“恥ずかしながら生きて帰ってまいりました”と
グアム島から帰還した横井庄一さんの言葉が、
戦争を忘れかけていた日本人に衝撃をあたえました。
あれから40年。
その横井庄一さんの記念館が名古屋の中川区にあると知り
終戦記念日を前に訪ねました。
横井さんが奥さんと住んだ自宅のお部屋の一角にグアム島での地下壕が
再現され、又帰還後趣味で始めた陶器の作品も展示されてました。
2万人もの日本兵が玉砕したグアム島で自分だけ生命を永らえた後ろめたさと
多くの同胞の死に、生涯悩まされたと言う横井さん。
亡くなってから15年、「戦争さえなければ横井はこんなに苦しい思いを
しないですんだろうと思うと胸が痛みます。
最近 横井庄一の戦後を生きた妻の手記「鎮魂の旅路」の発刊に
横井も喜んでると思います」と奥さんが静かに語られたのが印象的でした。
終戦から67年、世界のあちこちで今も戦火はくすぶり続けてます。
戦争は何もかも失う愚かな行為。
地球上から戦争がなくなる日が来ることを願います。
狭く真っ暗な地下壕、
上部の穴(人1人が入れる入口)からの光で服など作った。↓
今もお元気な奥さん (後ろは晩年趣味で作った横井さんの陶器などの作品)↓
地下壕で木の皮などで作った服や網の袋(現在は名古屋市の博物館に保存) ↓
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敗戦も無条件降伏も知らされず 28年間も
ジャングルの中での生活は到底想像がつきません。
戦争は本当に怖い。
伝えるのも大人の役目ですね。