君に届け 第2話「席替え」 感想

　今回は席替えにまつわる話。これまで数々のアニメを見てきましたが、ここまで暖かい席替えの話は初めて見ました。いや、いい話ですね…。前回の風早の告白？後の顛末も明らかに。まあ爽子らしいというか…。二人が両想いになるまではまだまだかかりそうです。
　今回もピュアすぎて画面を直視できないことも…。他のアニメとは違う何かがこのアニメにはあるような気がします…！
　あと今回もちょっと11eyesの感想を。美鈴の出番があって良かったです～。

　今回は前半が犬の話、後半は席替え話メインというような流れでした。あとこの感想を書くにあたって公式ページに行ってみましたが、本当にあらすじが詳しすぎて驚きでした。見逃した方は今後是非公式でフォローを。さすがこの枠の番組ですね。
　この作品、１話では思った以上にＴＢがあって驚きました。１話でひきつけられた方が多かったのかもしれません。今期のダークホースになる気がしてきました…。

　前半はまず犬の話。雨が降っているある日、爽子が捨てられている犬を見つけたところから話は始まります。相変わらず犬に警戒される爽子がちょっとかわいそうでした。でも爽子は犬のために自分の傘を犬にさしてあげることに。やっぱり爽子は優しいですね…。最初から癒されました。
　で、傘を差さずに来たために、全身びしゃびしゃ…。その影響もあってかまた皆に貞子と恐れられてしまいます。今回も無駄に迫力があって面白かったです～。毎回ここで笑ってしまいそうです。まあガンバということで。

　それから教室に。そこからはまた風早タイムの始まりでした。とにかく今回も風早は無駄に爽やかでした…。クラスの女子の千鶴にジャージをかして欲しいと頼んだりと、爽子への気遣いが見事です。まあここまで気遣ってくれるのも爽子が好きだからなんでしょうけど…。千鶴・あやねの爽子への接し方も良い感じでした。これは今後の展開が楽しみです。
　いや、今回も爽子と風早の会話が何かピュアすぎてヤバかったです。なんか気恥ずかしいような…。今回も見ているうちに何度卒倒しかけたか分かりません。

　ちなみに前回ラストの風早の告白？は爽子の思い込みにより結局失敗に終わったようです…。爽子はまだ尊敬していた風早と話せたことでいっぱいいっぱいなようです。まあ爽子らしいというか…。まだ二人の恋は始まったばかりのようです。

　その後爽子は自分を気遣ってくれる風早・千鶴・あやねに感謝してこっそり飲み物を机に置いていきます。この辺もなんか気恥ずかしくて見ていてそわそわしました…。とにかく爽子はピュアでした。ある意味尊敬したいかも…。
　これに気づいた風早はすぐに爽子に声をかけます！この時の爽子がおだんごヘアーでかわいかったです。長髪以外にも髪型のバリェーションがあって良いですね～。風早はどれだけ爽子のことが好きなんだろう…と思いつつ見ていました。
　ここの会話で爽子は風早もまた自分が傘を置いた後、犬のことを気にしていたことを知ります。まさかここまで行動が被るとは…。どこまでお似合いな二人なんでしょう。普通のマンガならこの展開に「ベタだな～」と思ったのかもしれませんが、この作品に関してはまったくそういうことは感じませんでした。恐るべし、爽やか…。

　そして下校時、二人は一緒に犬の様子を観に行くことにします。その時には雨もあがっていて、空は晴れていました。爽子の傘も回収。小学生から使っているということで、名前もちゃんと書いてありました。物持ちいいんだな～とどうでもいいことが気になっていたり。背景の夕日が綺麗で見とれてしまいました。２話も１話に負けず、クオリティが高いと感じました。
　風早は犬から慕われているようで、爽子は改めて風早のことを尊敬。そして風早はこの後、犬を自分の家で飼っていいかとたずねてきます。流れが爽やかで、ある意味すごいです。それに爽子は大喜び。ひとまず一件落着です。
　しかもこの後にはまだニヤニヤタイムが…！爽子はそれから犬の様子を見に風早の家に行ってもいい？と聞くのですが、それに風早も自分にも会いに来て欲しいとアピールしてきます…！いや、もうニヤニヤがどうにもならなくて困りました。なんか前半で満足しかけてしまったり…。２話も勢いは衰えていないんだなと感じました。

