今回はシャーリーがギアスを解かれたことにより、記憶を取り戻し悩む話。一方あのオレンジもルルーシュを狙い学園に襲来ということでこちらも気になるところ。今回ラストの方は色々な意味で衝撃でした・・・。
あと新OP+EDに変わり、見ていてテンションが高くなってきました~!やっぱりギアスはこの2組ですね。
OPを歌うのは1期はじめのOPを歌っていたFLOWの「WORLD END」。曲はその時よりおとなしめですが、ここから後半が始まるんだな・・・としみじみ思える感じがして良いと思います。再びFLOWとアリプロを起用するとはニクいですね。
で、カットの方はというと・・・何回か見てきましたが、ルルーシュ・シュナイゼル・皇帝の三つ巴の戦いが展開されますよ~という感じで、今後に繋がる複線らしきものは今は特になかったように思います。
その代わりキャラがハイスピードでどんどん出てきて見応えがありました。見ていると楽しい気分になれます。カレンの笑顔が可愛かったです。スローで見返してみるとキャラの表情の変わり具合とは分かって面白かったです。
あと気になったのは無表情から笑顔になるアーニャ、それとは対照的に最後笑顔から引き締まった表情になるジノでしょうか。ジノにもなにかありそうです。それとジェレミアを見て苦笑いするヴィレッタと、2人も良い感じでした。でも最終的にOPはくの一姿の咲世子に持っていかれてしまった気がします。あれはとても強烈なものが・・・。
前半ではまず自分の父親を殺したのがルルーシュだということを思い出し、一体何が本当のことなのかと苦悩するシャーリーの姿が描かれていきます。すべてを思い出したシャーリーは道行く人が仮面をついているように見え、それに怯えることに。仮面が落ちる瞬間もまたちょっと怖かったです。
迷うシャーリーはスザクを呼び出して、すべてを知っているスザクに相談しようとしますが、待ち合わせ場所にルルーシュが来て、事態は思わぬ方向に。3人はお互いを疑います。
ルルーシュ・スザクを前にシャーリーはどうしていいか分からず悩みます。が、そんな中、2人の仮面が外れるビジョンを見て、シャーリーは動転。そしてビルの屋上で、
「来ないで!うそつき!みんな偽物のくせに!」
と、2人に脅しをかけます。が、下がりすぎたシャーリーはお約束のようにそこから転落しそうになってしまいます。ここをルルーシュがシャーリーを、スザクがルルーシュを掴みどうにか危機一髪。最初助けを拒んでいたシャーリーでしたが、ルルーシュの、
「だめだ!離さない!俺はもう、俺はもう、失いたくないんだ・・・!」
何一つ失いたくない・・・シャーリー」
という言葉で、またルルーシュを信じることに。そうしてシャーリーは無事引き上げられます。その後3人はアーサーを追いかけて同じ状況になった時のことを思い出して思わず笑いが。が、スザクはその時、
『何笑ってる・・・?ルルーシュはユフィを――』
と、ルルーシュが自分の仇だということを思い出し、顔を強張らせます。これを見たシャーリーもまたここで、
『違う。一人なんだ・・・ルルは』
と、スザクも今はルルーシュの味方でないことを察し、心が揺れます。今回はルルーシュへの想いが良い方向に向かってくれればいいのですが・・・。
一方学園にはジェレミアが襲来。これに気付いた咲世子・ロロがジェレミアの対処へ向かいます。ヴィレッタはヴィレッタで何か考えているようですが・・・。
まずは咲世子がジェレミアと戦います。ここは咲世子の動きがすごかったです!アングルがまたお見事。EDに名前がルルーシュと同じところにあったりと、随分咲世子も出世したような気がします。今までセリフがなかったのが嘘のよう。
が、咲世子はジェレミアの機械の体を前に苦戦。武器がまったくききません。そこにロロもギアスで助太刀しますが、ジェレミアにギアス効果をキャンセルされ、なすすべなしに・・・。
と、そんな中ヴィレッタが現れます。ヴィレッタの登場にジェレミアは驚きますが、ヴィレッタはルルーシュはイケブクロの駅ビルにいると言い、
「お願いです、ジェレミア卿。私を解放して下さい」
「引き受けた」
とジェレミアにお願いします。ジェレミアはすぐルルーシュを追いに街へ向かって行きます。このヴィレッタの行動を咎めるロロですが、何にしろ助かったのは確かでした。
またコーネリアはその頃V.V.と対面。が、V.V.を警戒し、すぐに頭にナイフを投げ、V.V.を殺そうとします。が、C.C.同様V.V.も不死身。すぐに蘇ります。それに驚くコーネリア。
