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『勤務地シンガポール』

日本に帰国しましたがタイトルはこのままで

だれも見てなくとも自分が見てる

2008年03月27日 | 日々雑感

 夕方オフィスへ戻る途中、小腹がちょっと空いて、ラッフルズプレイスの駅の構内で「大判焼き(今川焼き?)」を買ったのですが、そこでのちょっとした出来事です。

 小豆とチーズの二つを注文したら、丁寧にもひとつひとつを別々の袋に入れてくれました。ホウ、と感心していたら、ひとつの袋には「小豆」のイニシャルを書いてくれているのが目に入りました。そんなんで感心しているときに“事件”はおこったのです。

 私に背中を見せていたおばさんが小豆ではないもう一方の袋を床に落としました。ガサっと音がして落ちたのは「チーズ」の方です。おばさんはおもむろにその袋を拾い上げると、その袋の中を覗いてみて、その後近くの同僚のおばさんに何かささやきました。するとそのささやかれたおばさんが落ちたチーズ大判焼きを袋から取り出し、なぜか大判焼きをつくる鉄板の上においたではないですか。

 はてー?なにをするつもりなのだろう、と「家政婦は見た」の心境でしっかり見ていると、なんともう一人のおばさんはその落ちたチーズ大判焼きを新しい袋に、まるで手品でもやるように詰め替えたではないですか!で、もともとのおばさんもそれを隠すかのように私に背中を向けています。で、今度はトランプのカードを切るかのような素早い手ばさきで、大判焼きが入ったいくつかの袋を持ち替えたり、場所を移動したりしていました。

 でも、山田太郎並みに通り過ぎる電車の中から駅名を読むことができる私の目を欺くことは出来ません(笑)。おばさん勝負有りだゼ!

 「これって、さっき落としたやつじゃあないんですか?」と聞いた私に帰ってきた言葉。

 「だってチーズはもう売り切れてこれが最後なんだってば。」

 「。。。。。。。」

 “なんだってば”って。。。これって落とした商品を売りつける理由に成り得る?

 その後のことはあえて書きませんが(笑)。だったら、正直に言えば良いじゃないですかねぇ。“すみません、最後のチーズを落としてしまいました。他ので宜しいでしょうか。”なんて言ってもらるだけでいいのですが。。。

 バレなければいいと思っているところ、まだまだ改善の余地は沢山ありますね(笑)。だれも見ていなくとも“自分”が見ている。自分にうそをついて平気なうちはダメでしょう、と私は思うのですが、どうでしょうか(笑)。



終身雇用制度 (その1)

2008年03月22日 | 日々雑感

 以前面接させて頂いた30代の華人系男性。エンジニアの方で当時日系大手製造メーカーに勤務されていました。勤続年数が10数年に及んでいたので今でもよく覚えています。もっとも記憶に残るほど印象深かったのは、彼の転職希望に至った動機でした。

 「私は学生時代、今の会社の創業者の方が著した数々の著作にふれ、その経営哲学や思想に共鳴というか憧れる形で現在の会社を志望し入社しました。社員は家族という考え方や、終身雇用制、首切りがない、というのも魅力的で、真面目にやっていれば、定年まで安定して働けるものと思っていました。ところがどうでしょうか。本社では終身雇用制度はとっくになくなり、私が今勤めている会社では、最近隣の部署が、部門ごと中国に移転となったため、その部門で働いていた同僚が全員解雇されました。終身雇用の会社ということで今日まで頑張ってやって来ましたが、業務縮小や部門の閉鎖や移転。。。ホントウに明日は我が身という思いです。。。」

 その方は、日系企業は解雇がないと聞いていたが、同僚が次々と解雇されるのを目の当たりにして不安でしょうがないといった感じでした。それで、会社から言われる前に自分でもっと安定した会社や職場を探した方が良いという判断で転職活動をしていました。

 もうひとつの話。こちらの方は上の話と全く別の話です。

 最近と言っても2ヶ月くらい前にお会いした候補者さんの話です。一次面接が終ったとき、その企業さんの担当者の方はその候補者さんをとても気に入って下さいました。もし採用となった場合、その担当者の方がその候補者さんの直属の上司になります。業務内容も知っていて即戦力に成り得る。また性格も明るくて良い。とのご評価で、私も期待しておりました。候補者さんの方も乗り気で、オファーがあれば是非お受けしたい。あの方の下だったら思いっきりやれる。と、とても張り切っていました。

