ひこうき雲

旅がしたい。

急性虫垂炎、入院記〜3日目から退院まで〜

2016-09-14 21:42:00 | 日記
○入院3日目
朝はやはり6時に起こされる。
そのあとも寝れない。

掃除のおじいちゃん。
今日は雨だって教えてくれる。
だいぶよくなってきましたよー!とか話す。
優しいおじいちゃん。

主治医の先生はいつも8時前に病室に来てくれる。
「今日の昼間の経過がよかったら明日退院にしますかね」
もう退院していいの!?という驚き。
退院していいと言われるならするけど。

朝ごはん、全粥。

おかず、ちくわですか‥
朝ごはんなんてそんなもんですよね
でもこの量のお粥、このおかずで食べるの辛かった 笑

この日は採血もレントゲンもなし。

朝の回診で背中の硬膜外麻酔を抜くとのこと。
硬膜外麻酔のお陰で強烈に痛みを感じずに済んでいたけど、寝っ転がるときとかに針が神経に響く感じ?がして痛かったりと、動作に神経を使っていたので抜けるならありがたい。
硬膜外麻酔抜けばシャワーにも行けるって言ってたし!

回診の前に同期の看護師(メンズ)が病室へ。
えっ私のお腹とか見られちゃうのかしら(>_<)と動揺しましたが、硬膜外麻酔を抜く準備グッズを置きに来ただけでした。
よかった。

そして回診で硬膜外麻酔抜去。
妹に全然痛くないよって言われてたけどちょっと痛かった。
でもすっきりした。

そのあと大部屋があいたのでベッド移動でーす、と言われ、荷物をまとめて移動。
おばあちゃんばかりの部屋。
別に話したりはしないけど、個室よりは心細さとかは感じなかった。
誰かがいるだけでなんか違った。

昼前には点滴を一時的にとってもらってシャワーへ。
全身洗える幸せ。

で、昼ごはん。
やっとお粥卒業!
しかもカレー!

同じ部屋に絶食中の人もいるので、申し訳なさを感じながら食べる。

午後、また母がお見舞いにきてくれる。
そして間も無く旦那さんのお母様も。
一年以上ぶり?のご対面で気遣いまくり。
お土産のお礼ですお菓子を持ってきてくれてた。
そしてすぐ帰宅。
今日もわざわざすみません‥という気持ちに。

そのあと旦那さんも登場。
4人部屋だとあれなんでデイルームにて母と3人でおしゃべり。
主治医もやってくる。
明日退院で大丈夫そうですね、と。
旦那さん帰宅、その後母も帰宅。
歩かなきゃいけないので病院の出口までお見送り。

病棟に戻るときに他部署の人に目撃される。
「つわり入院!?」
あ、虫垂炎になりまして‥と説明。
職場に入院すると何かとこういうめんどくさいことがある。

部屋に戻って暇。
SNSで色んな病院に入院してる人の投稿を読み漁る。

去年まで一緒に仕事してた看護師さんたちが病室に来て下さる。
今はたまにしか一緒に仕事しないのに、お見舞いまで頂いてしまった。
申し訳ない(T_T)ありがたい(T_T)

夜ご飯前に我が部署の人がぞろぞろと来て下さる。
暇つぶしの雑誌やプリンなど差し入れしてくれた。
ありがたい(T_T)

夜ご飯。

鮭のムニエルは優しい味わい。
ホーレン草の胡麻和えはけっこうしっかりした味だった。おいしい。
ご飯の量がいつもより多いのでおなかいっぱい。

夜はわざと遠いごみ捨て場までゴミを持って行ったりして歩く機会を作った。

寝る前には最後の点滴が終わって抜針。
もう自由だ!朝もシャワー浴びよう!



○入院4日目
退院日の朝。
入院にも慣れたけどもう終わり。
朝からいそいそと荷物をまとめる。
硬膜外麻酔も、点滴もない自由な身って素敵。

清掃のおじいちゃん。
今日退院です!と言うとおめでとうと。じーん。
毎日綺麗にしてくれてありがとうございました。

朝ごはん。

車麩の煮物はあんまり好きじゃなかった。
納豆があるからご飯食べられた感じ。
納豆最高。

そしてシャワー。
最後にスッキリできてほんとによかった。
もう着替えるのはパジャマじゃなくて私服。
おなかを締め付けない服を持ってきてくれた旦那さんありがとう。

最後の回診も問題なし。
痛み止めの薬を追加でもらって退院!

母が迎えに来てくれて、重い荷物などを持ってくれた。
そのまま職場に行って上司と社会復帰日の相談。
私の姿見るなり爆笑された‥笑
他の人は心配してくれるのに(>_<)

で、傷あいたたた‥になりながらタクシーでリッチに帰宅(タクシー代は母が出してくれた。私がバスで帰るとかケチなこと言うから)

帰宅後は、ご飯の作り置きなどしてくれました。





入院を通して思ったこと。

1.我慢はしない方がいい
お腹が痛いのを1日我慢してしまいました。
穿孔しなかったからよかったけど穿孔してたら腹膜炎を起こして入院がもっと伸びるところだった。

2.まともなパジャマを持っていた方がいい
まさか入院するだなんて思わないから難しいけど。
ヨレヨレの10年物パジャマしかなかったので少し思った。
だからといって買わないけど。

3.感謝
救急外来で関わった人全員、病棟で関わった看護師さん、助手さん、清掃のおじいちゃん、諸々全員!
夜中に診察しに来てくれた主治医の先生、オペ室の看護師さん、自ら麻酔かけると言ってくれた麻酔科の先生
わざわざ札幌からきてくれた母
たくさん病室にきてくれた旦那さん
お見舞いにきてくれたみなさん
私が入院中代わりに仕事を手伝ってくれた職場の方
全員に感謝。
私も、人に優しさを与えられる人間になりたいですね。


いつも通り自己満足な記事をつらつらと書いてしまいました。
これから虫垂炎で入院するとか入院中とか、退院後で、あー私もこんなことあった!とか共感してもらえるといいな。なんて。



痛みにより酷い目に遭いましたが、人生初の経験がたくさんあって、とてもいい経験になりました。
これからの人生に活きるはず。
ほんとにそう思います。

次の入院はお産がいいな‥笑


最後に、共済金を請求するためにコープ共済の診断書を取り寄せたら、封筒にこんなものが

折り鶴!
絶対に人の手でないと折れない折り鶴、誰かが折ってくれた折り鶴。
あまりにもじーんときて感動してしまった。
折り鶴、家でちゃんと飾ってあります。
入院を通して湧いた感謝の気持ちを忘れない為に。

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