そんなコーネリアにV.V.は、笑みを浮かべながら自分がコーネリアの伯父だと言い、
「僕らは誓ったんだ。
人々を争わせるような神なら、殺してしまおうって」
と自分達の目的について語ります。一体V.V.の言う神殺しとは一体どういう手段なのでしょうか・・・。
一方ルルーシュはあの後ロロの連絡を受け、ジェレミアがこちらへ向かっていることを知り、上手くその場を抜け出そうとします。が、スザクはそんなルルーシュを怪しみ…。が、ここで何となく事情を察したシャーリーが機転を利かせ、スザクを連れ出してくれます。珍しくシャーリーが冴えていました。
これにルルーシュは迷いつつもスザクに任せておけばと、納得してジェレミアとの戦いに挑みます――。ジェレミアの近くまできたルルーシュはそこでジェレミアがギアスをキャンセルするところを見て、見てジェレミアを警戒。ここでルルーシュがこれを知ったことが勝機に繋がった気がします。知らずに対峙するところを見たかった気もするんですが・・・。
そしてある作戦を実行することに。ルルーシュはジェレミアを、
「さあ、上がってこい。オレンジ」
と、挑発してどこかへ誘導していきます――。
あの後スザクを連れ出したシャーリーはスザクに問いかけます。それにスザクは、
「私はルルが好き。スザク君は嫌い?」
「僕は・・・好きだった」
と、過去形。それにシャーリーは今の2人のギクシャクしたような関係に納得します。それでシャーリーは何故こうなったのかと聞きますが、スザクは「許せないんだ」と一言。でもシャーリーはそれに、
「許せないことなんてないよ。それはきっとスザク君が許さないだけ。
許したくないの、きっと」
「あっ・・・」
「私はもう、とっくに許したわ」
「シャーリー、君は――」
と諭し、自分はルルーシュを許したと話します。シャーリーもこれまでの必死なルルーシュの姿を見て、ルルーシュが好きでやったことじゃないと理解したようです。ここはシャーリーの強さのようなものを感じたような気が。このシャーリーの言葉が今後のスザクを変えていくような気がします。
その頃ヴィレッタは扇にゼロのピンチだと急いで知らせようとしていました。まだ進展がありそうなこの2人。今後の行方が気になります。
スザクと分かれた後のシャーリー。シャーリーはスザクの指示で安全な場所へ避難されようとしていましたが、シャーリーはこれを振り切り、
「待ってて。ルル。一人っきりになんて、させないから――」
と決意し、ルルーシュの元へ向かいます。そして先を急ぐ中、倒れた警官の近くにあった銃を手に取り、ルルーシュを助けようとそれを手に取り先を急ぎます。しかしこの銃1期のあの時の銃とそっくりなんですが・・・。これが更に不安を掻き立てました。何だが死亡フラグを立ててしまったような・・・。シャーリーの運命はいかに。
ルルーシュはわざとジェレミアに姿を見せて、ジェレミアをどこかへおびき出そうとしていました。でもジェレミアは余裕の様子でルルーシュを追いかけます。
そうしてルルーシュはジェレミアを列車近くまでおびき寄せます。ジェレミアはルルーシュを追い詰めたと思い、ルルーシュの近くへ迫ってきます。
「機械の体・・・ギアスキャンセラー。執念は一流だな。オレンジ君」
「執念ではない。これは忠義」
ここでもオレンジ扱いするルルーシュに笑ってしまいました。でもジェレミアはそれを真に受けず平然。そんなジェレミアにルルーシュは、
「気にいらないな。
あの皇帝のどこに、忠節をつくす価値がある?」
と聞きます。が、ここでルルーシュは手元のスィッチを押して仕掛けを作動させ、オレンジの動きを止めます!これによりジェレミアは苦しそうにその場にしゃがみこみます。それはジェレミアの体の源がサクラダイトだったため。この仕掛けにはゲフィオン・ディスターバーというサクラダイトの力を封じる力があったようです。
これによりルルーシュは形勢逆転。ルルーシュは嚮団の位置を吐かせようとしますが、ジェレミアは口を割ろうとしません。その代わり、ジェレミアはルルーシュに、
「私には、理由がある。忠義を貫く覚悟が・・・。
確かめなければならぬ真実が――」
と動くのが困難な中、必死にジェレミアは抗おうとします。これにはルルーシュも『バカな!動けるはずがない!』と驚きを隠せません。そんな中、ジェレミアはある問いをルルーシュに問いかけます。
「ルルーシュよ。お前は何故ゼロを演じる?
