うみねこのなく頃に 第10話 「EpisodeⅡ-Ⅴ accept」感想

　EP2もどんどん人が減ってきましたが、今回も儀式は進行していくばかり…。今回もまたバッドエンドになってしまうのでしょうか。今回はさり気に郷田が活躍していて面白かったです～。郷田ファン必見回です。

　出だしから死体のモザイク＋怯える郷田で思わず笑いが。動揺する楼座のシワが気になってしまったり…。今回はビビる郷田＋ヒステリー気味な楼座が印象に残りました。
　郷田は起こったことをどう説明していいか分からずうろたえるばかり。変わりに源次が説明。でも楼座はまったく信じようとせず。ここをみていると楼座がヒステリー起こしているように見えてしまいます…。

　楼座は埒があかないということで皆を引き連れて現場へ。が、鍵はかけたはずなのに死体は消えていて…。状況がまた混乱してきました。一体死体をどうやって隠したのか、謎が深まります…。
　郷田は次々と起こる不可思議な出来事に、

「何がなにやら分からない！」

　と叫びます。まったくもってその通りですね…。うみねこ自体がもうそうなんじゃないかと思ってしまいます。うみねこの中で郷田が一番普通の人のように思えます。

　楼座は嘉音を疑ってばかり。そんな楼座に戦人達も動揺しつつ、それをまた否定しようとします。でも楼座は手紙を皆に見せ、その証拠を示そうとします。そこには儀式から逃れることはできない、南條・熊沢の２人の死体を儀式に使わせてもらうという内容が描かれており、そして手紙には鍵が同封されていました…。楼座がこれまで鍵を持っていたということが嘉音が犯人だという何よりの証拠。楼座は得意げにそう宣言します。

　メタ世界の戦人・ベアトリーチェ。今回も赤文字が面白いです。ベアトリーチェも今回も赤文字を使い、その事実を証明します。今回断定されたのは以下のこと。

・使用人室の鍵はすべて使用人室のキーボックスの中に
・出入りは窓と扉以外からは不可能
・その窓と扉はどこも施錠されていた

　そう証明された戦人はまたどうしていいか分からずうろたえるばかり…。今回の戦人もこのままやられてしまいそうで怖いですね…。戦人はまだ魔法との戦い方が分かっていないようです。
　でも楼座も鍵を持っていたりと怪しかったりはするんですよね。楼座がグルな気が…。原作でも細かい点は忘れましたが、結構曖昧だったような…。EP2は本当誰が怪しいのか分かりません…。全員怪しく感じてきます…。

　それから楼座は使用人も疑います。疑い方がEP1の夏妃以上にヒドいかも。今回の楼座はずっとこの調子ですね…。
　楼座の言いがかりに使用人達も戸惑いますが、源次は死体を見つけない限り証明できないとマスターキーを返します。EP1に続き、EP2でも源次は使用人としての役目をまっとうしようとしていました。紗音・郷田も源次に続き鍵を楼座へ返します。
　これに楼座は鍵が集まったと、その鍵を真里亞の手さげに入れます。これで現時点であると思われる鍵は真里亞の手さげに集まりました。楼座がすっかり悪者になってしまいました…。これで何も起きなそうですが、しようと思えば鍵を抜き取ることもできそうですね…。どうなっていくのでしょうか。
　真里亞はまたベアトリーチェの話をしますが、それが気に食わない楼座はまた真里亞に手を出そうとします。楼座への印象はどんどん悪くなっていく一方です…。戦人は楼座を止めることに。そして戦人はここで遂に魔法の存在を認めてしまいます…。

「もうよしてくれよ、楼座おばさん
　真里亞が全部正しかったんだ」
「何を言っているの？」
「真里亞、疑って悪かった」
「戦人」
「全部、全部魔女の仕業だったんだ…
　それを俺が信じなかったから…
　こんなにも苦しくて、悲しくて……」
「戦人はベアトリーチェを信じてくれる？」
「ああ、信じる。
　ベアトリーチェはいるんだ。
　不思議な魔法を使う魔女なんだ」

　戦人がここで魔法を認めたら色々台無しになる気がするんですが…。でもメタ世界の戦人がまだ屈していないからいいのでしょうか。色々わけが分からなくなってきました。
　悲しむ戦人を真里亞がなぐめます。

「戦人、大丈夫。怖くないよ…
　真里亞と一緒に碑文の謎を考えよう。
　ベアトは最初から
　この問題を解いて遊ぼうとしか言ってないよ」
「ああ、そうだったんだ…。
　犯人探しなんてまったくの無駄だったんだ。
　俺達はただ、魔女を信じればよかったんだ」

　戦人は泣きながらそう真里亞を抱きしめます…。ロリコンという言葉が浮かびましたが、まあいとこなのでいいのでしょう…。これまでの作中の空気とはだいぶ違っていました。
　真里亞は戦人の頬にキスをして微笑みます…。初めて真里亞がかわいいと思ったかも。に、しても戦人、単純過ぎ。

