今回は1話の裏側で何が起こっていたか明かされる話。裏でセルティ、臨也がどんな動きをしていたか明かされるのですが、思った以上に臨也がワルであ然としました…。アニメでも臨也は臨也でしたね…。臨也の悪っぷりが際立って見える1話でした。
原作既読でも今回は驚かされる点が多かったです。まさかあのシーンをこう変えてくるとは…。
1話の感想は1回目ということもあって、ネットからリアルの方まで盛り上がっていて嬉しかったです。アニメイトとか既刊が全巻品切れとか起こっていて驚きました。おかげで得点のシートはもらえないで終わりそうです…。1番人気はやっぱり臨也&静雄みたいですね。真っ先になくなっていました。
あと先行で見た後、TVでHV画質で見返したら綺麗すぎて驚きました。夕焼けとかの光具合がまったく違っていました…。やっぱり時代はHV画質ですね…。何故ここまで綺麗なHV画質で放送しているのにBDのリリースがないのが果てしなく疑問です…。もうDVDには戻れません…。
1話で衝撃的だったバッカーノ!を踏まえたOPでも驚く演出が!なんとデュラララ!!でもバッカーノ!の時のように前回までのおさらいが~。突然きたのでびっくりしました。。まさか地上波放送でもこれをやってくるとは思いませんでした。
はじめは帝人達が通うことになる高校の入学式から。何故か沢城さんのナレーション…。やっぱり沢城さんがセルティ役なのでしょうか?ここで今後帝人達と仲良くなると思われる杏里も登場。普通に見える杏里にも色々設定が仕込まれているので今後の展開をお楽しみに。
入学式が終わってからのクラスでの自己紹介イベント。恒例のイベントですね~。自己紹介は3人らしいものでした。帝人の名前には皆特に驚かなかった様子。これも都会だからでしょうか。
また前回出ていたマゼンタこと、神近莉緒もこのクラスにいました。またメインキャラの一人・美香は何故か入学式からお休み…。何があったのでしょうか?
そして同じくメインキャラの一人の誠二も遅刻。でも登校してきますが、自分にはやるべきことがあると勝手に自己完結して、帰ってしまいます…。ここまで突き抜けているのも成田作品ならではなのかも…。とりあえず担任の先生かわいそうです。誠二は一体何をしでかしたのか…明かされるのはもう少しかかりそうです。
ここからは沢城さんのナレーションにより、マゼンタ・神近莉緒の説明へ。見ている時はすぐ終わるかと思ったのですが、最後までマゼンタの話で驚きました…。
中学生のある時、莉緒は父親が不倫していると知り、それで約半年思い悩んでいました。何故か聞き手は臨也…この時点で怪しすぎます。この時は莉緒はまだメガネに髪を結わえていたりと真面目な中学生だったようです。
莉緒はこの状況を家庭崩壊が起きたとしても、変えたいと母親に事実を書いた手紙を送りますが、結局莉緒が行動を起こしても、母親はそのことを夫に問いただすこともなく…。何も変わりませんでした…。
試しにいなくなれば…と自殺を考えますが、莉緒は自殺する勇気も持てず更に苦しむことに…。しかもそこに臨也の今度会わないかという、甘い誘惑が…。どうやら臨也は言葉巧みに莉緒を何かに引きずりこもうとしているようです…。こうなるともう莉緒もただではすまなそうです…。
ちなみにこの時点で既に話は前半の終わり辺り…。2話でこういう話がメインになるとは予想していませんでした。このシーンに尺をとるのはおそらく臨也というキャラの意地悪さ・歪みっぷり・ヤバさを視聴者に強調するためだったのかな…とか思ったりしました。
そして莉緒は臨也と会うことに…。ここで前回のようなおしゃれした姿に。そして1話の通り、莉緒は男達にさらわれてしまいます…。前回では見かけただけかとも思いましたが、すべては臨也が仕組んだことでした。悪ですね…。
一方セルティも動き出していて…。ようやく新羅の出番が!福山さんの声もらしくて良い感じでした。でも新羅もあまり出番がなくて残念だったかも…。
次は静雄の出番!ちょうど借金の取立てているところでした。静雄の怒りっぷりはやっぱり凄まじいですね…。まさか自販機が飛ぶとは…。この辺も前回の帝人達の話とリンクしていました。早くあのシーンこないでしょうか…。
セルティと臨也が連絡を取り合いし、そしてセルティが莉緒の助けに向かうことに…。セルティに莉緒を助けるように依頼したのもまた臨也でした。ここまで臨也が仕組んでいたとは…。デュラララで何かあったら黒幕は臨也で終わってしまいそうな気がします。
それから莉緒を救出するセルティ。セルティは頭がなく、しゃべれないので携帯の文字入力でやりとりします。セルティがやりとりする時ってこんな感じだったんですね~。
そしてセルティは無事莉緒を送り届け、屋上に行くようにうながします。屋上へ向かう莉緒。この辺のBGMが良い感じでした。で、そこには臨也が待ち受けていて…。臨也はここで自分が「奈倉」だと名乗ります。そうして臨也は莉緒が何故危ない目にあったのか、その真相について語っていきます――。
「だって、彼らにマゼンタさんを
拉致するように言ったのは、
僕ですから」
この人のすべてを見透かしたかのような不愉快発言…まさしく臨也ですね。そしてさらりと臨也はこれまでのいきさつを説明。饒舌なところもまた臨也っぽかったです。神谷さん結構ハマり役なのかも。
この中で重要なのがこのセリフ。
「人間が好きってことかな?
