さて、基本的に北洲ハウジングは良い仕事をしてくれたと思っていますが、今回は残念な点を述べさせて頂きます。
引っ越しがまだなので、住み心地や細かい仕上げの点での評価はできておらず、これまでに気付いた点のみ記載します。
『神は細部に宿る』という表現がありますが、その様な点を見るにつけ「神が宿ってないなぁ」と思わずには居られません。
今回改めて『神は細部に宿る』という言葉の由来を調べてみたところ、有名な建築家の言葉でした。
まさに建物のディテールの重要さを表現する言葉ですので、今回のエントリーにぴったりです。
それでは述べて行きます。
①可動棚のレール
可動棚の作り方としては、レールを使う物やダボを使う物などがありますが、北洲ハウジングではアルミのレールを使用しています。
これ自体は良いのですが、白い棚に平気でアルミ色そのままのレールを付けてきます。
棚は石膏ボードで作ったものとポリ板で作った物がありますが、大抵は白で作られると思います(特に後者)。
白いレールも同じ値段で入手可能なのに目立つ銀色の物を使う理由がわかりません ('A`)
こちらは2階ホールのケンコート仕上げの本棚。
こちらはシューズクロークの棚で、ブラケット型の支柱の方は白い物が使用されています。
②ドアレバー、取っ手のアンティーク仕上げ(?)
引き渡しを受け、しばらく後でドアレバーや取っ手全てに妙な傷?汚れ?が付いていることに気が付きました。
何をどうすればこういう傷が全ての金具に付くのかと営業さんに問い合わせたところ「ドアノブの傷についてですが、最初からそのような仕様となっております。ドアの風合いに合わせてドアノブ自体にも風合いを出すようにしております。手垢なども目立たず長い目で風合いを楽しんで頂けるドアノブと考えております。」とのことでした。
まさかわざわざこんな傷を付けるとは思いませんでした
('A`)
なんか失敗してる感じ・・・
③室内ドアヒンジ
室内ドアをよく見てみて何が驚いたって蝶番です。
何このプラスチック
・・・
('A`)
目が点になるというのはこういうことでしょうか。
モデルハウスもこんなだったかなぁ・・・
これについては
「ホワイトアッシュの建具は一般的なドアよりも重量があります。そのため蝶番への負担も大きく調整が必要になってきます。そのため弊社では、左右兼用3方向調整蝶番を使用しております。そうすると樹脂のパーツがついている蝶番となってくるとの事です。
確かに見た目の部分で若干チープに感じる感はありますが機能性を考えると現在設定させて頂いている蝶番がホワイトアッシュの建具には合っているとの事でした。」
という返事でした。
実家の更に重厚な感じのオークのドアにはこんな無粋な物は付いておらず、真鍮(?)の蝶番で特にトラブルは無いようですが・・・
全体のテイストは良いのですが、細かい点で昔の北洲のような細やかさが不足しているように思います。
蝶番についてはクレーム対策や調整の容易さのための苦渋の選択かもしれませんが、せっかくのドアの風格を落としていると言わざるを得ません。
あとは階段の丸棒手すりですが、長くなったので今日はここまで。