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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)#95 モーニング2.3号 感想

2008-12-12 23:37:08 | GIANT KILLING (原作感想)

 前回は八谷とネルソン監督の出会いの様子が描かれており、そして八谷がゴールへと攻めてきます―。ETUはこれを防ぐことはできるのでしょうか。今週はETUベテラン勢に注目です!堀田の話が・・・。あとこのマンガがすごい(オトコ編)3位おめでとうございます~。
 あれからそろそろ1週間たとうとしていますが、未だにサイン会の時の興奮が冷めません。サイン会楽しかったです~。ではそんな思いを抱えつつ、語っていこうと思います!(12/14 予告感想+カレーパーティのニュースのことについて追記)


 始めは川崎が攻め入っていってくるところから。が、ここで石神がボールをカット!ようやく石神にも見せ場が!これに石神も「よしゃっ!」と手ごたえを感じます。嫌な流れを見事止めました~。そんな石神を見て松原もエキサイト。応援にも力が入ります!ここはそんな松原の応援が面白かったので抜粋。

「ナイス石神!!そいつ奪え!!
 あーそれはちょっと無理か――!!
 うん でもまあ良し!!」
「何か半端な声援だなあ」

 松原の応援も面白かったですが、それに対する達海の一歩引いたツッコミも良い感じでした。大体松原のセリフだけでも流れが分かってしまいますが、まあ結局石神は完全に草野を止めることはできませんでした。タイトルも載ったシーンで、いかにも活躍!という感じだったのに・・・。悔やまれます。で、そんな石神の姿を見て清川はというと・・・

『活躍の仕方が地味なんだよ
 石神(ガミさん)・・・・・・・』

 と、呆れながらもナイスなツッコミ。確かに石神は活躍の仕方が地味でした・・・。でも清川に言われたらショックなような。

 そして草野はボールを浅香へパスしますが、これを堀田が見事にボールをカット!堀田はちゃんと活躍しています。そしてボールは石神へ!ここの「おっ」と反応する石神のカットが今回のゲキサカの予告のシーンでした。良いところ選んだなと思ったり。
 で、今後こそちゃんと活躍してほしいと思っていたら、今度はやってくれました!!石神は前に赤崎がいるのを見ると――

「ほらよ!持ってけ五輪代表!!」

 と、張り切って赤崎へパス!ここの石神はカッコよかったです~。またこの軽いノリがまた石神っぽくて良い感じでした~。今度は地味じゃなかったと思います。
 で、ボールは赤崎の下へ――。ここからは赤崎の見せ場!これにはサポーターの面々の応援にも熱が入ります!

「おわっ!!いい展開!!サイドブっちぎれ――!
 赤碕!!!!」
「しゃあっ!!」

 ボールが転がってくる瞬間のこの赤碕のカットがとても疾走感のようなものがあってカッコよかったです~。その後の気合を入れるところも。大阪戦でゴールを決めて以来、赤碕がよりカッコよく見えてきている気がします。

 また川崎の八谷は椿を警戒したまま。八谷は執拗に椿をマークします・・・。

『椿!!お前の好きに走らせるかよ!!』

 八谷はETUの攻撃は椿の独走を許した時から始まるのだと読み、椿にその機会を与えないようにと椿をマークしていました。私から見ると覚醒フラグが立つ可能性を更に高くしているようにしか見えなかったりしますが・・・。
 そんな八谷を相手に、椿はいつもの調子を出せず苦しみます。八谷のマークが本当しつこく見えてきます・・・。八谷は監督のためにと闘志を燃やします。

『ネルソン監督が認めた他所のチームの奴に・・・・・・
 俺は負けるわけにはいかねえからな!』
「・・・・・・」

 これに椿も焦りのようなものを見せます・・・。この状況が変わることはあるんでしょうか・・・?
 またここで丹波が、

『よし!中央のスペースが空いた!』

 と、中央のスペースが空いたことを確認すると、丹波はそのスペースへ向かって走っていきます。どうやらこれも作戦のうちのようですが―。丹波は自分にボールをとアピールします!