人間てのが面白くて、
興味深くて仕方ないんだよねー。
あ、あくまで好きなのは
人間であって、君じゃないから。
ここ重要」
このセリフが臨也というキャラの行動原理の核になっていると思います。これからも様々な事件で暗躍してくると思いますが、すべてはこのセリフに繋がってくると思います。ここの確信犯のような臨也の笑み…まさしく臨也です。アニメでも臨也は臨也ですね…。
しかもその後臨也はどうなるか分かっている上で、莉緒を飛び降りさせようとします…。自分が特別な存在話は何かイタいものが…。なんか帝人が臨也に会ったらなんかマズそうです…。
そして臨也はわざと莉緒を挑発して、莉緒を飛び降りさせかけます…。なんか原作のシーンより悪に磨きがかかっているかも…。そして臨也は軽口を叩きながら、その場から去っていきます…。今回はまさに臨也の独壇場という感じでした…。
莉緒はその後臨也の挑発を真に受けて飛び降りようとしますが、セルティに助けられます…。自分を助けたセルティに戸惑いを感じる莉緒…。助けた理由について、セルティはこう答えます。
<あなたが考えているほど
世界はひどくないから。>
セルティカッコいいです…。さすが主役!どうやら臨也はセルティが助けることを予想していたようです。まあどっちに転んでもよさげな感じだった気もしますが…。
そして莉緒は色々なことを思いつつ、セルティと何故か臨也に感謝しながら、家へ帰っていきます…。莉緒は今晩のことで生きていることに幸せを感じているようでした…。結果臨也は莉緒にそれを気付かせてしまいました。良いのか悪いのか…。とりあえず良い結果に終わって安心でした。
放課後の帝人と正臣。ここの発言的にこの2人にも何かあるかも…。また歩いている時に杏里が誠二に話しかけているのを2人が目撃。杏里は誠二になにか聞こうとしますが、邪険にされてしまいます…。杏里が聞こうとしていたことも今後の展開に絡んできそうです。
その後正臣は杏里を気遣い話しかけますが、杏里はすぐに行ってしまいます。でも何故か正臣はほれられたと勘違い…。色々こんがらがってきました。
あの晩の事件の後のお臨也とセルティのその後のやり取り。臨也が結構動きがあって良い感じでした。どうやら臨也はセルティが莉緒を助けたことに不満を持っていたようです。まあセルティの行動とかもすべて見透かしていたようでしたが…。
そしてセルティはバイクに乗って帰って行きます。見送る臨也には何かまた企んでいそうな笑みが…。
「楽しかったぜ、優秀な運び屋さん」
いかにもこれから何か仕掛けてきそうな雰囲気がしました…。今後臨也が帝人達、そして話にどう絡んでくるのか気になるばかりです…。
次回は「跳梁跋扈」予告カットからして、次回は今回進展しなかったぶん、話が進みそうですね~。3話は「動」な1話らしいので、だるいし今回で切るわ~と思った方も3話までは是非チェックしてみて下さい!バッカーノみたいに後半になればなるほど仕掛けが動いてきて面白くなっていくと思います。
今回自分は原作好き+臨也好きなので、とても楽しめましたが、アニメから入った人は話が今回あんまり派手に動かなかったので、物足りなかったのでは…とちょっと心配だったりします。臨也が自殺志願者をからかう今回の話は第5章をベースにしているものの、場所など結構原作と違ったアニメ独自の話で驚きました。さすがにトランク積めはできなかったのでしょうか…。確かに「静」を重視した1話でした。今回は臨也の独断場っぽい1話ですが、果たして今後もそう上手くいくのでしょうか…?
ではまた次回に!