祖国ブリタニアを――実の父親を敵にまわす?」
という、ルルーシュが何故戦っているのかということ。ジェレミアは何か見定めようとしていました。その真剣なジェレミアの問いに、ルルーシュは本心で答えます。
「俺が、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアだからだ」
「はっ・・・」
俺の父ブリタニア皇帝は、母さんを見殺しにした。
そのためにナナリーは目と足を奪われ、俺たちの未来まで・・・・・・」
このルルーシュの答えにジェレミアは動揺しつつも、
「知っています。私もあそこにおりましたから」
「母さんの!?」
「初任務でした。敬愛するマリアンヌ皇妃の護衛。
しかし、守れなかった。
忠義を果たせなかったのです・・・」
と、過去を語ります。そういえばピクチャードラマでジェレミアがオレンジ事件の前にこの初任務の無念について語るシーンがありましたね。あれも今思えばここへの複線だったのでしょうか。そうだとしたら驚きです。まさかここまで悔やんでいたとは思いませんでしたが・・・。
ルルーシュはそのジュレミアの話から「それで純血派を」と、何故ジェレミアが純血派を率いていたのかを知りました。これもマリアンヌへの敬愛からだったんですね・・・。ジェレミアもまたルルーシュの目的を知り、納得します。
「ルルーシュ様。
あなたがゼロとなったのは、やはりマリアンヌ様の為であったのですね」
「おまえは、俺を殺しに来たのではなく・・・」
「私の主君は、V.V.ではなく――マリアンヌ様・・・」
何だかすっかりジェレミアの忠誠心はルルーシュへと変わってしまいました。思わずジェレミアは良い人だったんだな・・・と思ったり。もうオレンジなんて呼べないかも・・・。
が、ここでジェレミアにも限界が――。ジェレミアは、
「これで思い残すことは――」
「ジェレミア卿!」
と、ゲフィオン・ディスターバーの力に屈し、死を迎えようとしていました――。
が、ここでルルーシュは稼動を停止させ、ジェレミアの元へ駆け寄ります!ルルーシュも自分の母親を敬愛していた人を失いたくなかったんでしょう・・・。そして皇子らしい振る舞いでジェレミアへ訴えかけます。
「ジェレミア・ゴットバルトよ。
貴公の忠節はまだ終わっていないはず。
そうだな?」
ここのルルーシュの皇子らしい振る舞いはとても良かったです。そしてジェレミアは力が止まった+そのルルーシュの言葉で生きる気力を取り戻し、
「イエス・ユア・マジェスティ」
と笑みを浮かべ、ルルーシュに忠誠を誓います。そんなジェレミアには涙が・・・。ここら辺は見ていてちょっと泣きそうでした。やっぱり忠誠心とか見せられると弱いです。そしてここ一連のジェレミアのカッコ良さは異常なものがあったと思います。今回でまたかなりジェレミアが好きになりました。
これでジェレミアはルルーシュの味方となり、ルルーシュは頼もしい味方を得ることになりました。ちょっとこれは嬉しい展開に~。これがこのまま続くように祈っていたいと思います。
一方ルルーシュを助けるために銃を手にその元へ向かうシャーリー。と、ここでロロと出くわします。シャーリーはそこでロロに「あなたは、ルルが好き?」と問いかけます。
それからシャーリーは、
「私は、ルルが好き。あなたはどう?」
と、ルルーシュへの確かな想いをロロに伝えます。それにロロもルルーシュが好きだと言います。それを聞くとシャーリーは嬉しそうな様子を見せて、
「私も仲間に入れて!私もルルを守りたいの!
取り戻してあげたいの!ルルの幸せを!!