「来い赤碕!」
「はいよ」

 ここの2人の息のあった動きがまたよかったです。川崎の流れがいったかと思ったら、今度はETUが流れにのってきます!丹波に得点の期待がかかります。
 丹波もまたこれまでの経験を踏まえ、正面でないとキャッチは行かない、打てば必ずボールはこぼれるだろうと考え、チャンスを作るためにシュートを打ちます…!達海もそれを読んでいてFW2人に詰めるように指示!2人もボールへ向かっていきますが、なんと星野はボールの勢いを殺してから、ボールをキャッチ…。しっかり攻撃を防がれてしまいました。手強い相手です。何か対策がないとゴールは厳しいのかもしれません…。
 で、何だか好調な星野はいい気になってチームメイトへコーチング。星野もまた個性溢れるキャラでした。

「何ゴール前で好きにシュート打たせてんだよ!」

『出た・・・・・・笑いながら怒鳴りちらすコーチング・・・・・・
 これが代表GKの怖さか・・・ なんか変な怖さだけど・・・』

 そんな星野の不気味な様子にさすがの世良もビビってしまいます。世良にすらこういう反応をされるとは・・・。世良の表情が面白すぎでした。
 
ネルソン監督といい、八谷といい川崎は何だか不思議なキャラが多い気がします。今見る感じ、この試合に勝つにはやっぱり星野の存在が問題になりそうです。そこをどう達海が考えているのか、気になるところです――。

 一方達海もそんな星野の好調ぶりを見て焦りを感じていました。

「くそ・・・当たってやがんな
 星野の奴・・・・・・」

 これに松原も同意し、キーパーはいいセーブが続くとのってくると今の状況の厳しさを実感。川崎から得点を取るのは難しそうです…。で、そこに出張ってきたのが夏木!夏木はいつかの試合の時のように自分を出すようにと達海へアピールするのですが、それに達海は…

「お前 あんまりうろちょろすんなよ
 審判に怒られるぞ」
「な・・・なんスか!その普通のリアクション!!
 俺の必死のアピールを!!」

 と、冷静にツッコミ!これには夏木もショックを受けます。今回は妙に達海のツッコミが冴えていました。個人的に達海はどちらかというとつっこまれる側な気がするのですが、最近は何だか周りのキャラが濃すぎるせいか、受け手になっている気がします。
 そしてその後夏木は悔しがりながら、コーチにずるずると引きづられていき退場。ここの引きづられていく夏木がおかしすぎです!それをただ無言で見送る達海、そして何事もなかったかのように話を続ける2人の姿がまた更に面白いものがありました。こういうシーンは息抜きな感じがして良いです。でも今回ばかりは夏木にはまだ出てきて欲しくない感じが。
 松原は達海に、もしかすると夏木の強引さは星野に有効なんじゃないないか、手を打つなら今のうちだと進言します。それもまあ分かる気もしますが、これに対して達海はというと何だかうんざりな様子でこう答えます。

「若いとか勢いとか・・・
 うっさいなー松ちゃんは」
「!!!え・・・あの・・・」
「そんなに若手がいいと思うんなら
 ユースのコーチでもやりゃあいいじゃん」
『・・・・・・!!!そんなつもりじゃ・・・・・・
 誤解!誤解だ!!』

 ここの達海の表情からはそんな達海の気持ちがよ~く伝わってくるようでした。確かに若さ、勢いだけが大事なものではありません。でも苛立ったとはいえ、達海の言葉は松原がちょっとかわいそうな気が…。チームのことを考えて言ったことでもありますし。でもショックを受けた松原の表情には、見た瞬間思わず笑ってしまいました~。本当にショックだったんでしょうね…。
 で、達海は自分がそう思う理由について真面目に松原に話します。そこからは確かに達海の信念を感じました。

「・・・重要なのは年齢じゃない
 今日の面子は確かにベテランが多い

 けどね

 俺は単にベテランだからって理由で・・・・・・
 あいつらを起用したわけじゃないよ」

 達海はただ単にベテランだからという理由でベテラン勢を選んだわけではなさそうです。達海が見据える先には堀田・石神の姿が。一体達海はベテラン勢に何を期待しているのか、そこがこの試合で大事なポイントになってきそうな気がします。ここら辺は常に追っていきたいと思います。

