ソラノオトも今回でいよいよ最終回。カナタ達は戦争を止めることができるのでしょうか。結構今までの話と繋がっていたり、みどころもあったりして面白かったです。最終回らしく盛り上がっていました。あと今回は何気にユミナに注目です。何気に活躍してる…。
今回はOPナシでスタート。前回銃を向けられたノエル・アーイシャのその後から。二人とも死にませんでしたが、アーイシャが左の腹部辺りを打たれて重傷に…。ノエルは無事。今回も暗い空気の中スタートです…。
カナタ達も砦に攻めてきたホプキンスに追い詰められていきます…。そして更に砦を差し押さえられそうになりますが、なんとフィリシアがホプキンスの頭に銃を向け、出て行くように要求してきます…。フィリシア、思い切った手に出ました。前回カナタ達に話していたのはこのことだったんですね。
それからフィリシア達はアーイシャを手当て。どうにかなりそうです。あれからカナタ達はホプキンスを捕らえましたが、ホプキンスは戦争の口実になるといい気になっていました。裏事情も色々あるらしく、軍絡みの話はやっぱり黒いですね…。でも動く兵士達の中に1話冒頭でカナタにキャラメルをくれた兵士二人の出番も!こういうシーンがあるとちょっと嬉しいです。
その後ホプキンスはノエルに話しかけてきます。どうやらホプキンスはノエルのことにちゃんと気付いていたようで…。やはりノエルは昔、ヘルベチアの魔女と呼ばれ、見えない死神という生物兵器を生み出したようです。それがどういう結果をもたらすことになるのか分からず、周りにのせられ生物兵器を生み出したノエルですが、その結果たくさんの人の命が犠牲に…。そのことがずっとノエルのトラウマになっていました。大体予想通りな感じでしたが、この辺は序盤からフラグ立てた方がよかった気も。
ですがフィリシアがノエルを庇い発砲…。フィリシアは皆を命がけで守ろうとしていました。今回のフィリシアは本気です。ですが軍はローマを迎え撃とうと動いていて…。戦争はとめられないのでしょうか。
ホプキンスを地下へ連行した後。とりあえず一安心。砦にはナオミ・ユミナも残っていました。ここでユミナによる炎の乙女の伝説の話に。どうやらローマでは炎の乙女は命を守る存在として語られているようです…。このことがカナタに力を与えることになります。カナタは炎の乙女が命を守る存在だと信じようとしていました。
と、その時カナタが何かに反応…。そしてフィリシアに停戦信号が鳴っているんじゃないかと報告。わずかな希望が。
ですがそこでユミナからホプキンスが脱走したと報告が…。どんどん事態は悪い方向に進んでいきます…。
過去を思い出すノエル。ノエルはホプキンスの影に怯えたままでした…。ですがユミナがノエルにあることをお願いしてきます。それは…
「そう思うのなら、奪った以上の命を救って下さい。
ノエルさん」
ユミナはノエルが過去どういうことをしたか分かった上で、今やるべきことをしてほしいとお願いします。今回のユミナは見せ場が多かったです。立派すぎる…。アーイシャの存在がノエルを変えてきそうです。
ナオミはじめ街の人は軍に反発、ですがホプキンスは聞かず…。が、そこにローマ兵が攻撃を仕掛けてくると報告が…。しかもナオミも拘束されてしまい…。状況は更に絶望的な状況に。
それでもカナタは音を届けようと行動を起こそうとしていました。そしてまたユミナが皆へ願いを。
「お願いです、戦争を止めて下さい」
このユミナの言葉に皆も頷きます。今回のユミナのセリフは良いセリフばかりでした。影の主役っぽかったかも。
その時アーイシャが目覚め、ノエルに話しかけてきます。アーイシャは懸命に言葉をつむいでいきます。そしてアーイシャはノエルに十分苦しんだ、だからもう苦しまなくていいとノエルを救おうとします。それにノエルも感涙…。
「許してくれるの?
