PRESSな時間

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

PRESSな時間

2013-02-08 20:29:55 | 社会
2/8「おもしろいから」
 昨日岐阜県多治見市では「核融合実験炉」の説明会があった。
核融合と言う新しい
「原発施設」
を実用化に向けて実験しようと言う試みを岐阜県の山奥でやろうと言うものだが
、私はただで
さえ、人口の減少する日本で更なる電気を生もうとする事自体、
疑問なのに、
「トリチウム」と言う
捕捉出来ない物質を生み、
機械が老朽化したら、どのように廃棄したら
良いか国際的にも解明されていないものをやろうとする、
その意図さえ判らないのだ。

科学者は研究と言うものを
「面白いからやっている」
とよく言う。
原子力規制委員会の更田委員は任命の記者会見の時に
「私の前にいた職場は研究が出来てとても面白かった」
と言った事を覚えている。
この
「面白いから」
と言う言葉の中には
「人間に取ってどのような影響があるか?」と言うものがない。
また,
「面白い」と言う言葉の中には子どもの
[感性」
の様なものが聞えてならない。
「感性」であれば、その人の人間性の中に瑞々しいものが宿っている様に聞えるが、
「大人」としての思慮や責任は感じられない。
実験はそのようなある意味
「感性」
の産物なのかもしれない。

しかし、放射性物質は
感性で考えると
非常に危険な物質であると思う。
何年もの間地上に残留し、生命物質の全てに影響を及ぼす
。それを「感性」で片付けられてはいけないのではないか


むしろ
「理性」と言う大人の理論で考えてほしいのである。
六ヶ所村の中間貯蔵施設でも
「トリチウム」は放出されている。
しかし、現地の多くの農民はその事を知らされず
、むしろ、中間貯蔵施設から下りた補助金で農業が豊かになったと言う。

何処の国でも再処理工場周辺ではトリチウムが垂れ流しされている。
科学者はこの
「面白いから
」と言う言葉の意味する所を再考してから実験をやってほしいと思う。