 一方試合では堀田が椿へパスを出しているところに。が、この試合でいまだ調子に乗れない椿は凡ミスをしてしまい、堀田を焦らせます…。相変わらずな調子の八谷は何だか見ていてウンザリ気味になってきました。
 その場はどうにか堀田の指示でどうにか難を逃れるものの、椿は更に気持ちが「スイマセン…堀田さん」と沈むばかり…。椿が実力を発揮できるのはまだ先になりそうです。
 そんな椿を見て堀田はちょっと苛立ちつつ、村越もこんな奴と組んでいて大変だと思います。が、ここで堀田は自分がサブ組の考えでいることに戸惑いを感じます。

『すっかりサブ組の考え方になっちまってるな・・・
 俺・・・・・・』

 堀田は達海がETUの監督になって以来、スタメンから外れベンチから試合を見守ることが多くなっていました。ここは何となく読んでいて常に気になっていた点でした。これで何も思わないはずはないんですよね…。
 堀田はそこで達海が来てからの今までの自分について振り返っていきます。堀田はまず1巻の紅白戦のことを思い出します。

『シーズン開幕前からなんとなく感じてた
 紅白戦での椿の躍動
 達海さんの勝負師としての顔
 この2人は何か合う気がした・・・・・・』

 ここはちょっと1,2巻のことを思い出してまた興奮が…というのはとりあえず置いておいて、どうやら堀田から見ても達海と椿、2人の持っているものがどこか合ったように見えていたようです。でもなんだかここの堀田のコマは石神がいるのもあって見ていて複雑なものがありました。
 で、その後試合には達海に見出された椿が試合に出るようになり…

『そして去年前での俺の定位置には
 椿が収まった』

 と、去年の堀田のポジションには椿が…。ベンチでそれを苦く見つめる堀田の姿(あときっと堺も)がどこかやるせなく感じられました…。ベテラン選手ならではの葛藤ですね…。
 その後の堀田の思いにも読んでいてちょっと涙が出そうになりました…。

『いつかこんなシーズンが来る気はしてた
 前から言われてたことだ

 俺のプレーはテクニックはあっても
 個性がない・・・・・・

 他の選手の代役・・・・・・
 それが俺の生きる道なのかもしれない・・・・・・』

 最後の真っ白なコマが何だか印象的でした。堀田の悲壮なその思いに心が痛くなりました…。きっとそれだけではないんだと思いたいです。堀田にはこの試合で他に何か見出して欲しいなと思います。
 いつかその辺のベテラン選手の葛藤についても掘り下げてほしいと思っていましたが、これはまた良い話になってきそうで、読む楽しみが増えました。今回の試合はそんなベテラン選手の思いが深く影響してきそうな気がします。ベテラン選手皆に頑張って欲しいです!

 また試合を見守っていた川崎のネルソン監督は「どうもおかしいわな」と、この試合で椿が攻撃に絡んでこないことを怪しく思います。最初もネルソンもそう思っていたようですがネルソンは、

「何故なら彼のプレーから
 攻撃の意思が感じられない」

 と、どうも違うと語ります。どうやら単に椿が不調というだけでないようで、椿もまた一応役目を果たしてはいたようです。…そしてネルソンは今回の試合の椿について、こう分析。

「彼は囮だわな」

 ネルソンはそう見て、そしてやたらとサイドに流れるのも中央にスペースを作るため、キャプテンマークも見せかけだと語ります。
 そうしてネルソンが見据えるのは、達海――。ネルソンは達海へ対抗意識を燃やします。今回はそんなネルソン監督がまた手癖を見せて終わり。

「ふーむ…
 なかなかに姑息なマネを……」

 こう言われると、納得してしまいそうですが、実際はどうなんでしょうか…?更に試合の行方が気になってきたところで、次の合併号へ続きます。年末なので分かってはいますが約2週間、待つのが辛いです…。まあ気長に待ちます。