 ところが二次面接で、残念ながら不採用になったのです。そのご担当者曰く、「仕事の能力もあるし、自分としては採用したい気持ちは山々なのですが、人事の方の評価が今ひとつ良くないのです。」と。どの点に関して懸念されているのでしょうか、と私が聞くと、「いやー、実は彼(候補者さん)の職歴が、転職の回数があまりにも多すぎるのです。その辺のところを人事から指摘されまして、もし採用しても長く当社にいてはくれないのではないかと人事が思っているもので。。。」

 一般的に、日系企業は転職回数の多い人材を好みません。ではなぜ、(これも一般的にですが、)シンガポール人は転職するのでしょうか? これはいつ考えても難しい命題ですが、ひとつの、それも簡単な理由は、それはそのような人材でも「採用する企業がある」からです。採用とは。。。


 <この続きは次回に>



御陰様で4周年!

2008年03月15日 | 日々雑感

 皆様の御陰を持ちまして、セールスブリッジは今日3月15日4回目の創立記念日を迎えることが出来ました。これまで辛抱強くお引き合いを下さったクライアント企業の皆さん、セールスブリッジを介して新しい機会を見つけて下さった候補者の皆さん、一緒に仕事をさせて頂いているパートナー・エージェンシーの皆さん、影に日向に励まし応援して下さった友人知人の皆さん、発行回数がまばらでも根気強く購読して下さっているメルマガの読者の皆さん、そしてこんな駄文でもいつもアクセスし読んで下さっている当ブログの読者の皆さん、本当に有難うございました!心からお礼申し上げます!

 来週から「5年目」に入ります。益々人材業に精進して参りたいと思っておりますので、引き続きご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げます!

 
 2008年3月15日

 セールスブリッジ
 佐藤裕人 拝


 



r u a girl or boy?

2008年03月06日 | 日々雑感

 今日の話題はシンガポールにお住まいの読者向きの話かも知れません。またもしかすると私の事をご存知の方でなければ笑えないかも知れません。

 こちらでは携帯電話を介してのメッセージのやり取りはもっぱらSMS(ショートメッセージサービス)で行います。人材エージェントという仕事柄、このSMSを私も結構使っています。

 最近ある候補者さんに、企業さんより面接のお引き合いがあった旨お伝えしようと思いまずは携帯へ電話をしました。すると、通常の「トゥルルッ、トゥルルッ」というリングトーンではなくて、いきなり激しいヘビメタの音楽が耳元で聞こえました。でも誰も電話に出ません。

 「おっかしいなあ~」と思いながらも、どうもそのヘビメタの音楽と、その候補者さんのお顔が私の中で一致しませんでした。候補者さんはうら若き女性です。ですが、人は見かけによらぬもの、ということもありますので、「あのような可愛らしい方でもヘビメタを聴かれるんだ~」と一人感慨に浸っていました(笑)。

 たぶん、折り返し電話が掛かってくるだろうなあと期待していたのですが、一向にその気配はありませんでした。「もしかしたら、今どこかで面接中なのだろう」と一人考え、私はSMSを送ることにしました。

 「Iさん、お手すきのときにでもお電話下さい。」これをSMSなので、ローマ字で打って送りました。しかし、待てど暮らせど一向に返信がありません。その方のお人柄を思うとどうも解せませんでした。その夜、メールを頂きましたが、どうも内容がずれています。おっかしいなあと思いながら、もしや電話番号が!?と思ってお知らせ頂いた電話番号を確認したのですが、間違ってはいないようです。

 翌朝、企業さんから緊急の連絡有り!大変です。面接時間の変更です!すわ、これは早く候補者さんにお知らせしなければと、矢継ぎ早にSMSを送りました。が、かえって来ません。「もっ、もしや!先日ご連絡頂いた電話番号が間違っているのでは!??」とやっとそのときになって気付き、ご本人のレジュメと確認したら、やっぱり!一箇所、間違っています!

 その後、候補者さんとは無事に連絡がとれ、事なきを得たのですが、問題はその後に起こりました。

 やはり人間ですから、これまで間違ってSMSを送ってしまっていた相手、どなたか分かりませんが、大量のローマ字日本文を送りつけ大変失礼なことをしたと思い、超丁寧な謝り文をSMSで送りました。「こちらは佐藤と申します。この度は大変失礼致しました。電話番号が間違っておりました。全くもって私のミスです。どうぞお許し下さい。。。」と。

 相手から、直ぐにSMSで返信がありました!文章は全てシングリッシュのSMS版で書かれています!!

