulip

麻のざっくりとした織りで、光を結構通すため裏地も付けます。
掃き出し窓は通常のドレープカーテンで、腰高窓はダブルシェードとします。
ドレープについてはヒダは設けずフラット仕立てになります(完全なフラットではなく1.2倍幅位で生地を取るとのことです)。
フラット仕立てというのがやや不安で、せっかくの高級生地が貧乏くさい感じになりはしないかと心配ではあります。
ただ、柄は見やすいはずですし、力を抜いたクラシックを狙っている当家としてはちょうど良い感じになるのではないかと期待しています。
また、既にこれだけでも大変な額のカーテンになっているのに、2倍ヒダなんかにした日には更に高額になってしまうと言う事情もあります。

2階の主寝室や階段周りのホールの窓にはモリス定番のStrawberry thiefをダブルシェードで使用します。
ベタすぎる感じもありますが、人気があるのもよくわかるデザインです。

Strawberrythief_315

こういうくすんだ色合いはなかなか他では見当たらないんですよね。

子供部屋二つは川島セルコンでピンクとグリーンにしました。
このチョイスはICさんによるものです。
動物柄とかも可愛かったのですが、無難に行きました。

PD1210F 写真

PD1212F 写真

吹き抜けの三連窓は電動ロールスクリーンで、壁の色に溶け込むようにアイボリーとなります。

北洲の家は国籍不明な感じもありますが、北欧を意識していると思います。
北欧も良いのですが、自分は英国デザインへの憧憬があります。
服や靴も英国志向です(普段着はユニクロ志向ですが)。
Cotsworldさんのサイトなんかどれほど見たことか・・・
重厚なオークのパネリングなんか大好きです。
ヘリンボーン張りの床とかマントルピースとかクラシックなシャンデリアとかブラケットライトとか・・・
でも、お金かかるし実際に住むとなると胸焼けしそうな気もします。
住宅性能と実用性を優先しつつ、せめてカーテンくらいは英国伝統のデザインを取り入れたいと思いました。


インテリア②

2014年02月08日 00時51分11秒 | インテリア

またも大きく間隔があいてしまいました。
何のためにブログを書いてるのだろう、と自問しつつも参考にしてくれる人も少しは居るかもしれないと考えて書いています・・・

今回はカーテンについて
カーテンのアイデアはICさんが出してくれたのですが、基本的には無地のあっさりしたもので所謂ナチュラル系という感じのものでした。
無難ではありますが、ほとんどの壁はケンコートかルナファーザーなので地味になりすぎる印象でした。
いくつかのメーカーの分厚いカタログを借りて検討したのですが、どうもピンとくるものが見当たりませんでした。
北洲本社でいろいろサンプルも見たのですが決められず。
そこで、北洲が提携しているコットンフィールズさんを訪問。
実をいうとWilliam Morrisのカーテン生地が元々気になっていたのですが、ここにはモリスのサンプルが結構あります。
一歳児を何とかあやしながら、モリス中心のプランで検討をしました。
同じモリスでも生地によって結構値段が異なるようです。
また、プリント生地にするか織りにするかという問題もあります。
中心となるリビングで言えば、川島織物が作っている織りの紺色マリーゴールド

を中心として、出窓などの腰高窓にプリントのいちご泥棒

http://kotori-lab.img.jugem.jp/20111015_921579.jpg

を使うというアイデアが一つで、もう一つのアイデアがプリント生地のHoneysuckle & Tulipを全面的に使用するというものです。

http://www.suzunoki.com/menu/honeysuckle&tulip-main.jpg

http://www.curtain-up.ltd.uk/shopimages/products/thumbnails/DSCF4938%20400x400.JPG

このHoneysuckle & Tulip、プリント生地ではありますが素材が麻90% ナイロン10%で非常に高価です。
ざっくりとした質感がケンコートやルナファーザーによく合う感じです。
何にせよモリスの生地は高価にならざるを得ないのですがはたしてどうなるか・・・


インテリア①

2013年12月26日 22時33分11秒 | インテリア

娘が入院したりなんだりで北洲との打ち合わせをすっぽかしたりしているうちにブログの更新を2ヶ月近くしていないことに気づきました。
もともと誰も見ていないようなブログなので、別に気負いはないのですが久しぶりに書いてみます。

今回は床材について

床は主立った場所を3層フロアのバーボンオークで行くことにしました。
北洲のモデルハウスでもメインの床材として使用されており、くすんだような色合いでオークの木目が強調された床材です。
色は塗装されたものでは無く、アンモニア処理による物なので、仮に傷が付いてサンディングをした場合も色はそのまま残るようです。
UVオイル仕上げということで、ウレタンのように厚い被膜を作るわけではないので、傷はある程度覚悟が必要でしょうが、その分足触りは快適のようです。
見た目の問題点としては、節埋めのパテが状況によっては結構目立つということです。
19cm幅と非常に幅広の割にはリーズナブルな値段のようですので、節が入ることは止むを得ないと考えています。
ただ、節を埋めるパテの質感にはもう少しこだわってほしかった気がします。
完成見学会で見たバーボンオークのパテ埋めは、いかにも樹脂で埋めてます、という感じの変な光沢がありちょっと引いてしまったというのが正直なところです。
モデルハウスで改めて見てみると確かに同様の節埋めは結構ありましたが、何故かモデルハウスではあまり気になりませんでした。
これは照明の成せるマジックなのか、家具などがあるため気にならないのかどっちなのでしょうか・・・
担当の方に聞いたところ、これについては割り切ってもらうしかないとのことで、細かいことは気にせず行きたいと思います。
自分は木工の知識もそれなりにあるので、節埋めは木粉とパテと塗料を混ぜてできるだけ質感を損なわないようにすべきと思うのですが、日本製ではないのでそこまでの細やかな処理は難しいのでしょう。

子供部屋や納戸、洗面所、脱衣所はイノヴァーフロアにしました。
それにしても技術の進歩はすごいもので、パッと見は本物の木の床材と勘違いしてしまうほどです。
バーボンオークと雰囲気が似たものとして北州ではゼンオークを勧めているようですが、これは幅の細い板を3枚合わせた床材を模しており、自分としては違和感がありました。
色味やその点を考えあわせて、うちではオーガスタオークを採用することになりました。

今住んでいる家はどこも絨毯なので、足に負担はかかりませんがほこりが出やすく、すぐに風邪をひく子供を抱えている身としては衛生面ですべてフローリングにすることにします。
とにかく掃除を楽にすることが優先事項です。