　後半は席替えの話。前回爽子が皆の前で主張したことで、誤解も解けたかなーと思っていましたが、現状は変わらず、爽子は貞子のように恐ろしい存在だと誤解されたままでした。ここのクラス中の空気が暗く、異質で驚きました…。根拠がないのに、一人が言い出すと、そうなってしまうんですよね…。集団意識というのは恐ろしいものだと改めて思います。この作品が爽やかだと感じるのもこういう暗さがあるからなのかもしれません…。
　それでも爽子は皆の誤解を解こうとしますが、一向に状況は変わらず…。なんか色々もどかしいです…。
　そんな中席替えが行われることになりますが、そこでも皆爽子に偏見を持っていて、クラス全体には爽子の近くの席になりたくない…という空気が。学校の怖いところです。

　でもそんな中、その空気を破るかのように風早が黙って爽子の隣に席を持ってきます…。ここはこれまでの空気が鬱なものがあってジーンときました。やっぱり風早カッコいいですね…。爽子のことを誰よりも気にかけていました。
　千鶴・あやねも風早に続くように、席をそれぞれ前、斜めに持ってきます。二人もまた爽子のことを気にかけるようになっていました。爽子のひたむきな思いと頑張りが実を結びました。
　あともう一人、無口そうな男子の真田が爽子の後ろに席をとります。真田は爽子関係なしに、のんびりできる窓際の後ろの席がよかったから来たという感じでしたが、でも爽子のことを恐れたり、気にしたりはしていないようです。まあきっといい人なはず…。とりあえず今後のメンバーとの絡みが楽しみです～。ようやく中村さんの声がちゃんと聞けた気がしました。
　ここの皆が揃った時のあの暖かい空気に涙腺が決壊しかかりました…。これまで数々のアニメを見てきましたが、ここまでじっくり、暖かい席替えを見たのは初めてでした…。なんか色々やられました。

　最後はまた爽子と風早の距離が近くなったところで終わりますが、なにやら爽子のライバルになりそうな女の子が出てきて終わり…。二人にどんな変化をもたらすのか気になるところです。爽子にピンチが訪れそうな気がします…。

　
　次回は「放課後」爽子はライバルらしき女の子をむしろ尊敬しているようですが、爽子が更に風早と近づいたり、クラスになじみはじめたりと、簡単に収まりそうにないですね…。無事に乗り切ってくれればいいのですが…。

　と、２話も１話に負けない出来栄え＋ピュアさでとても満足しました。きっとこれ以降も安定した作品になると思います。今後もこのピュアな路線でお願いします～。　　
　この作品がすごいと思うのは個人的に、恋の描写がくどくなく、むしろ爽やかに感じさせているところですね…。ここ数年少女マンガのベタさが苦手になって遠ざかっていましたが、この作品は違うな…と感じてきました。
　そういえば今月発売の本誌で何か展開に動きがあったらしく、気になっています。明日辺りチェックしに行こうと思います！

　11eyes、2話もＯＰに見とれつつ観ました。2話もまだ赤い夜やら敵などの状況説明で終わってしまいましたが、陰陽師（剣士）の美鈴の出番もあって面白くなってきた気がします。とりあえず剣でのバトルが見れるなら継続して観ていこうと思いました。早く残りの仲間も見たいです～。3話である程度状況が動いてくれば、作品に引き込まれる気がします。
　に、してもサービスシーンのやり方が地味すぎて意味ないと思うのですが…。これならない方がいい気がしてきました…。3話に期待しています。

　ではまた次回に！
　しばらく感想はどっちも同じ感じで継続していこうと思います！