コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

GIANT KILLING(アニメ)#16 感想

2010-07-18 23:25:46 | ジャイアントキリング(アニメ感想&画像)

 今回もFWメインの話。前回夏木がETUに帰って来たことで動揺する世良…。世良はスタメンの座を守りきる事ができるんでしょうか。今回はなんか世良が主人公のような感じがしました。色々なキャラの話があるのがまたジャイキリらしくていいなと思います。


 夏木が帰って来たことで、激化していくETUのFW争い。夏木はまだ準備段階なようですが、世良は気が気でなく…。そんな今回はまず横浜マリナーズとの試合からはじまります。どちらも応援気合入っているようです。
 その試合の中、点数が取れず焦る世良…。オフサイドをとられてしまったりとなかなか調子が出ず。横浜のジーノ封じがきいているようで、なかなか点が入りません。思うように動けずジーノ、完全にやる気をなくしているようで。でもジーノをむやみに下げると後々面倒なので、下げることもできず…。残り30分、達海も悩んでいるようです。
 今回の横浜の監督・元木は達海の現役時代にも対戦していた相手ということで、達海のことを更に警戒している様子。元木は達海を敵視し、しっかり対策を練っていました。現役時代でも達海は元木をかるくあしらっていたようです。達海も元木を守備がねちっこいと覚えていましたが、いつも通り飄々としていました。
 でも今、元木が気になるのは控えにいる夏木のようで…。過去の試合でもこの時期、横浜は夏木に失点を許したこともあって、警戒しているようです。今回も監督同士ならではの駆け引きが面白かったです。

 藤澤さんは冷静に今の状況を分析。そしてETUが上手く攻撃できていないその理由が椿の不調にあると分析します…。実際この試合、椿は調子を上げることができず、イージーミスばかりを連発していました。これには椿に期待していたゴロー達も複雑な様子…。
 それで村越に注意される椿ですが、更にビビってしまい…。そんな椿を見て、村越は椿の戦いはまだこれからだということに気付きます。


『名古屋戦のプレーでプレッシャーから
 開放されたかと思ったが……
 むしろその逆か……

 相手からは警戒
 味方からは期待…
 待っていたのは新たなプレッシャーか……。

 あいつはこの先ずっとそれと戦っていくのかもな…」


 名古屋戦で何かひとつ乗り越えたと思われていた椿ですが、どうやらまだまだのようで…。椿の戦いはまだ続くようです。でもここからずっと安定しても、もう成長する余地とかなくなってしまうのではないかとも思えるので、これはこれでよかったのかなと思います。アニメではどこまでいくんでしょうか…。

 世良は落ちついて点を取ろうと思いますが、その根底には夏木への対抗意識がありました。世良は夏木には負けたくないと思い、成果を残そうとしていました。そんな感じで闘志を燃やす世良でしたが、夏木の方はまた違うようで…。
 一方夏木は達海に試合に出せとアピールしていました。でも達海はどうやら今回の試合で夏木を出す気はないようで…。達海は仕方なく夏木をベンチ入りさせた理由を話します。一昨年と去年、この時期の横浜は夏木に得点を決められることが多く。夏木をベンチに入れたのは相手の意識をそっちに向けさせるためで、これも達海の作戦のひとつでした。
 そして達海は怪我を完治させて復帰してきた夏木を評価し、試合にいつか出すと約束します。

「でもしっかり怪我を治してきた
 それだけで評価に値する」

「約束するよ。
 お前が爆発できる場は
 俺がキチンと用意してやる
 それまでおとなしく待ってろ」

 普段は飄々としている達海ですが、いざという時こういうことが言えるのが達海の良さなんじゃないかと思ったり。
 夏木はその達海の言葉ですぐに元気に。単純な夏木でした。でもこの言葉で夏木も見ていないようで見ていると、達海のことを信頼するように。達海も徐々に選手にも認められてきているのかもしれません。
 一方アップする堺。見ているのは……。

 試合ではコーナーキックのチャンスが。ジーノが蹴ることに。世良も自分の長所であるスピードを生かし構えます。そんな感じでチャンスを狙っていた世良ですが、シュートを決めたのは村越!決定的な1点となりました。今回もすごい盛り上がりでした~。これにETU皆喜んでいましたが、喜びつつも世良は点に絡めなかったことを複雑に思っているようで…。

