『勤務地シンガポール』

残りの人生どう生きるか迷い続けてこのまま終わってしまいそうです

誰も行かなかった道

2008年03月30日 | 心に響くことば


 「二つの道が黄いろい森の中で岐れていた」で始まる有名なロバート・フロストの「行かなかった道」という詩ですが、私がその詩と出合ったのは、実は5年くらい前のことでそれほど昔ではありません。とても勇気付けられたのを今でもよく覚えています。

 原文は英語ですが、そのとき私が読んだ日本語訳は、

 「二つの道が黄いろい森の中で岐れていた、
  残念ながら、わたしは一人の旅びと
  両方の道を行くことができぬ、長いことたたずみ、
  一つの道が下生えの藪に曲がっていく方を
  遠く眼のとどくかぎり見透かした」

 という書き出しで始まり、そして次のように終っていました。

 「あの朝は両方とも同じように
  だれもまだ踏みつけてない落葉に埋もれていた
  しかし、しばらくためらったあと、
  わたしは人の通っていない道をえらんだのだ」

 その後しばらく経った後、原文を見つけました。

 
 The Road Not Taken

 TWO roads diverged in a yellow wood,
 And sorry I could not travel both
 And be one traveler, long I stood
 And looked down one as far as I could
 To where it bent in the undergrowth;

 Then took the other, as just as fair,
 And having perhaps the better claim,
 Because it was grassy and wanted wear;
 Though as for that the passing there
 Had worn them really about the same,

 And both that morning equally lay
 In leaves no step had trodden black.
 Oh, I kept the first for another day!
 Yet knowing how way leads on to way,
 I doubted if I should ever come back.

 I shall be telling this with a sigh
 Somewhere ages and ages hence:
 Two roads diverged in a wood, and I
 I took the one less traveled by,
 And that has made all the difference.


 この詩にはいくつかの日本語訳がでているようですが、どれも微妙に違っています。中には、えっこーゆー意味じゃないんじゃないの?と思われるようなものもあるようです(笑)。

 日本語訳のタイトルは「行かなかった道」としているものが多いようですが、私の中では「誰も行かなかった道」としています(笑)。

 「誰も行かなかった道」を行く。昔からそうでしたがこれからもこの道を歩んで生きたいと思っています(笑)。

 それでは今週もどうぞ宜しくお願い致します!

 

The Road Not Taken (Illustrated) (English Edition)
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ロバート・フロスト―哲学者詩人
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