 「Its ok, ur sms s wat language ah? bcz i dnt understand wat u mean. but its ok no problem.」

 どうも“気にするな”と言ってくれているようです。私もホッと胸をなでおろしました。が、最後の一文で思わず噴出してしまいました。

 「btw, r u a girl or boy?」

 「ところであなた、女(ガール)それとも男(ボーイ)?」と聞いて来たではありませんか!!

 結構ぶっ飛びました(笑)。こんな事を聞いてくるのは多分相手は「男」です。一瞬、「こっちは、“ガール”でーす!」と返信してやろうかと思ったのですが、自分自身を見て“ガール”はあまりにも気持ち悪過ぎです。だったら、正直に“オールド・ボーイ”だと返信しようかなと考えましたが、まだそんなに“オールド”でもないという自負心があります。なんと返信すべきか真剣に悩みました(笑)。

 皆さん、SMSを送られる際は、くれぐれもご注意下さい(笑)。



ヘッドハンティングのまねごと

2008年03月03日 | 日々雑感

 今日はこれからある人とある場所で会います。ふと時計を見たらもう夕方5時を過ぎていて出かけなければならない時間です。ブログも更新しなければなりません。気だけが焦ります(笑)。

 今一件ヘッドハンティングを依頼されている案件があります。過去にも一度か二度させて頂いたことがあるのですが、なかなか難しかったです。やはり、自分より年齢も経験も年収も全て上の人にアプローチするというのはそう簡単ではありません。多くのヘッドハンターさんたちが声をかけるのは、「自分より格下の人」、といわれているのは良く分かります(笑)。

 今日お会いするのは、ある企業のカントリー・マネジャー、支店長クラスの人です。その人をクライアント企業のカントリー・マネジャーにどうかという話をしにいくのですが、下っ腹に力を入れていないと、へなへな崩れそうです(笑)。クライアントも米系でお会いする人も米系です。「何で俺が?」ってことなのですが(笑)、やはりこもれも何かのご縁、一所懸命やらせて頂いています(笑)。

 と、言うことで今日はバタバタとこの辺で失礼します!


シンガポールのビルはくっついている

2008年02月29日 | 日々雑感

 シンガポールのビルはくっついています。

 いつだったかの記事で一度このことに触れたかも知れませんが、シンガポールのビルは隣のビルとくっついています。もし間違いなければ、これって日本ではありませんよね?日本だと、ビルのような構造物はどんなに隣のビルとの距離が狭くとも全く異なるデザインのビルが隣のビルと部分的にくっついているってことは無いように思います。そのためたくさんの路地ができ、そこを風が通り抜けるのでビル風がおこるのだと思います。

 この写真からはよく分からないかもしれませんが、写真の正面には以前7階建てくらいの郵便局のビルがありました。そしてそのビルが隣のビルとくっついていたのですね。取り壊しとなったときに、その隣のビルとくっついているところ、いわゆる「取り合い」のとろはどうなっているのか、興味津々でした(笑)。ビルの他の部分と同じデザインで外壁があるのか、またはむき出しか。写真のは、むき出しになっていますね。ということは、隣のビルを取り壊すということは、自分のビルの外壁の一部がむき出しになるということになります。

 言い方をちょと変えれば、となりのビルを取り壊す際に、自分のビルも損傷を被った、ということになると思うのですが(笑)。日本だと必ず賠償とかいった話になりますが、シンガポールの場合はどうなるのでしょう。変なところに興味が尽きません。

 ただ、なぜこのような建て方をするのか、と、少し考えて見たのですが、シンガポール・ウォッチャー歴12年の人間から言わせて頂くと、多分これは、土地の有効利用というよりも、“自分の土地に目一杯建物を建てたい”、“このラインぎりぎりまで俺の土地だ”的な「我欲」からきているような気がします(笑)。住宅地を見ても、日本では、塀を自分の土地の内側というかお隣との境界線の内側にそれぞれ建て、境界線のところはあたかも中立帯のように細いですが人が通れるくらい空いています。ところがシンガポールでは、まさに境界線の上に塀が構築されていて、その一枚の塀を自分のところ隣家と“共有”しているように見受けられます。もしかしたら、塀の厚さの中心線いっぱいいっぱいまで自分の土地だ、ということなのでしょうか(笑)。もし本当にそうだとしたら恐るべし、です(笑)。