 次回はまず椿が囮であることを見抜いたネルソン監督がどういう指示を出すのか気になります。これで試合の流れは変わるんでしょうか・・・?でもそういう面もあるにしろ、椿の役目はそれだけではないような気がします。まあこれはそうであってほしいという私の願いでしかありませんが・・・。椿がこの試合でまた何か見せて欲しいと期待し続けていきたいと思います。
 あといよいよ掘り下げられてきた堀田がこの試合で何を見出すのかが見ものになってきそうです。1巻から見ていて、スタメンを外されて色々複雑な思いがあるんだろうなと思ったら・・・ベンチから自分の代わりにスタメンになった椿を見つめる堀田の姿がとても寂しく思えました・・・。堺、石神同様、堀田のこの試合での活躍も祈っています!

 前々から言っていた通り、先週の土曜日、ツジトモさんのサイン会に行ってきました!サイン会楽しかったです~。ツジトモさんはとても素敵なお方でした。ますますジャイキリが好きになりました!当日のぼやきっぽいのはこちらから。ちょっと書き加えたりしました。
 サイン会レポっぽいのは今現在半分ぐらい描きあがっていて、おそらく1週間以内にはどうにかなるんじゃないかな・・・と思います。しばらくお待ちを~。いまいち書きたいことがまとまらず四苦八苦しているのですが、これだけはどうにか!

 あとジャイキリ、またまたこのマンガがすごい!2009年版(オトコ編)3位おめでとうございます~。前回の6位から前進です!ファンとしてはとても嬉しいお知らせでした。
 でもランキングを見ているとジャイキリが入っているのは嬉しいもの、ほとんどがモーニング関係で、入ると思っていたマンガがあんまり入ってないのが気になったり・・・。ちょっと調査の仕方に納得できないところがあった気がします。もう少し一般読者の声も入れた方が良い気がしました。角川系があんまり入っていないのはやっぱり一般受けしないからなんでしょうか・・・。結構好きなマンガもあったのですけどねー。
 またその本の中にはツジトモさんの注目しているマンガ一覧とか載っていて興味深いものがありました。スラダンには思わず納得。他のマンガもいつかチェックしてみたいと思いました。

 今回はいつも以上に色々把握するのが大変で感想を書き上げるのにも一苦労でした。いつものことですが、プレイ中の様子を説明するには色々足りないものが多すぎててんてこまいです・・・。来年はこの辺もしっかりできるように頑張りたいです。
 でもこれであのキャラがああでこうでというのが、何となく頭の中でまとまってきました。今回は色々なキャラの動きや心境が細やかに描かれていて、読み応えがありました。ただ次回までは合併号のため約2週間待たなくてはならないのですが・・・。待つのは辛いですが、この時に先生方に休んでもらえればと思うと待てる気がします。でも25日・・・遠いです。

(追記)
 合併号ということでいつ更新なのか気になっていましたが、今回は普通に日曜日更新でした。予告は松原が悪くないぞー!とエキサイトしているところでした。ここを見るに悪い状況にはならなそうで今は安心です。これであと2週間、安心して待てそうです~。

 あと更新後気になったニュースが。どうやらジャイキリのあのカレーパーティからヒントを受け、天皇杯準々決勝に向け16日、FC東京が練習後「カツカレー決起集会」を実施するとか。クラブ全体でこれに取り組むみたいです。とりあえずまずは社長取り入れるの早~!と驚きました。単行本にすらまだ収録されていないのに…。(しかも10巻収録になるはず)とても面白いニュースだな~と思いました。
 チキンカレーではなく、かつカレー(勝つという意味も含めて)になるということですが、これをスポンサーさんが米・カツ・カレーを200人分提供すると聞くと本当に太っ腹だなーと感じます。これは勝つしか…。
 でもまさか実際にカレーパーティを開催することになるとは驚きです…。とりあえず当日無事に成功することを祈っています!あと当日の勝敗が楽しみですね。どうなるんでしょう…?

 ではまた次回に!