『俺、全然絡めてねーじゃん』

 後半。世良は最後の最後で堺と交代に。ベンチに戻りまた点数に絡めなかったことに関して落ち込みます…。そんな中気にするのは達海のこと…スタメンを外されるのではないかと不安になります。しかも試合では堺がシュートしたりと、常にスタメンの座は脅かされているようで…。世良は更に焦り出します。
 そうして0-1とETUの勝利で試合終了~。勝利したETUですが世良にはゴールを期待する声が…。今の世良にグサっときたようです。赤崎にも縮こまったことで、軽くつっこまれてしまい…。世良の悩みはまだ続くようです…。


 バスでのETUの面々。今回の勝利で達海は自信を持ってもいいと選手に話しかけます。今回のバスは一人席なんですねー。バスの後ろにパッカ君の絵があったりとETUらしいバスでした。
 その話の後、椿の個人反省会が行われることに~。達海と今後の課題に関して話し合うようです。凹みながら達海の元へ向かう椿。それで皆に叩かれたり、からかわれたりしてしまいます。名古屋戦での輝きは一体どこに…。
 でも怒られる椿に、世良は皆とは違うことを感じているようで…。世良は注意すらされないと、どんどん思いつめていってしまいます…。ですがそこに夏木が話しかけてきて…。ETU一空気が読めないのは夏木なのかも。本当にKYな夏木でした。ですがその後バスの急停車で夏木がこけるというオチが…。とても夏木らしい…。また堺は何か気にしているようですが…?なんかの伏線でしょうか。
 これで世良は新たに決意を。
 
『俺はこんな人に負けたくねえ――!』

 翌日練習でもスタメンのことを気にしてしまう世良。調子が出ません。しかも夏木は好調…。なんか世良が自滅してしまいそうで怖いです…。

 次の試合へ向けてのミーティング。スタメン発表もされます。ここは多分アニメオリジナルの部分だと思います。名前がなかなか呼ばれずヒヤヒヤしていた世良ですが、今回も世良はスタメンに選ばれ安心。次の試合で成果を出そうと気合を入れます…。
 次は清水インパルス戦。清水の猛攻が続きます。どうやらETUはこれまでの2戦で清水に負けていることから、動きが固めになってしまっている様子。清水に苦手意識ができていることに達海も気付いていました。


『弱いチームの負けグセは
 そんな簡単に払拭されない』


 開幕戦の頃の話を思い出すようで、何だか不安な感じが…。ETU全体もまだ乗り越えるものが多いようです。そんな中世良もどうにか点を取ろうと必死に。で、ジーノから世良にパスが回ってきますが、長くなってしまいラインを割ってしまいます…。でもサポーターからはナイスランと声援が。その攻めの姿勢が評価されたようです。世良は今、自分を見失いかけているのかもしれません。

 世良はそれからも攻めようとします。そんな中、清水にも隙が出てきて、カウンターに。世良にゴール前でボールが回ってきます――。それでボールを打とうとする世良でしたが、ここで足を捻ってしまい……。その後倒れこむ世良。かなり痛そうです…。試合続行は無理なんでしょうか…。なんだか絶望的な雰囲気になってきたところで次回へ続きます。やっぱりここで引きになってしまいましたか…。

 今回は単行本6巻の♯52.53を消化。今回も良いスピードで進んだと思います。以下原作での感想。この頃はまだ本誌を買うか買わないか悩んでいた時期で、まだ不安定な感じが。次回以降から本誌購読状態になるので、もう少しまともになるはず。

・GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)#52

・GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)#53

 次回もFW中心の話になりそうです。次回には原作のある名シーンもひかえているので楽しみです!アニメでもいよいよあのシーンを見れると思うと楽しみでなりません。この回で更にジャイキリにハマったなーと思い出しました。予告でちらっとそのシーンが出てくるかと思っていましたが、スタッフの方も分かっていらっしゃるようで。放送までおあずけのようです。世良が誰に向かって「俺も負けねえっス!」と言っているか注目です。若手とベテランのやり取りもジャイキリの見所の一つだと思います。
 そしていよいよ夏木の試合での出番もありそうで、色々目が離せません…。

 ではまた次回に!