あるがままを受け入れて感謝する

2008年02月26日 | 日々雑感

 なぜか最近忙しくさせて頂いています。ただ昔のように体力勝負とはもう行かず、効果的に時間を使おうとTodoリストを作ってみたり優先順位をつけてみたりしておりますが、一向にボリュームが減りません。でもこれって私にとっては物凄く有難いことです(笑)。後先の事をあまり考えずに無謀にも起業したての頃は○○ヶ月間仕事も売り上げもなかったことを考えるとホント有難いことです(笑)。

 人間って、ないものねだりというか、私の場合もそうです、昔仕事は超ヒマで時間は沢山あった時には忙しくしている人を見ては羨ましく思ったり、自分も“仕事があり過ぎて殺されそうだよ”とのたまってみたいと思ったりしましたが、実際そうなると、今度は時間管理の上手な人やゆったりと仕事をしている人たちの事を羨ましく思ったりしてしまいます。

 え?このブログっすか?「こんなもん書かずに仕事すれば?」って声が聞こえてくるようですが(笑)、実はこれ、自分にとってとても大事な事なので、優先順位をちょっと高くしているんです(笑)。なので書かせて下さい。

 やはり、いつ何時、どんな時でもあるがままを受け入れ、そしてそれに感謝するというのが大切なんだと思います。忙しい時は、それを受け入れそれに感謝する。そしてヒマなと時はそれを受け入れそれに感謝する。

 頂いたメールへの返信よりもブログを優先してしまってすみません。今晩返信致します!

 

今日は旧暦大みそか

2008年02月06日 | 日々雑感

 今年2008年は今日が旧暦の大みそかにあたります。従いまして今晩は新月で、月のない真っ暗闇ということになります。昔は、それこそ真っ暗闇の夜が明けて「新年」を迎えるということだったのでしょう。

 今日は半日だけ勤務としている企業が多いからか、お昼過ぎからはオフィス街の人通りも少なく、いかにも大みそかという雰囲気を漂わせています。お客さん関係もこの旧正月の休みを利用して日本に一時帰国される方、または他の外国へ旅行に行かれる方も多く、早い方だと先週末から休暇に入っているようです。そのためか、今週はオフィスにいてもあまり電話が鳴らず静かな日々を過ごしています。

 明日は元旦です。ほとんどのお店は閉まっていて、外食をしようとするとホテルかファーストフードくらいしか開いてないと思います。そのファーストフードでさえも、10年くらい前は閉まっていたので、旧正月の時期はまさに街全体が弊店休業状態で、それを知らずに食料品を買いこんでいなかったときには、本当にひもじい思いをしたものでした(笑)。

 私にとってはこの四連休、2008年の最初の月を振り返り、軌道修正すべきところなどを見直す良い機会にしたいと思っています。シンガポールでは例年、この旧正月が明けると本格的な転職シーズンの到来となりますので、来週からそれに向けてしっかりとしたスタートが切れるような休日の過ごし方を心掛けるつもりです。


 写真、うちの近くにそびえるタマセック・タワーというビルです。なんでも、コインを積み重ねた形もとにデザインしたそうです(笑)。お金が空高く積み重なっている。このような財運向上を念頭においた、金、カネ、カネというデザイン、シンガポールではよくあるようです(笑)。


赤ワインのお湯割り

2008年02月02日 | 日々雑感

 今週引き始めた風邪。今日は土曜日で休みということもあってほぼ一日寝ていました(笑)。よく話を聞くと、どうも最近シンガポールでも風邪が流行っていて、それも今回の風邪は長引くという特徴があるようです。どうりで、私もいつもと違うなと思っていました。

 夕方おもむろに置きだして、衣服を取替えソファーで休んでいるときに、先日あるお客さんと会食した際にお聞きした「赤ワインのお湯割り」の話を思い出しました。そのお客さん、よくヨーロッパに出張に行かれる方なのですが、お話によると、向こうでは冬場の寒い時期、または体を温めるのに赤ワインをお湯で割って飲むそうです。思わずこれだ!と思いました(笑)。赤ワインのお湯割り、これなら何杯も行けそうです(笑)。丁度飲みかけの赤ワインがあったのを思い出し、急いでキッチンに行ってそれを確認し、超特急でお湯を沸かしました。

