化物語シリーズらしく始まった偽物語1話。今回もマイペースに進んでいきますー。話自体の進展はあまりありませんでしたが、伏線もさり気にいくつか出てきて油断できません…。
今回は撫子・火憐・神原との会話がメインで、2話はその3人との会話で終わりましたー。この思い切った構成が化物語シリーズらしい気がします。1話以上に会話もヒートアップしていて面白く、今回は終わるのがあっという間でした!
また最初には偽物語のメインキャラである暦の妹、火憐・月火の説明もありました。火憐は男勝りな活発な子、月火は着物が似合うおしとやかな子というイメージがありますが、説明的にそれだけではないようです。特に月火は見た目をコロコロ変えたり、怒りっぽかったりとなんだか不思議な子のようです…。
そして学校の皆からは二人で「ファイヤーシスターズ」と呼ばれているようです。今回のOPを観るとその名称にも納得かも。二人は火憐・月火は自分達がやっていることは、正義そのものだと信じていました。ですが暦は二人が探偵まがいなことをしていることに関しては、正義の味方ごっことあまりよく思っていない様子…。
「お前達はどうしょうもなく偽物だと」
偽物語という作品のキーになりそうなこのセリフ。最後にどう繋がってくるのか…気になるところです。
OPは今回火憐仕様。月火OPも用意されているんでしょうか。火(ファイヤー)が何度も出てきたり、まさしく火憐OPでした。曲も明るめでちょっと暗いところが偽物語のイメージと合っていて、また良かったですー。
以下個別感想ー。
・千石撫子
道草しつつも、撫子の家にたどり着いた暦。撫子は暦のためにおめかしをし、前髪をカチューシャで上げてまっていました。しかも発言がツンデレ~。前の撫子と随分イメージ違いすぎてびっくりしました~。これはこれで可愛いですが、前髪がない撫子は撫子であって撫子でないような…。でもこれが偽物語の見所の一つなんですよね。
撫子の部屋もまたシャフト部屋という感じでしたが、ピンクが基調になっていて、女の子の部屋という感じがします。それが返って恐ろしいような…。原作ではクローゼットの中身はあるシリーズで明らかになるみたいですが、アニメで明らかになる日はくるんでしょうか。
部屋へ招いて、王様ゲームをしようと持ちかけてきたりと暦を誘惑してくる撫子。撫子、結構大胆だったんですね…。さすが元蛇の怪異持ち。画がすごい破壊力です。そんな撫子を見て動揺する暦ですが、どうにか堪えますー。
それから人生ゲームをやりつつ会話。学校ではまた、変なおまじないが流行っているとか。それに首を突っ込んでいるらしい火憐・月火。誰かが意図してはやらせている…と二人は直感していました。忘れた頃に伏線が出てきて驚かされます。
その後、暦は撫子が髪を上げていたほうがいいと、撫子への好感度を上げるのですが、これが思わぬ展開に…
「教えてあげる、その身体に」
そして暦に迫ってくる撫子!なんというか恐ろしかったです~。さすがは蛇。
ですがその後、撫子の母親が帰ってきたことで暦は帰ることに。これは撫子にとって思わぬトラブルだったようですが、暦はどうやら救われたようです…。このまま母親が帰って来なかったら、どうなっていたのか…ある意味気になります。撫子の今期の主だった出番がこれで終わりというのが残念でなりません…。
・阿良々木火憐
神原の家に向かう間に、妹・火憐と出くわす暦。前回出なかった火憐、遂に登場!火憐の動きが何気に凄いです。街で逆立ちは真似できません…。兄妹の会話も結構面白いなーと思いつつ観ていました。
楽しそうに会話する二人でしたが、そんな中、火憐の携帯に着信が…。火憐は何故か急いでいるようでした。それが終わったら何かが終わると言う火憐ですが、一体何に巻き込まれているんでしょうか…?撫子との会話で出てきたあの話もここに繋がっているようです。変なことにならなければいいのですが…。
・神原駿河
時間が空いたということで、予定を前倒しして神原の部屋に行くことにした暦。電話でそのことを伝えようとするのですが、初っ端から加速装置と神原飛ばしすぎ~。神原との会話はあまり人間関係を気にする必要もなく、素直に面白いですー。
神原も髪伸びたりとイメチェン済。でも全裸で堂々と部屋にいたとか相変わらず神原らしい…。ですがその後、神原はっちゃけていたその姿を祖母に目撃されてしまいヘコんでしまいます…。神原にも弱みはあるようです。でもそんなヘコむ神原も可愛いなーと思ったり。
電話した後、神原の家にやってきた暦。神原は着替えないまま、落ち込んでいました。裸のままの神原、ある意味度胸あるかも。そして恥じらう神原が色気ありすぎる…。構図にスタッフの気合を感じました。さすがアニメです。そして赤本だらけなのは相変わらずなようで。
そんな風に裸でも堂々としていた神原ですが、それでも服を着替えるところを見られるのは抵抗があるようで、ちょっと意外でした。やっぱり神原も女の子なのかも。
それから掃除開始!ユニフォームを発掘したりします。思い出の品って何気にどうしていいか分からないなーとか思ったり。
髪が伸びた神原。イメチェン一番良い感じなのは神原な気が。エロいから髪が伸びるのが早い…これは本当なんでしょうか?ちょっと気になります。相変わらず神原は変態なようですー。でもこの格好、アングル次第では裸に見えなくもないような。
本を分別する神原。どの本も大事なようです。BL好きな神原。ですが神原はハンサムが好きで、本当は変態ではないんじゃないのかと暦に指摘され、動揺してしまいます…!どうやら神原にとって屈辱的だったようで…。神原にも弱点あったんですね。暦もすっかり神原の扱いを心得ているようで。二人のやりとりはやっぱり面白いです~。
そして発狂して、暦を動物的に襲う神原…!暦の八九寺のものまね吹いた~。この後一体何があったのやら…。人の振り見て我が振り直せ、その言葉が胸に染みました。
…と、暦が神原に襲われるという、とんでもない場面で2話終了ー。3人との会話で終わったりと、1話冒頭のシーンまでいくにはまだまだかかるようです。でも会話が1話以上にまた面白くて、今回はあっという間に終わってしまった気がします。キャラとの会話だけで1話終わるってある意味すごいかも。
EDは化物語らしいポップなED。前より動きがある気がしました。あとClariSの二人で歌うというのが、偽物語・ファイヤーシスターズらしくてニヤリとしてしまいました。
次回は「かれんビー其ノ參」話がいよいよ1話冒頭に繋がっていくようです。火憐・ひたぎは一体誰のことを気にしているんでしょうか、そして暦と会話することになるキャラクターは誰になるんでしょう…?今作は前シリーズよりそこが重要な気がします。
エンドカードはシャフト制作だった月読繋がりで有馬啓太郎さん。月読懐かしい…。気づけば放送されてもう7年経つんですね。原作もいつの間にか完結していて驚きました。
あと偽物語のBD特典のオーディオコメンタリー、今回は①副音声 戦場ヶ原ひたぎ・羽川翼、②裏音声 千石撫子・阿良々木月火と2通りあるそうで…。今回もあるかなと期待はしていましたが、まさか2つとは予想していませんでした…。西尾さん頑張りすぎ~。きっと本編と同じ、それ以上に面白いものになると思います。
次回も会話楽しみです!