コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

CANAAN(カナン) 第9話 「過去花」 感想

2009-08-31 22:45:00 | CANNAN(カナン)(2009夏)

 今回はカナン達がいよいよ消えた村に…。よく話に出てくる地名なので気になっていました。そこでカナン達は何を知ることになるんでしょうか。今回もとにかくユンユンが面白かったです~。


 はじめは前回最後のシーンからの続き。ユンユンの何かわざとらしい口調が面白いです~。もうギャグにしか…。戸松さんの新たな面が見えました。最初は知らない人のふりをしていましたが、最終的には自転車に乗っているのも限界が来たのか、車に乗せてもらうことになります…。こうしてユンユンも一行の仲間入りに。

 一方アルファルドとカミングス。カミングズがリャンを殺せと命令されていました…。でもリャンに思い入れがあるカミングズはどうしてもそのアルファルドの命令を聞き入れることができず、反対します。リャンを庇うカミングズが何かいいです。
 でもカミングズの考えはアルファルドにお見通し。もちろんアルファルドがそれを許すこともなく。リャンを殺すため、アルファルドが動き出すことになります――。アルファルドのなんか色々極端な気が…。
 その頃リャンはアルファルドに見捨てられ、カナンを殺すことで頭がいっぱいに…。ヘリで消えた村へ向かいます。すっかりリャンがヤンデレ状態に…。

 車に乗ったユンユンは、隣に座っていたハッコーに説教?されていました。ハッコーがここまで感情を出すのは珍しいですね…。同じ境遇ということで通じるものがあるんでしょうか。どうやらハッコーは死のうとしているユンユンを許せないみたいです。
 ユンユンはどうやらギャグで自転車で旅をしていたのではなく、故郷である消えた村で最期を迎えようと思っていたようです…。ユンユンは死に場所を求めていました。思った以上にシリアスな理由で驚きました。ユンユン自身も、今持っている薬がきれたら死んでしまうことを知っていました…。
 
薬は個人個人に調整されたものでオンリーワン。
ハッコー達から薬を分けてもらっても、それは効かないようです。ハッコーから分けてもらえばいいと考えたりしていましたが、シビアですね…。
 生きることを諦めていたユンユン。でも今度はマリアが止めに…。カナンもユンユンを死なせたくないみたいです。皆ユンユンのことを大事に思っていました。そんな皆の言葉にユンユンも「本当は死にたくない」と自分の気持ちを皆に伝えます…。やっぱりどんなに決心しても、そう簡単に命を落とせないですね…。
 ファクトリーに行けばどうにかなるかもしれない…ということで、希望が見えてきましたが、そこにユンユンの助かるすべはあるのでしょうか。とりあえずユンユンが本当に死んでしまわないよう祈ります。


 ここで謎のきぐるみの被り物をつけた謎の男がカナン達を襲撃!なんか久しぶりに被り物の人を見たような。1話以来?力が使えず、カナンは上手く対抗することができません…。
 そうしているうちにカナン達は追い詰められてしまい、絶対絶命に…。と、そこで皆を助けたのがハッコー。

「殺さないで―!!」

 ハッコーは皆を救うためにハッコーは力を使いました。前回はあれでしたが、今回のハッコーは良い感じでした。
 そうしてハッコーのおかげで助かりますが、被り物をつけた男は発狂…。被り物をとろうとします――。

「そいつをとるな!」

 で、被り物をとった瞬間、男は血を噴出し死亡…。しかもその男はユンユンの知り合いの絨毯職人だったということで…。やるせないです。なんかキャラに繋がりがある人が死ぬと1話限りのキャラでも辛いものがあります。
 御法川はこれ以上犠牲者を出さないためにも、死体を撮ることをマリアに指示。すべてが終わった後、この事実を公開するのでしょうか。戸惑いながらマリアは御法川の考えを感じ取ったのか、撮影。2度と犠牲者が出なければいいのですが…。
 男の死体を埋めて、色々な思いを抱えつつ、一行は先へ向かいます…。


 後半。村についた一行は村を散策。その村はもう廃墟のようになっており、人はいませんでした。天気が明るいせいか思ったより不気味な感じがしなくて安心しました。
 村についたサンタナはそこで御法川にすべてを話す気に。サンタナはUAウィルスを散布したのは自分だと打ち明け、そしてこの村で何が起こったのか話していきます。実験場になったこの村でサンタナの所属していた組織は抗ウィルス剤を注入すると嘘をつき、この村の人全員にUAウィルスをバラまいたそうです…。自分もその村にいたらそうなっていたかもと思うと恐ろしく感じます…。結構しゃれにならなそう…。
 そしてある日悲劇が起こってしまいます…。なんとUAウィルスの副作用で人がクリーチャーに…。これにより街は大混乱…。皆殺されていきます。サンタナはその時のことをこう話します。