 ん~~ん、これは美味しい!赤ワインのお湯割り、思った以上にいけます(笑)。今回は一応遠慮をし、また酔ってしまってはダメなので、一応割合を赤ワイン1に対してお湯を3にしました。本当に体が温まっていく感じがします。またそのときのいでたちが長袖に長ズボンだったせいか、ジンワリと汗もでて来ました。「これはいい!」と思った瞬間、昔子供の頃に、そのときも風邪を引いていたかどうか忘れましたが、親から作ってもらった山ぶどう酒のお湯割りを飲んだのを思い出しました。同様の味覚を体験することで、すっかり忘れていた記憶がよみがえるんですねー(笑)。

 先ほど夕食を頂き、その後このブログを書いているわけですが、今は窓から入ってくる風も肌に心地よいです。赤ワインのお湯割り、体を温める効果があるので風邪のときにも良さそうです。また、この関連で思い出して、確か似たようなものが合ったよなーと本をめくっていたら、ありました。それは、ウイスキーのお湯割りにレモンのしぼり汁を入れる、「レモンウイスキー」です。これも早速試してみる価値がありそうです(笑)。思わず嬉しくなってその行を読んでいくと、結構ありますね、日本では日本酒の熱燗に卵黄を入れる、「卵酒」。(これは昔試したことがありましたが、そのときは子供だったこともあってか、むせた記憶があります。)そのほかは、生姜湯、生姜紅茶。(この二つは私にとっては結構ポピュラーです。)そしてずーと目で追っていったら、なんとありました!そこには「赤ワインの熱燗」、と書いていました。お湯割りではなかったですが、なんとこれも昔から民間療法として伝わっているものの一つだったのですね。でも、これ飲みたさに風邪になる必要はありませんね(笑)。

風邪

2008年02月01日 | 日々雑感

 柄にもなく、といいますか、お恥ずかしながら最近「風邪」を引いてしまいました。ちょっとおかしいなあ、という感覚があってから少しずつ風邪の症状が出始め、今日でだいたい3日くらい経ちました。

 特に熱があったり、咳がひどかったりする訳ではないので、通常通り出社して仕事をしていましたが、今日金曜日は明日から休みだーという安堵感もあってか、今まで張り詰めていた気も緩み、午後あたりから症状がひどくなってきた感じがします(苦笑)。丁度綱引きで、双方の力が均衡していた状態から、少しずつ一方に引きずられ始め、最終的にはドドドーーと“大崩壊”という状況に似ています(笑)。

 1月はじめのニュースだったか、太陽の活動が新しい周期に入ったとの報道がありましたが、この太陽の黒点の活動はよく、景気とシンクロしているとか、インフルエンザが流行しやすいとかといった話と共に語られますが、今回たかが3日続いただけで、もしかしたら?などと考えすぎてしまいました(笑)。人間体力が弱ると、気ちが弱って、思考がネガティブな方向に行きやすいです(笑)。

 それにしても近年風邪にかかったことはなく、またもしかかったとしても、かかり始めで、猛烈なうがい、大量の着込み、それに長時間睡眠で、ほぼ一日くらいで撃退していたので、今回はちょっと予想外です。今週やり残しの案件も多々ありますが、今日は早めに帰って、美味しいものでも食べて、土日ゆっくり休みたいと思っています。まあ、食欲は相変わらず旺盛なので、これはほんとに有難いことだと思っています(笑)。


 写真は、通勤路の一風景、今朝は良い天気でした。ですが、夕方に雨で、今は少し曇っています。
 

短く書く技術

2008年01月24日 | 日々雑感

 「佐藤さん、最近ブログしっかり書いてるねぇー。」

 と、お客さんから言われるようになりました(笑)。(いやー、ちゃんと見てくれてるんだこのお客さん!)と内心感激しながら次の“お言葉”を期待しながら待っていると、

 「でも文章が長すぎて全部読めないよー。」

 ガーーン、いきなり岩石落としです(泣)。


 いや~そーなんです。実は私も一回のブログの文書量が多すぎると思っていました。読者の立場にたてば長すぎて付き合い切れないと思われる方も多いでしょう。

 大昔、高校の国語の授業ででしたか、確かあるロシアの文豪の言葉として、「(文章を)長く書くのは簡単。でも短く書くのは大変。短く書くためにはスキルがいる。」というようなことを、その教科の担当の先生からお聞きしたのを覚えています。そーなのです。私の悩みもその文豪と同じで、短く簡潔に、と思いながらも長くなってしまうのです。また、起承転結を念頭において書いているつもりなのですが、文書はいつも迷走ぎみです(笑)。