ありがとうアーイシャ…」
罪を背負っていたノエルも救われました。ノエルが涙を流すシーンは切なかったです…。そしてノエルも罪を償うために立ち上がります――。クレハの思いも切ないものが…。クレハもクレハで皆のことを思って反対していたんですね。
そうして皆団結。
「行こう、みんな」
こうしてカナタ達は戦争を止めるために行動を起こそうとしていました――。
後半。いよいよタケミカヅチが動く時が――。皆タケミカヅチに乗り込みます。アーイシャも。に、してもタケミカヅチってあの戦争回の時の蜘蛛っぽいロボットみたいな感じだったんですね…。意外でした。
攻撃開始の喇叭を吹き、いよいよ出撃…。これまでにないひんやりとした空気を感じました。本当前々回と作風が違いますね…。
そして謎のBGM(妙に印象的)にのり、タケミカヅチが動き出します…。ホプシンスもタケミカヅチが動き出したことに驚きを…。また街の人も戦争は嫌だとカナタ達の味方をします。ユミナもカナタ達に思いを託します。これまでの街の人達との交流シーンがここで繋がりを…。ここまで見ていてあそこまで日常回をやらなくてもいいと思っていましたが、こういう展開になると何故か懐かしく思えるので不思議です。
タケミカヅチに乗り、戦うカナタ達。ここで伝承話が――。それは今のカナタ達の状況に重なる話でもありました。やっぱりここだけ浮いてみえますが…。息絶えるという単語になんか不安になったりもしましたが、タケミカヅチが何気に活躍していて驚かされました。さすが最終回です。
一方戦場では遂に戦争が始まろうとしていましたが、ここでタケミカヅチ登場!そしてカナタが停戦信号を吹きますが、兵士達はここで引き下がれるかと、引かず…。でもカナタはそれでも諦めませんでした。
そしてここでカナタがアメイジング・グレイスを吹き始めます――。空気感も素晴らしかったです。
そしてカナタの目の前には青空が――。
それで兵士達も動きを止め、そのカナタのラッパに耳を傾けます。1話で出てきた兵士も。太陽がとても眩しく、最終回にふさわしい演出でした。1話から予想はしていましたが、やはり音楽が戦争を止めました。
しかもここで思わぬキャラが登場!
「双方、銃ををおろせ!」
とドレスに身を包んだリオ登場!最後の最後でリオが~。見せ場があってほっとしました。皇族っぽくてカッコよかったです。でも話的にローマ皇帝と婚約しているんでしょうか。この辺の話も気になるところ。そしてリオはローマ皇帝の名を出して、陣を解くように命令を!ローマ皇帝の命令ということで、兵士達も動きを止めます。
兵士達は戦わなくて良いんだと大喜び!カナタ・クレハの喜ぶ姿に癒されました。リオと横で控えていたクラウスも満足げ。こうしてカナタ達、第1121小隊の活躍により戦争は食い止められました~。
後日談。季節は冬から春へ。落ち着いたBGMにのって砦の風景が映されていきます。ソラノオトのBGMは素晴らしい曲が多かったと思います。
どうやらあれからアーイシャは助かって砦から出て行ったようです。トランペットの練習を続けているとか。安心です。
のんびり砦の前で新しい隊員を待ちながら話をするカナタ達。皆、リオのことが気になっていました。その時、バイクの音が…。ですが砦へ来たのはリオでした!どうやら戦争を止めた功績により、砦に戻ることを許されたようで!思った以上に上手くまとまってきました。に、してもローマ皇帝って本当どんな人なんでしょう。結構話が分かる人っぽいですが。
戻ってきたリオは照れつつも、戻ってこれたことを喜んでいました。リオが最後の最後でデレた~。今は終わったばかりで色々漠然としていてまとめられませんが、リオのこれまでの思いを思い返してみるとまた面白そうです。イリア王女の話が上手くいきてきたような気がします。
そしてカナタ達はリオに抱きつきます!フィリシアもリオの帰りを喜んでいました。
「おかえり、リオ」
フィリシアも過去に色々ありましたが、これで救われたような気もします。いつもの平和な日常が戻ってきたようです。桜が街に舞う中、ソラノオトはここで終わりに…。いい最終回でした~。
こうしてソラノオトも最終回を迎えました。途中までは話の伏線や戦争というテーマをまもめきれるか不安でしたが、こうしてみると大体の伏線は回収できていたんじゃないかなと思います。うやむやにされるかもと思っていたイリア王女の話や伝承の話がちゃんと消化されて、話に生かされているところは良かったと思います。ただあの日本風の世界の意味があったのかは分かりませんが…。
戦争ものなのに、今の話の方では誰も死ななかったというのはどうなんだろうと思いましたが、個人的にはきれいにまとまっていて、この終わり方は結構好きかもしれません。まあ吉野さん脚本なのもあってマクロスFっぽくてすっきりしないところもありますが、思ったより上手くまとめられていたと思います。
作画の方は最初は岸田さんのファンということもあり、京アニっぽいあの絵になじめずにいましたが、見ていくうちにあまり気にならなくなりました。でもおっさんキャラだけが岸田さんっぽいタッチだったのか疑問…。色合いの方画結構シーンによって鮮やかだったり、くすんでいたりして良い感じでした。
あとこの作品で一押ししたいのはやっぱり背景とBGMです。特に最終回はBGM・背景共に素晴らしかったです。こういうヨーロッパの古い街並とか建物を見るのが好きなので、これだけで何回も見返せる気もしたり…。BGMも作風にあっていて良い感じでした。灯篭流しの回は画以上に音楽がシーンを盛り上げていて、音楽の力はすごいなと感じました。アニメノチカラはまだ考え中ですが…。
次の閃光のナイトレイドも感想は書かないと思いますが、視聴はしたいと思います。カッコいいアクションシーンが見れそうで楽しみです!
では今まで記事を読んでくれた方、TBをくださった方、
ありがとうございました~。