　それからうみねこのなく頃になれば分かり合えると望みを抱きつつ、楼座と使用人は別れてしまいます。ここの源次がカッコよかったです。使用人の鑑ですね。郷田がここでもいい味だしていました。これがきっと普通の反応なのでしょう…。
　譲治も恋人の紗音と行動を共にすることに。ここで譲治は戦人と別行動になります。譲治は助かることができるのでしょうか…。

　使用人と笑顔で別れた楼座ですが、この後すぐに態度を変え、信用できないと罵りはじめます…。なんというかこういう大人にはなりたくないですね…。楼座はダメだ…。とりあえずEP2の最後が待ち遠しいです。その時までは我慢ですね…。

　メタ世界の戦人はまた内部分裂する皆の姿を見てうろたえ、ベアトリーチェに皆に真実を教えてやってくれとうろたえてしまいます…。今回の戦人は何だかヘタれですね…。
　そんなベアトリーチェはうろたえる戦人を楽しそうに見ていました。そしてベアトリーチェの家具になればそう言ってやると提案してくるのですが…。なんか危険な予感がします。

　後半。紗音が譲治に熊沢・南條が殺されたことを説明。紗音が蜘蛛を持ってきたのは魔よけだと聞いていたからのようです。危機にさらされた使用人・譲治はとりあえず対策を練ることにします。
　そこで夏妃の鏡の話に。夏妃が嫁ぐ時家から持ってきたという鏡はどうやら魔よけ効果があるようです。この鏡がEP1の夏妃と朱志香の大事な話に関係していたのですが、アニメではその話がなくて残念でした。ようやくEP2で出てきました。
　早速魔よけを取りに、一行は夏妃の部屋に行くことになりますが、源次だけは残ることに。その理由は親方様からいつお呼びがかかるか分からないから。命が脅かされる状況でも源次は冷静…というか悟っていました。一体どんな生き方をしたらこうなるのか気になります…。すべては運命に任せると源次は譲治・紗音・郷田を見送ります。
　と、源次が一人になった時、そこに蝶が…。とっさに反応する源次がすごいです。源次はどう対抗するのでしょうか。

　戦人は碑文のことについてを真里亞に聞きます。真里亞によれば碑文を解けば儀式は中断され、殺人は終わるらしいです。とりあえず碑文を解くことが大事のようです。儀式が終わるまでの間に解ければいいのですが…。

　譲治・紗音・郷田の３人は再び第一の晩の現場へ。死体がそのまま放置されていたりと、すごい異臭がしそうです…。３人は戸惑いつつも夏妃から鍵を取ります。とりあえず女性の紗音に任せることに。
　でもここでまた黄金の蝶＝ベアトリーチェ出現！３人はベアトリーチェに追われてしまいます。音楽が盛り上がってきました～。さりげに郷田活躍していてよかったです。

「なめるな～」

　がくせになりそう。３人はどうにか礼拝堂を抜け出します。でもベアトリーチェの追っ手はすぐそこに迫っていました…。

　譲治たちは逃げて、夏妃の部屋へ。部屋の棚から鏡を取り出します。が、そこに山羊の皆さん出現～。命の危機にまたまたビビる郷田。それでも郷田はドアを死守とします。鍵に翻弄される郷田がこう何と言うかいい感じに間抜けていて、つい今回は郷田スペシャルですか？と思わず言いかけてしました。今回は郷田が色々面白すぎてやばかったです。演技の方も素晴らしかったです。今回でちょっとファンになりかけました。
　いいビビりっぷりを見せる郷田でしたが、ドアごしから郷田に七杭のベルゼブブが襲い掛かります…。

「でもおしまい」

　無邪気なのがまた怖かったです…。こうして首を絞められ、ベルゼブブに刺され郷田死亡…。郷田には和み要員ということで最後まで生き残ってほしかったです…。本当に残念です。

　郷田が死んだことで、山羊の皆さんが部屋に入ってきてしまいます…。そしてベアトリーチェも。ベアトリーチェは紗音・譲二を目の前にしてただ笑うばかり…。果たして紗音と譲治は生き延びることはできるのでしょうか――。次回へ続きます。

　次回は「EpisodeII-VI back rank mate」紗音とベアトリーチェの魔法バトルが楽しみです。原作でも面白い話だったので期待。鏡を紗音がどう使うのか気になります。

　ではまた次回に！予告更新がきたら追記します。今回はまさに前回の予告の流れで面白かったです～。観ていない郷田ファンの方は今からでも是非チェックを！今回の雄姿は忘れません…。

（追記）
　予告見ました。今回の予告は熊沢が担当。でも話している内容は本編とまったく関係ないプリンの話で笑いが～。エコーがかかる瞬間はどうしてもつい吹いてしまいます～。偽嘉音か本物の嘉音か分かりませんが、かなりお気の毒…。
　今回も公式は病気という感じで面白かったです。おかげで何度見返しても映像を見るのに集中できなくて困りました。で、映像からして次回でEP2終了のようです。戦人のあのシーンは見たくないですが、ベルンの出番は楽しみです～。彼女の出番もあるのか気になるところ。