 起承転結と言えば、私が直ぐに思い出すのは、江戸時代後期の歴史家、陽明学者の頼山陽の作といわれる俗謡です。

 起 : 京の五条の糸屋の娘
 承 : 姉は16妹14
 転 : 諸大名は弓矢で殺す
 結 : 糸屋の娘は目で殺す

 如何でしょうか。素晴らしと思います(笑)。起承転結の妙地のように思えます。

 私は人材業で文筆業ではないのですが、簡潔で読み易い文章を心掛けます、と書いて、今日はこれで終わりに致します(笑)。


時間的制限

2008年01月22日 | 日々雑感

 シンガポールでの話しです。

 企業さんはいろいろな制限の中で人材の採用を行なっていますが、大きく分けると、①人的制限、と、②時間的制限、の二つがあるようです。

 「どうしても○△○のスキルを持った人が必要なので時間はいくらかかってもいいから探して下さい。」、「良い人がいたら適宜紹介して下さい。」という場合のサーチには①の“適材がいない、見つけられない”という人的制限が伴います。一方、「今日、現在働いているスタッフが辞表を持って来ました。できるだけ早く代わりの人材を見つけて下さい、一ヶ月以内にお願いします!」という場合のサーチには②の時間的制限が伴います。

 これまでは単純に制限には上記の二つがあるなあと思っていたのですが、実際のケースに対応していると、人も企業もある定められた時間枠の中で行動しているので、「このポジションに100%適した人が現れるまで、いつまでも待ちます。」というのはやはり考え難く、また、こちらが適材を探せずに困っていると企業さんから「決まりました!」の連絡があり、どのような方を採用されたらお聞きしてみて、その人材像が当初の希望から結構かけ離れているのに少なからず驚かれたことがありますが、そのことはつまり、適材が見つかるまで永遠に待つことはできない、どうしても時間的制限があるということを物語っていると思います。この時間的制限優位の原則は人材の採用に限らずとも、いろいろなことに当てはまるものかも知れません。適材を探すことだけに脳みそを囚われているとダメなのですね(笑)。

 一方、仕事をお探しの候補者さんの立場から少し考えてみますと、こちらの方は、「タイミング」という言葉で表されると思います。ある企業さんにとてもぴったりの申し分ないスキルと経験のある方をご提案しても、「いやー、今は採用を考えていなんですよー。」とか、「ちょっとタイミングが悪いなー、なかなかいなかったので先週もう決めちゃったんですよー。」というケースに結構出くわします(笑)。ここでは「タイミング」ですが、これも時間的制限のひとつですね。

 いやー難しいですねー(笑)。以前ある企業さんに、「人材の採用に成功する秘訣は、“ぶれない事”です。面接を重ねていくと気持ちにブレが出てきますが、一度決めた人材像をしっかりと持ち続けることが大事です。」などと言ってしまっておりましたが、今思うと、皆さん、時間的制限の中で苦渋の決断をされていらしたのだあと思います。言ってしまった皆さん、当時はあんなことを言ってすみませんでした。その時の失礼はもう時間も経っていることですから、“時効”ということでお願い致します(笑)。


なっ、なんと!お年玉までCPFが!!

2008年01月11日 | 日々雑感

 「佐藤さん、2月の旧正月の時にスタッフに渡すアンパオの件だけど、皆さんどれくらいあげてんのかなあ。」

 金曜日の午後、さあもう週末だ、くらいの気分でくつろいでいると、あるお客様から電話が入りました。

 “アンパオ”とは漢字で「紅包」と書き、たぶん、正確な発音は“ホンパオ”に近いのだと思いますが、シンガポールで耳にするときは“アンパオ”に聞こえるので、皆さん“アンパオ”と言っています。これは日本で言うところの「お年玉」で正月に年上の者が年下に、働いていて収入のある者が、働いてなくて収入のない者に、親が子供に、子供が年老いた親に、そしてオフィスでは雇用主が従業員に、といった具合で、「お年玉」をあげる慣習です。その袋は漢字の通り真っ赤な色をしています。

