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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

TARI TARI 第6話「笑ったり想ったり」感想

2012-08-05 23:59:26 | TARI TARI(2012夏)

 前回母親が死んだ時のことを思い出し、母親の願いをもう叶えることができないと絶望した和奏。和奏はまた歌うことができるんでしょうか…?和奏が立ち直っていく過程がまたTARITARIらしくて素晴らしかったです。そして涙が…。家族の暖かさを感じる素晴らしい1話でした。


 今回のOP回想は、和奏が生まれた時の話。和奏と歌うことを夢見ていた和奏母、それを暖かく見守る和奏父。和奏母の願いは…。今回の話に関わるエピソードで、を観た後見返すとまたじんわりきます…。

 前回、母親が死んだ時のことを思い出し、母親の願いがもう叶えられないことに気づき、絶望した和奏…。音楽に関するもの=母親の思い出を捨ててしまったことを後悔します…。用事が終わり帰ってきた和奏父は、落ち込んでいる和奏を心配。今までは和奏をただ見守っていた和奏父ですが、今回は…?



 

 学校は夏休みが終わり、二学期が始まりました。季節も秋冬に向かっていくようです。
 和奏は熱で寝込んでお休み。そんな和奏を心配する来夏、和奏の見舞いにいくことにします…!
 ですがなかなか中に入ることができず、海辺を散策。そこで和奏を見つけます。そして海へ進む和奏を見て、自殺するんじゃないかと勘違い!和奏を捕まえようと飛び出します!結果失敗して来夏がコケてしまいます~。風邪になってしまうのは来夏では…。でもとても来夏らしい…。

 それから和奏の部屋へ。来夏がおみやげに持ってきたケーキは無残な形に…。
 会話する二人。話は亡くなった人との約束話に。来夏はおじいちゃんの思い出について語り出します。過去の自分を思い出す和奏…。和奏は、


「約束は守らなきゃだめだよね」


 と、母親との約束が叶わないことで後悔していましたが、来夏は逆におじいちゃんとの約束が叶わなくてよかったと思っているようです。それは叶ったらその約束が終わり、叶わなかった悔しさでおじいちゃんのことを思い出せるから…。


「これも大事な思い出だから」


 叶わなかったからこそ、思い出すことができる…新しい考えです。約束が果たされなかったことは悲しいですが、決してマイナスなことだけじゃないんですね。
 そして和奏も幼い頃、母親との約束について話したことを思い出します――


「自分の歌は自分で作らなきゃ」


 今は一人で歌が作れないなら、いつか一緒に歌を作ろうという約束…。約束の叶え方はひとつではないのかもしれません。

 


 

 翌日、和奏は母の高校時代の写真を取りに紗羽の家に行くことに。また紗羽母は写真と一緒に、合唱部の歌が録音されたカセットテープを手渡します。
 それでもどこか暗い和奏…。そんな和奏を気遣い、紗羽は馬に乗ってみないかと和奏を誘います。和奏も乗馬体験にドキドキ。気分転換になったようでした。
 そんな中、夢を語る紗羽でしたが、その夢に紗羽父は反対。寺を継がないのなら公務員になれと、とても頑固です。そこで和奏が思い出したのが自分の過去。後悔しないようにとアドバイスをするのですが…。紗羽の進路も気になるところ。
 


 

 朝、家を早く出る和奏。でも電子レンジに食パン丸ごとはひどい~。これは文句言われても仕方ないかも…。
 何気なく音楽室に行く和奏。合唱部では大智とウィーンが妙な体勢で練習…というかトレーニングしていました~。何かの儀式っぽくてシュール…。どうやら来夏達に内緒で練習して見返したいと思っていたようです。ですが間違っていることに気づきしょんぼり…。に、してもバドミントン、すぐ負けたってウィーン、何気にキツい…。この二人最近ギャグ要員になっているんじゃあ…。
 どうしたら上手く歌を歌えるのか、意見を求められる和奏。思い出すのは母親に歌のレッスンをしてもらっていた頃のこと。真面目に発声練習をする和奏ですが、怒っているのと指摘されてしまいます。歌で楽しく気持ちを伝えること…。和奏母は歌には気持ちが大事だと和奏に伝えます。
 その話に大智とウィーンも納得。とりあえず一歩前進したようでしたー。そして和奏も合唱部の面々や身近な人と話すことで元気になっていっているようでした。


 

