
朝方少し雨が降ったようでしたが、今日のシンガポールは久しぶりに青空でした。夕方はオフィスに差し込む西日がとても強烈で思わず席を移動したくらいです。
今日はシンガポールで働く際によく「話題」にされる学歴について書きます。もしかしたら他のエージェンシーさん(人材紹介会社さん)と少し異なることを書くかも知れませんが、これは私の主観と言うことで、お願いします。
「シンガポールは学歴重視社会です」と、一般的に良く言われます。その通りだと私も思います。少しでも高学歴で優秀な人材は国家としては“ウェルカム”、というスタンスはこれからも変わらないと思います。
就労ビザの所得に関して、「自分は4年制大学卒業ではないのでビザは難しいのでしょうか?」というご質問をよく頂きます。巷間そのように伝わっていて、どうもそれらしい、だから〇〇さんはビザがおりなかったと聞いたりすると、じゃあ自分はダメかもとはなっからシンガポールで働くというチャレンジをあきらめている人たちも中にはいらっしゃるようです。
ただこれは、4年制大学卒業資格を持っている方のほうがビザを取り易いだろうということだけであって、それ以外の方々は不可能というわけではありません。学歴と並んで職歴またはどような能力やスキルを持っているかも問われるからです。実際、4年制大学卒業資格を持っていても新卒の場合、または職歴がなかったりした場合は、やはりビザの取得は難しいように思えます。
前のブログでも書きましたが、人的資源を重要視しているシンガポールでは、シンガポール人の間ではあまり見られない能力やスキルを持っている人材を求めていると思います。このように書くと特殊な能力を持っている人以外ダメのように感じられるかもしれませんが、必ずしてもそうでなくていいのです。例えば、シンガポールではカスタマー・サービスや接客のスキルがとても低く、それを懸念する声や、政府主導のキャンペーンが多々ありますが、もし素晴らしいカスタマー・サービスの経験やスキルをお持ちであったり、またはご自身に自信があったり、あるいは接客のプロであったら、その能力やスキルを活かせる業界と職種でビザを申請して、そしてその能力やスキルを上手にアピールできれば、たとえ4年制大学卒でなくともビザはおりると思っています。
今日は学歴と職歴について少し触れましたが、ふと周りを見渡してみると、短期大学卒業の方や専門学校卒業の方も沢山働かれていますね。それを考えると、職歴よりも大事な事が見えてくるような気がします。そうですね、それってやはり、「自分はどんなことがあってもシンガポールで働くんだ!」という強力な意思だと思います。昔から「意思があるところに道はある」といわれていますが、まさにその言葉の通りだと思います。私も、そういった方々のシンガポール転職とのお手伝いができれば嬉しいです。
写真はロビンソン・ロードでのワンショット。久しぶりの晴天で木々やビルたちも清々しそうに感じました。