 「さあ、お気持ち次第だと思いますが、オフィスでだったら、一人20ドルくらい(千五百円くらい)でいいのではないでしょうか。」と、私。実際私は20ドルを超えるアンパオは過去頂いたことがないので(笑)。

 「そうですか。。。実は本社のSに聞いたのですが、Sは香港に駐在していたことがあって。。。それで彼曰く、“50ドルくらいでいいんじゃないですか”っていうことだったから50ドル包もうかと思っているんだけど、他の皆さんはどうなさっているのかと思って。。。」

 「なるほど、そうでしたか。50ドルだったら皆さん喜ばれると思いますよ。」「でも、一応、地元の人材会社を経営している友人にも聞いてみます。シンガポールで一般的なアンパオの額ってあるの?と。」そう言って、私は一旦電話を置かせてもらいました。

 で、友人のデニスさんに電話で聞いてみると、答えとしては、①あくまでも気持ちなので、額については、いくら、という決まったものはない。②10ドル、20ドル、はたまた何百ドルというのもある。とのことでした。そう、あくまでも“気持ち”なのです。

 「じゃあデニスさん、うちのお客さんが50ドルづつって言っているんだけどどう思う?」と彼に聞いたら、「いいと思う」と快速で返事が返ってきたあと、なんと妙なことを言い始めました。

 「でももし、アンパオが50ドルを超えたらCPFを払わなければならないよ」と。


 CPF、昨日のブログを読んで下さった読者の方々にはもうおなじみのCPFです。なんと!50ドルを超えるお年玉に関しては、払う雇用主の方はその額の14.5%、でもって、従業員の方はその額の20%をCPFとして払い込まねばならないというではないですか!

 「デニスさん、アンパオってお年玉じゃん?そのお年玉にもCFPがかかんの?」

 答えは「YES」です。

 要は、特に華人系でそれもファミリー系の企業の中には、一般的に12月に払われるボーナスをその12月に払わず、もうちょっと待てば旧正月なのでそれまで保留にしておき、休みに入る前に、そのボーナスをお年玉という意味も含めて支給するといった企業がけっこうあるそうなのです。ボーナスであれば、当然企業側はその額にCPF14.5%がかかってきますから、企業としては余分な出費となります。でもここに抜け穴! それがもし「アンパオ」だったら!何十万、何百万というボーナスの方も中にはいらっしゃるでしょう。それは企業の会計から払われるものですが、上手い具合にCPFの負担をすり抜けることができる!流石は華人!

 ところがどっこい、政府もかなりスマートです。そのようなCPF逃れを防ぐため、「50ドルを超えるアンパオに対しても企業はCPFを払わねばならぬ」、としているのだそうです。まさに「蛇の道は蛇」です。

 でも、疑問が。。。多分うちのお客さん、いや在星の日本人の方々があげるアンパオは、ほぼ間違いなく「個人のポケット・マネー」からの支出だと思うのですが。。。それにもCPF?

 いえ、個人のポケット・マネーまではCPFはないでしょう。あくまでも企業会計からの支出、それも伝統的な慣習を逆手にとった“偽装アンパオ”は“実質ポーナス”ということでCPFを払わねばなりません。

 昨日もこのCPFの話題でしたが、もしかしたら読者の皆さんに私は「CPFは悪者」という印象を与えてしまったかも知れませんが。本当のところはそうではなくて、私自身CPFはとても良い制度だと思っています。払い込みはすべて個人口座になっていますので、言い換えれば従業員は毎月給料の20%を貯金していると同じことなのです。強制的な貯金ですが(笑)。それに加えて企業も14.5%払ってくれますし、利率も銀行に預けておくより良いです。制度的には素晴らしいと思っています。一応念のため(笑)。

 


税金よりも取り立てが厳しいもの

2008年01月10日 | 日々雑感

 シンガポールにはCPF(Central Provident Fund)と言われる「央積立基金制度」があります。最近お騒がせの日本の年金システムのようなもので、雇用者と従業員が毎月積み立てを行います。

 以前は企業側の負担が20%、従業員側の負担も20%(それぞれ従業員の給与をベースとして)でしたが、アジア通貨危機の後ごろからか、景気後退に伴って企業の負担分を13%に下げました。が、それが最近の好景気を反映してか、「そろそろ企業からもとったろ」という感じでしょうか(笑)、昨年の7月から企業側の負担が14.5%になりました。ま、いずれ元の20%に戻るだろうと言われていますが(笑)。