 またここで和奏は大智から高橋先生が女の子の赤ちゃんを出産したと情報をもらいます。そして和奏が祝いのメールをしたことをきっかけに、和奏は高橋先生の家に行くことに。
 和奏と高橋先生。赤ちゃんにデレデレな和奏。育児はとっても大変そうです…。高橋先生を心配する和奏でしたが、高橋先生は赤ちゃんがただ元気で大きくなってくれればいいと穏やか。赤ちゃんを抱く体験をして、和奏の心境にも変化があったようで。子を大事に想わない母親はいない…そう思います。

 


 

 この日、これまで作中で料理の準備をしてなかった和奏父が遂に夕食を用意!豪勢です~。やっぱり和奏の手抜き料理を不満に思っていたんですね。電子レンジのパンや昨日の残り丼は…。
 またこの日は和奏の両親の結婚記念日。二人にとって思い出深い日でした。

 そんな中、お母さんが何故病気のことを教えてくれなかったのか…と父親にたずねる和奏。その和奏の問いに答える和奏父。
 ここで和奏父の回想に。それは和奏母が亡くなる前の病室での会話。和奏母は和奏が寂しがりで受験もあるからと、和奏を気遣い病気のことを離さないようにと夫に頼んだようです。そして何よりも、和奏が自分の死によって傷つくことを心配していました…。
 ですがその状況の中でも和奏母は、和奏と歌を作ることを望んでいました。ですがただ作るだけでなく、悲しみじゃなくて優しさや強さを伝えたいと願っていました…。その話を聞いて和奏父が涙を流すシーンがまた切なかったです…。



「私、絶対あの子をひとりにしない」

 

 母親の話を聞いて、部屋に駆け出し落ち込む和奏。過去の自分の行い、そして思い出と音楽を捨てたことを後悔します…。
 母親の本当の気持ちを知るほど追い詰められていく和奏…。ですがここで和奏を救ったのが和奏父!


 和奏父は亡くなるまで和奏母が作っていた、

 作りかけの曲の楽譜を持ってきて、
 その続きを作って欲しいと和奏にお願いをします…!


 その楽譜を見て、和奏感涙…。一緒に歌を作りたい…母親の願いを叶えるチャンスはまだ失われていませんでした。

 また和奏父はピアノなどの和奏母の思い出の品を処分せずに、家に保管していたようです。和奏父にとってもピアノはプロポーズした時の思い出の品…。父親にとっても大切な思い出の品でした。和奏父グッジョブ!これまであまり和奏父が和奏を気にかけている描写があまりなく、どうなんだろうと思っていましたが、やっぱり和奏父も和奏のことを大事に思っていたんですね…。
 そして楽譜を抱きしめ、涙を流す和奏――


「お母さん、ありがとう…」


 そんな和奏を見て安心し、仏壇の和奏母の写真を報告するように見つめる和奏父。和奏母の写真が女神すぎる…。こうして和奏は立ち直り、救われました。和奏が母親が残した曲をどう完成させていくのか楽しみです。
 



 そして和奏は学校でカセットテープを再生。


 しかも聴いているうちに
 合唱部の面々も集まってきて、皆で合唱に!

 曲はあの「心の旋律」
 みんなとっても良い歌声です…。
 

 その流れでED突入!EDは特別仕様。心の旋律も今回のために用意されたバージョンのようです。合唱部の面々の歌声が素晴らしすぎてもう…。心が洗われるよう…。PAには本当いつかオリジナルで何か映画を制作して欲しいです…。
 またそのEDの中で新規イラストが公開。これら絵は次回以降のEDに追加されるのでしょうか。1話限定だったらもったいなさすぎる…。
 絵は海を楽しむ合唱部の面々、秋(紗羽の家で馬に乗ったり)冬(電車)を過ごす合唱部の面々の様子など。海の中でもバドミントンしている大智とウィーンが面白すぎます~。大智どんだけバドミントン好きなんだ――。
 秋冬の絵はいつでも皆一緒っぽくてよかったのですが、どこか話が終わりに向かっていく感じもして寂しく感じたり…。合唱の他にも、合唱部の面々の進路や関係がどうなっていくかも気になります!
 



 Cパートでは海に向かって
 皆で一生懸命合唱しているシーンが!
 和奏、遂に本入部…!?


 次回EDが変わるのかどうか激しく気になります…!こうして和奏が過去を乗り越え、合唱部に本入部したところで次回へ続きますー。
 第一部完といっていいくらい、今回は感動的で、今回は親子のエピソードに泣かされてばかりでした…。TARITARIは立ち直ったりする過程が自然に描かれていてやっぱり良いなと思います。
 



 次回は「空回ったり見失ったり」和奏が合唱部に本入部?したことで、話は新展開に。何やらトラブルの予感が…。予告的に紗羽メインでしょうか。進路で父親と喧嘩中の紗羽、父親を説得することはできるんでしょうか…?

 ではまた次回に!