妹のナナちゃんだって、一緒に!!」
と、一緒にルルーシュを救おうとロロに言いますが、ロロにとって「ナナリー」という言葉は地雷。ロロはこのシャーリーの言葉に怯えて、ギアスを発動させてしまいます。嗚呼これは・・・。不安は的中してしまいました。
そしてそこへ向かうルルーシュ。ここでの、
「ああ、ジェレミアを先行させた。
障害があれば、彼が排除する。戦うなよ、もう味方だからな」
と、ジェレミアを気遣うルルーシュのセリフが何だか好きです。すっかり味方になっているようで嬉しいです。
が、ここでそのムードは打ち壊され、代わりにルルーシュが見たのは血まみれになって倒れているシャーリーの姿・・・。辺りは血の海に。ロロはどうやらあのあとシャーリーを始末してしまったようです。なんてことを・・・。そんなシャーリーの姿にルルーシュは動揺し、かけより助けを呼ぼうとします。が・・・
「ルル?よかった。最後に、話せて・・・」
と、不吉な言葉でルルーシュを呼び止め、今の自分の気持ちを伝えようとします。これはもう間に合いそうにありません・・・。シャーリーは記憶が戻ってから周りの人が嘘をついているように見えており、世界中が自分を見張っているような気がしたと、ルルーシュの辛さを理解し、助けになりたかったと命絶え絶えに語ります―。
「ルルは こんな世界で、一人で戦ってたんだね。
たった一人で。
だから私は、私だけは、ルルの本当になってあげたいって・・・」
ここのシャーリーのセリフはこうして感想を書いてみて、ああそうだったのかと納得しました。シャーリーも良いキャラだったのに・・・。
それからシャーリーは、ルルーシュに自分の気持ちを語りながら眠りについていきます・・・。ルルーシュは何度もシャーリーにギアスをかけますが・・・
「何度 生まれ変わっても
きっとまた・・・ルルを好きになる。
これって運命なんだよね」
「死ぬな、シャーリー!死ぬな!死ぬなっ!!」
「だから、いいよね。
生まれ変わっても、また、ルルを好きなっても・・・
何度も、何度も、好きに・・・なる・・・から・・・・・・」
もう手遅れだったのかもうシャーリーは死にゆくばかり。ただシャーリーのルルーシュへの想いだけが永遠に残ることになってしまいました。そうしてシャーリーは安らかな眠りについてしまいます・・・。シャーリーが息を引き取ったことを知ると、ルルーシュはその場でシャーリーを前にして慟哭・・・。
「ああ・・・。シャーリー、シャーリー!!
うわああああっ――――!!」
このルルーシュ―福山さんの叫びが今回見終わった時の気持ちを物語っていたんじゃないかと思いました。この叫びには巌窟王のある回最後での福山さんの叫びを思い出しました。今回もまたその時と同じ絶望感を感じました。とにかく今回はこの福山さんの叫びがすごかったです・・・。
こうしてまた物語からまた一人キャラが去っていきました。まさかここでシャーリーが死ぬとは・・・ショックでした。この後のアリプロのEDが更に気持ちをかりたてていたような気がします。
ということで今回でEDもアリプロの歌う「わが臈たし悪の華」に。この歌良いですね~。C.C.に寄りかかるルルーシュ、天使なシャーリーが今回切なく思えました・・・。武士な藤堂さんと対になっている天子・カグヤが良い感じでした。リヴァルはカッコよく描きすぎな気がするんですが・・・。最後の方はちょっと女性向きすぎてどうかなと思いましたが、歌も含め前より更に良い出来栄えになっていたと思います。リリースが待ち遠しいです~。
次回は「ギアス 狩り」どうやらルルーシュが、ジェレミア・ロロから情報を得てギアス嚮団へ乗り込む話のようです。V.V.との戦いがどういうものになるのが気になるところ。
今回は話が派手に動いてきて面白かったです。意外な展開になってきました。ギアスに求めていたのはこういうものだった気が。まさかここでシャーリーが死ぬとは思っていませんでした。シャーリーのルルーシュへの想いが純粋でひたむきなものだっただけに残念です。これでロロはボロ雑巾になることを免れられないことでしょう・・・。バレた時が怖いです。
ただ残念なことだけではなく、今回ジェレミアがルルーシュの味方になりました!このままいってくれればこれはこれで面白いかも。ジェレミアのマリアンヌへの想いを語るシーンはちょっと泣けました。正直感動しました。まさかオレンジがルルーシュの味方になるとは・・・嬉しい誤算。今後もルルーシュの味方でい続けてくれたら嬉しいです。
ではまた次回に!