 うちの場合、その負担率が変更になった以降も数ヶ月、うっかりそれまでの率でCPFを払い込んでしまっていたのですが、ある日「督促状」が来まして、「いついつまでに払わんとダメだぞ!」と叱られ、慌てて払ったのですが、その後も何かにつけて督促状がくるのです。ちょうど払い込んだタイミングとその督促状が届いたタイミングが重なっていたものですから、「たぶん、まだシステムに記録されてないんだろう。思ったよりドジっぽいところもあるんだなあ、プッ(笑)」と思っていましたが、ところがどっこい、ドジはこっちでした。

 「あのー、いくら払っても督促状が来るのですが。。。指示に従って素直に不足分は払っていると思うですがーー。」

 「何を寝ぼけたことを言いなさる。アナタは“利息”を払っていないじゃないですか。」

 「へっ!??、り、利息って?利率が変更になって、その不足分を払ったのですが。。。」

 「それだけではダメなのダズ!不足分はちゃんと受け取りましたが、不足分ゆえに“CPF本体”の支払いは遅れたとみなされて、それに“利息”がついているんですよ。その利息が利息を生み、その利息の不払い期間分、全部で○○ドル払って下さい。」

 「。。。。。わ か り ま し た。。。。。」


 はっきり言って、素晴らし営業センスです。すぐに小切手を切ってサインしました。

 CPF、ちょっとでも遅れるとすぐに催促が来ます。で一日遅れるごとに利息がつきます。まさになんとか業者顔負けです。一説には、「税務署より取り立てが厳しい」と言われていますが、今回実体験で学ばせて頂きました。(感謝:涙)

 でも考えてみればその真剣さもわかります。だってこうやって集めたお金を世界中で運用して、国民に銀行よりも高い金利を払うのですから。つい最近のニュースでも、シンガポール・マネーがサブプライムで大打撃を受けた欧米の金融機関に助け舟を出していましたねえ。一国の浮沈がかかっているので、負ける戦はしないとおもうのですが。。。いずれにしても全身全霊で世界中にそのプレゼンスを確立しようとしている姿勢には頭が下がります。


 写真の方々はCPFも税金も免除されている方々です。なんでも来いという余裕の構え!(笑)


過去6ヶ月間一度も発行されなかったメルマガ

2008年01月07日 | 日々雑感

 最後の発行から6ヶ月間、一度も発行されなかったメルマガって、もうすでに購読者の方々から忘れ去られているに違いありません。過去6ヶ月間も。。。全くひどい話です。

 が、実は、うちのメルマガがまさにそんなメルマガで、計画されながらも実行されることはなく2007年の暮れを迎えました。

 とある日、発行システムを使わせて頂いているまぐまぐさんからメールをもらいまして、「あなたのメルマガが、」というようなことが書かれてありましたので、「おや、うちのメルマガが何か大賞でももらったのかな?」とのん気に構えながらそのメールを読み進めると、なんと、「あなたのメルマガは過去6ヶ月間発行されませんでした。」とあり、続けて、「もし今月末まで発行されなければ、“発行継続のご意思がないものとみなして”、発行停止の処理をさせて頂きます。」と来たではないですか(笑)。

 発行継続の“意思”は十二分に持っております。でも書くネタがなかったのですと、打ち明けてしまうと、冗談とも本気ともつかず悲しい気分になりますが、実は10月ごろ発行を計画し、書き始めてはいたのですが、、、途中で筆が止まってしまったのでした。。。。

 で、べつにあわてて発行した、という訳ではありません。ちゃんと今年の計画の中に「今年はメルマガを月1~2回発行する」と掲げてありましたので、淡々とただその計画を実行したというまででして。。。(言い訳です)。

 ま、兎も角も、めでたくと言いますか、本日無事に24号目を発行させて頂きました。ありがとうございました!

 内容、、ですか?

 このブログをご覧になって下さっている皆様にはなんら特別なものはございません(笑)。求人案件をまとめさせて頂いているだけですので。あと若干のコメントと。ただもし、ご自分のメールボックスの中に配信されるメールとして、またはまとめて読んで見たいという素晴らしい方がいらっしゃいましたら、下記の登録窓口よりご登録の手続きを取って頂けましたら物凄く嬉しいです(笑)。


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