「子供達の泣き叫ぶ声が
 今でも耳の奥で響いている…」

 以降サンタナは組織を出て、消えた村のことを調べることにします。そこで夏目と出会い、利害が一致。一緒に調べることになり今に至ります。消えた村で起こったことは思った以上に惨いものでした…。

 マリア達は以前ユンユンが住んでいたという家に向かいます。でも親や兄弟家族全員ユンユン以外は皆実験で死んでしまったとか…。生き残ったユンユンだけ以降組織に…。ユンユンの過去も思った以上に辛いものでした。消えた村に続いてこの話、鬱ですね…。
 ユンユンは蛇の組織を作ったのがアルファルドだと話しますが、マリアはアルファルドがそう悪い人には見えないと思っている様子。アルファルドには何か別の目的がありそうです。

 その後話はボナーのことに。ボナーとはユンユンや、あの能力者の兄弟のような副作用で特別な力を持つ存在のことを指すようです。ここでユンユンがさり気にリャンの悪口をしゃべっていて笑いが。さり気に恨んでいるようです。
 で、被り物を被っているのがアンブルームと呼ばれる存在で、組織では出来損ないのとされている存在のようです。ユンユンによればボナーの方がマシとのこと。しかもアンブルームは失敗理由を探るために飼い殺しされている状態…。あんな状態で生きるのはとても辛すぎますね…。

 またサンタナは御法川にハッコーを任せる的な発言を。

「俺達は過去に決着をつけなければならない。
 もし俺になにかあった時は…」

「この悪夢から彼女を…」

 なんかすごい死亡フラグのようなんですが、サンタナ大丈夫なんでしょうか…。そろそろこの作品も何だか犠牲者が出そうで怖いです。意味深なサンタナのセリフでした。

 ここで空気を読まず、リャンがヘリでカナン達に襲い掛かってきます!リャンは相変わらずキレています…。しかもアルファルドのヘリも村に到着。アルファルドは容赦なく、リャンのヘリを襲撃してきます。アルファルドはやっぱり極端過ぎます…。リャンはアルファルドに恐怖に震えながらも、アルファルドを想うあまりか、何か違う方向に目覚めようとしていました…。Mっぽい。

 リャンを始末しようとするアルファルドですが、カミングズもまたリャンを守るためにアルファルドに銃を向け抵抗しようとしていました!リャンがいなくなってからのカミングズは妙に男前な気がします。でも銃がエアガン~。色々台無しでした。
 それもまたアルファルドの策略。カミングズもはめられていました。カミングズも始末しようとするアルファルドですが、アルファルドの銃もまたエアガンで助かります。なんか状況がよく分かりません…。
 アルファルドは2人が求めるものに興味を持ち始めます。

「だってだって、愛なんだろ?」

 確かにあの2人の愛は変わっているのかも…。それからアルファルドは、リャンの待つフラワーガーデン=ファクトリーへ向かうことを決めます…。消えた村に来たと思ったら、次回はファクトリーへ…。話がまたよく分からない方向に向かい始めました。


 アルファルドが襲撃により瓦礫に埋もれたカナンを瓦礫の下から救出します…。カナンはそのアルファルドの姿をシャムと被らせます。
 我に返ったカナンはまたアルファルドと対峙。カナンはまたアルファルドがシャムを撃ったあの運命の日を思い出し、シャムの仇を撃とうとしますが、アルファルドにあっさり返り討ちに。カナンを弄ったり相変わらずアルファルドが強引すぎますね…。最終回までこの調子だとついていけなさそうです…。アルファルドはそんなカナンにがっかりします。
 アルファルドはカナンに力を見せることを期待して、今回もカナンを見逃します。2人の戦いはいつもこんな気が…。でもそのやりとりの間でカナンは徐々に力を取り戻してきます。色がまた見えてきました。結構力を取り戻すのあっさりしていますね…。
 カナンはアルファルドに見える色が、うすい茶色であり、

「シャムと同じ色…」

 と、シャムの色と同じだとアルファルドに。それはどんなことを意味するのでしょうか。
 その後去ろうとするアルファルドと一行が出くわすことに。でもアルファルドは相手にする気はなく、ただカナンへの伝言を。

「お前の本当の名は絶望だと」

 アルファルドの言うことは相変わらず不吉です…。次の舞台は呪われし花園=ファクトリーへ。なんか7話以降展開が随分動きますね…。消えた村の話が1話で終わるとは思っていませんでした。設定はよく理解できないですが、旅の終点に何が待つのか気になるばかりです。


 次回は「想執」舞台は呪われし花園=ファクトリーへ。ここだよというセリフが印象的。なんかカナン達がピンチっぽいですが、大丈夫なんでしょうか。もう10話早いですね…。

 ではまた次回に!

 



1 コメント

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Unknown (みう)
2009-10-20 19:02:17
ほんとは殺してほしくないのに、自分のせいでその人は死んじゃうって悲しいです。なんだか今回はハッコーが少し可哀想でした・・。
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